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委員会会議録

質問文書

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平成30年5月臨時会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:塚本 大 議員
質疑・質問日:05/18/2018
会派名:自民改革会議


○塚本委員
分割質問方式で何点かお伺いしたいと思います。
まず最初に、第88号議案「静岡県教育長の任命について」何点かお伺いしたいと思います。
まず1つ目として年齢の件についてお伺いします。当然健康であれば年齢は関係ないことを自分も十分承知をしておりますし、まだまだお元気で御活躍をいただけるということで今回議案が上程されてると思います。ただ例えば我々のような議員であれば一人じゃないですから、ベテランの方から若手の方、女性、男性とバランスがいい方が県民の方々の思いを県政に反映させる上ではいいわけですが、教育長となると一人、トップですよね。ですから例えば体調が悪いとか何かのときに代行者――かわりの方がいるから大丈夫ということではなくて、ここに上げてくるからにはきちんと、任期のうちは自分がやれるということでなければいけないと思いますが、過去には――どなたと名前は挙げないですけれども教育委員の方で――委員会のやりとりの中で年齢を心配されて引退をされている方もいらