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委員会会議録
質問文書
令和３年６月定例会総務委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 良知 淳行 議員 |
| 質疑・質問日： | 06/30/2021 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○良知（淳）委員
一括質問方式で簡潔にお願いします。
まず、第91号議案「静岡県人事委員会委員の選任について」でありますが、今回提案された人事委員会委員の候補者佐藤典生氏について適任と考えたその理由を改めて伺います。
２点目として、候補者が元県職員であるとのことで、人事委員会委員に県職員出身者を置く理由についてお伺いいたします。
３点目として、今回の選任に当たっての候補者を常任委員として設置するその必要性について伺います。
４点目として、第92号議案「静岡県公安委員会委員の任命について」と第93号議案「静岡県収用委員会委員の任命について」でありますが、今回提案されました議案第92号の公安委員会委員の候補者の長澤弘子氏、議案第93号の収用委員会委員の候補者の江間吉洋氏をそれぞれ引き続き任命、適任とする理由を改めてお伺いさせていただきたいと思います。
最後に、議案第92号に関し公安委員会委員としてどのような活動をされてきたかも併せて伺います。以上です。
○縣行政経営局長
初めに、第91号議案「静岡県人事委員会委員の選任について」であります。
１点目の佐藤典生氏を適任と考えた理由であります。人事委員会の権能といたしまして本県の人事行政に関し識見を有することといった規定が法律上あります。佐藤氏は全庁業務を総括いたします政策推進担当部長の職を本年３月まで務めておりました。県政全般に係る政策を判断、調整した経験や健康福祉部などで人事行政を担当した経験もあります。こうしたことを踏まえ、人事委員会委員として適任であると考えたところであります。
２点目の県職員出身者を委員として置く理由であります。
県行政経験者を置く理由といたしましては、本県人事委員会は県職員の給与、採用、懲戒処分などの不利益処分に関する不服申立ての審査など県職員に関する業務を所管しております。こうしたところを考えて県職員出身者を配置したいと考えたところであります。
３点目の常勤委員の設置の必要性につきましては、人事委員会の公平審査業務を合理的に処理する上では常勤委員を置き、事務局等の諸調整を行うほうが能率的であろうとの考えから、条例において委員のうち１人は常勤とすると定めて常勤委員を設置しているところであります。
４点目のうち議案第92号公安委員会委員の関係であります。
長澤氏を適任と考えた理由でありますが、長澤氏の専門は子供のメディアリテラシーであり、非営利活動法人を設けましてお子様に対するＳＮＳの正しい使い方等の普及に努めていらっしゃる専門家であります。
昨今、警察行政におきましてはインターネットに起因する青少年の被害や非行あるいはデータ漏えいなどの懸案が１つの課題となっており、専門的な意見を頂戴できることを評価しております。
ほかにも、総合計画審議会評価部会や行政経営推進委員会などで広く県の事情にも通暁している点を再任の理由として考えております。
次に、議案第93号の関係であります。
江間氏を適任と考えた理由でありますが、準司法機能――私権を制限する権限を持つ収用委員会において、法律の専門家として様々な御意見を頂いた実績を委員会として評価しております。
あわせて、沼津駅付近鉄道高架化事業について、収用委員会を被告とした関連する訴訟が提起されているところ、これまでその裁決に携わっていただいた江間氏に引き続き委員を務めて頂くことが円滑な委員会の運営上合理的と考えたところであります。
なお、今回の改選に関しましては静岡県弁護士会からも江間氏を推薦する旨の回答を頂いております。
最後に、公安委員会委員の活動内容についてであります。
公安委員会委員には原則月４回開かれている定例会に出席頂き、規則の制定や運転免許、事件、事案等の報告など公安委員会の権限に属する事項を審議頂いております。
そのほか、警察の実態把握として署長会議への参加や地元の方も交えた警察署協議会への出席などの業務もあります。
年間の活動日数は平均で50日程度となっているところ、長澤委員は在任中に開催された107回の定例会全てに御出席頂いております。
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