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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:09/30/2009
会派名:自由民主党県議団


○竹内委員
 お疲れさまでございました。本当に数点だけ確認をさせてください。
 まず、議案に上がっております空港部の廃止の案件なんですが、空港部を廃止することのメリットは本会議あるいは本日の審議でよくわかりました。
 しかし組織の再編というときは、メリットもあればデメリットもあると思っています。現場として空港部を廃止することになったデメリットに関して、具体的に御説明をお願いします。
 そして、8番委員から質問があったんですけど、経費は削減されるというような御答弁もありましたけれど、県行政においていろいろ施策を確認すると、人件費は別物で県庁全体の経費というのは全く変わらないんじゃないかと思っておりますけれど、その点の御答弁をお願いしたいと思います。

 2点目です。先般川勝知事が、私ども議会からすると唐突に、国土交通省の前原大臣にお会いされたと聞いています。
 先ほどの答弁で部長は承知をしていなかったと、その前、その後において日本で一番大きな省庁であります国土交通省に対して、知事が何らかを尋ねたことによって、空港部に連絡があったかどうか。もしあった場合はどういうようなお話をされたのか。地方公務員としてどのようなお話をされたのかお聞きしたいと思います。

 3点目です。ILSの答弁で、先般の本会議で岩ア空港部長がお答えの後、あえてそこで知事が手を挙げて、議長の承諾を得て発言をされております。
 資料をいただきますと、岩ア部長は費用対効果の分析とあわせ気象条件云々という発言をしています。知事はあえて手を挙げて、費用対効果だけでいいのかという発言をされておりますが、その中でこのILSを決めたのは国土交通省か空港部かというような発言をしておりますが、素朴な疑問です。今のILSはどなたが決めたんですか。
 そして先ほどの費用対効果なのか安全なのかと知事が言っていますけれども、優先するのは費用ですか安全ですか。改めてお問い合わせします。以上です。

○岩ア空港部長
 デメリットということでございますけれども、確かに組織の統合もしくは分割の場合には、それぞれ大なり小なりメリットもありますしデメリットもあるかと思います。
 今回の場合につきましては、私どものところで利用推進室、就航促進室それから整備室、管理室――4室を統括しておりましたが、それがそれぞれ企画部、建設部へ移管されることになりました。
 ただそれぞれ統括する者がそれぞれ職位として手当てされるというふうに私自身は内々聞いておりますので、その辺は十分カバーされていくのではないかなというふうに思っています。
 それから経費節減の関係ですけれども、私は先ほど空港部としての立場から申し上げまして、例えば単純な話、部が廃止された場合には部長が廃職されるということで、部長職がなくなると。それから総務室の場合には端的な話、総務の所管事務がこれから建設部、企画部のそれぞれの総務室の中へ統合されるという形で、定数的にいえば節減されるというふうに一般論を申し上げたのみでございまして、それが直ちに職が廃止されることによっていわゆる定数が削減されるかと。
 もっと言いますと職員数定数条例というのがございますけれども、その職員数定数条例で言うところの定数が直ちに年度途中に削減されるかというと、これは失職、廃職、退職で削減されるのでありまして、そういうところまでの対応はかねて静岡県の組織改正の中ではとられてこなかったというふうに理解しております。
 今回においても委員御指摘のように、厳密に静岡県トータルとしての職員定数管理上の縮減ということはございませんけれども、ただこれを年度途中においてやると、定数の削減が採用計画に反映されて、採用職員数が縮減されるというのが人事管理部門でのルールになってございますので、今回の組織改正がいわゆる採用職員数の減に通ずるのか通じないのか、私は人事室ではございませんので、ちょっとタイムスケジュールはわかりかねますけれども、次期の採用に間に合えば恐らくそこで調整はされるのかと思います。
 これはいずれにしましても、総務部の所管でございますので、全県庁的な経費節減という意味でなくて、空港部として経費節減になるというふうにお答え申し上げましたので、その点はそのように御理解いただければというふうに思います。

 それから、ILSの関係でございます。
 これは空港の設置許可申請のときに県知事名で設置許可申請をしておりますので、知事が申請をしたということになろうかと思います。
 それから知事の御答弁の中で、費用対効果のみでよろしいのかという趣旨の御発言があった。
 私もあの場で聞いておりましたけれど、あれは私自身答弁調整の中で申したんですけれども、質問は私の答弁とそごがあるのではないかという御趣旨かと思うんですけれども、知事はいわゆるILSの高カテゴリー化に対する知事の意欲を御自身の言葉で発言されて、ああいう表現になったというふうに理解しておりまして、その部分については私どもの目線はあくまでも国との関係での協議の進捗を考えますので、当然今国土交通省はBバイCの観点を非常に厳しく追及してまいりますので、私どもの実務の目線からすれば、それは除外することができないという、私空港部長としての立場で申し上げましたし、知事は高カテゴリー化に対する知事自身の意欲をあのような表現でされたものと、私自身はそのように受けとめております。

○君塚空港部部長代理
 先ほど委員からの御指摘で、前原大臣に会った前後に事務的な連絡があったかという御質問でございますけれども、知事が大臣にお会いするに当たって、空港部からは誰もついていきませんでした。
 私も国土交通省から来ているものですから、どのような話し合いがされたのかということを、もし国土交通省の事務方が同席した場合には情報を教えてくれという話もしてあったんですが、国土交通省サイドの航空局なども同席をされなかったということを確認いたしまして、したがって何が話されたかについては、その後の知事のぶら下がり会見などから知り得た情報だけというのが今の状況でございまして、それ以外に国土交通省の側から今回の知事の大臣訪問に関する何か具体的な情報提供というのはないというのが今の現状でございます。

○勝山空港部理事兼整備室長
 1番委員のお尋ねに対して、今部長がお答えしましたILSのことでございますが、1点私から補足させていただきたいと思います。
 知事が答弁された中で、言葉が足りなかったのか、若干知事のほうに誤解があったのかということはちょっと定かではございませんが、カテゴリーT、カテゴリーVどちらでも安全性ということに関しては同じでございます。
 ですので、カテゴリーTのときにはダイバートが生じる確率が高いということです。安全性を重視してダイバートしたと、こういうことでございます。

○竹内委員
 頭がよくないものですから今の勝山整備室長のお話を聞くと、安全性を高めるために知事はカテゴリーVに変えるべきだという印象を、私は本会議場で受けました。
 そもそも答弁調整をして空港部長が答えるのか知事が答えるのか。我々議会じゃ当日までわからないですけど、岩ア部長が答弁調整をして、知事からオーケーをもらったものに対して、また知事が同じような案件で質問に対して答える。我々は座っていて、どうも違うような感覚を受けましたけれども、もう1回言います。
 カテゴリーVに変える、30億円、50億円プラスアルファで変えても安全性は変わらないんだということでいいかどうか、1点。

 それから、空港部がなくなっちゃうかもしれませんので、ちょっと過去にさかのぼって聞かせてください。
 去年の11月臨時会、蓮池委員が本会議場で立ち木のときにいろいろレーザーの測量のミスがあった云々という話をした。私も本会議場で覚えていますけれども、いろいろ確認したらレーザーのデータの測量をするのに、アジア航測株式会社に最終的に850万円払っているんですよね。写真のほうは関係ないかもしれませんけれども、これは520万円強を払ったと。
 例は悪いかもしれませんけれど、一般の県民が家を買います。買って契約をしてお金を払います。あるいはローンを払います。買ったときはいい家だなと思って生活をしていたら、ちょっと不備があるねというときは、やっぱりそれは業者さんがフォローをしてやってくれる。家の例がいいかどうかはわからない。契約書をちょっと拝見させていただくと、それぞれやっぱり誠意を持ってやるんだと書いてあるけれども、民間だったらとんでもない話なんで、その業者を呼びつけて、もう二度と使わないとか云々というような話になると思うんですけれども、この払ったお金は一部でも返金されるのか、あるいは民事として請求できるのか。この業者を今後県は使う予定があるのかないのか教えていただきたい。

 そして最後に、さっき10番委員から質問あったことで松井利用推進室長がお答えになりましたけれど、修学旅行の話なんですけれど、29校あると言いましたけれども、簡単に答えてほしいんですけれど、北海道、九州、沖縄――各就航先から逆に静岡に来た学校は何校あるんですか、教えてください。

○勝山空港部理事兼整備室長
 再度御説明いたします。
 コストをかけてカテゴリーTからカテゴリーVへ上げたときにおいても安全性については同じと考えます。
 空港の運用上の就航率をアップするということに対しての便益にはそれなりの効果は生じますが、安全性そのものはカテゴリーT、カテゴリーVでも同じと考えます。以上です。

○石田空港部理事兼空港管理室長
 昨年の11月臨時会の航空レーザー測量に関する答弁の関係でございますけれども、アジア航測株式会社との関係は事情を調べまして、航空レーザー測量の成果そのものについてはきちんとした成果品が納まっておりまして、それをもとにつくっておりますけれども、その際の受け渡しのCDですね、成果品をすべて納めた中の一部の航空レーザー測量のデータを入れた部分が違っていたということを確認しておりまして、その後住民監査請求がございまして、現在その住民訴訟で県が被告になっておりまして、アジア航測株式会社それから関係した職員の特定等を今しておるところでございまして、まさに訴訟の中でそういった問題が今後出てくるということでございます。以上でございます。

○松井利用推進室長
 国内の他県から本県へ修学旅行で訪れる学校等のデータは済みません、手元にございません。
 ただ就航先と修学旅行が相互に行き来するというのも当然交流拡大の一環になろうかと思いますので、就航先の県とも協力してデータ収集に努めたいと思います。

○竹内委員
 まず、勝山整備室長にお聞きしたいんですけれども、そうすると先日の知事の答弁は間違っているということになりますよね。
 安全性を重視すればカテゴリーVを目指すんだと言っているということで、知事の認識が間違っているかどうか、その1点だけ伺います。

 それから要望です。松井利用推進室長にです。
空港ができて、県民は外に行くだけを楽しみにしているわけではありません。産業界はいかに他県――全国から静岡県を訪れる人があって経済が活性化するかを伊豆地域あるいは空港直下の島田市、藤枝市、牧之原市は望んでいます。
 ぜひ言われてからやるんじゃなくて、より旅行業者さん等々もうまく活用していただいて、なるべく静岡県に来ていただけるような施策を、空港部が打つべきだと思っております。要望でございます。

○勝山空港部理事兼整備室長
 カテゴリーの高度化ということに関しては、知事の誤解であると私は考えております。

○岩ア空港部長
 私自身は知事の後ろで聞いておりまして、勝山理事の発言を否定するようで恐縮ですけれども、私は実はこれを2回聞いておりまして、1回目は現地に入りましたときに聞いておりますが、同じ趣旨の御発言を知事はされました。
 私自身はあくまでも知事がカテゴリーの高度化、カテゴリーVに向けて強い決意を述べた、そういう意思表明だと私自身は理解しております。
 ですから、確かにそうとれなくもない御発言もあったかと思うんですけれども、私自身は2回目に聞いたときも、知事自身が高カテゴリー化に向けた知事の決意を述べたんではないかというふうに、私自身はお聞きしております。

○竹内委員
 もう1回読みますね。知事答弁です。「カテゴリーをTから上げていくと。これを費用対効果という観点から述べるのは本当に正しいのかどうか。これは安全にかかわる問題であります。ですから最初からカテゴリーVを目指すべきではないかと思います」と答弁書に書いてあるんですよ。
 日本語というのはどうとらえるかによって、いろいろ次のアクション、答えが変わってくると思いますけれども、これからカテゴリーVを目指すか目指さないかというのはすごくお金もかかる話ですから、知事になったばかりでいろんなことを考えなければいけないかもしれませんけれども、学者は言ったことを取り消せますよ。でも政治家は言ったら責任を持たないといけないわけですから。何を信じていいかわからなかったら、議会の審議なんかできませんから。もう一度お答えください。

○岩ア空港部長
 私自身は先ほど申し上げましたように、地元に入ったときも同様の趣旨の発言を聞いております。それで今回も本会議で知事の後ろでお聞きしましたが、いわゆる脈絡から申し上げれば私自身が費用対効果について言及した後に、知事自身がああいう趣旨の発言をされたと。それは私どもの実務の目線での物の見方ではなくて、トップマネージャーとしての見方からの御発言であったというふうに、私自身は受けとめております。
 ですから、その文意の関係で確かに委員御指摘のような誤解を生ずるおそれもなきにしもあらずだとは思いますけれども、私自身は2回お聞きして、それは知事自身が高カテゴリー化に向けて強い意欲を示した御発言であるというふうに理解しております。

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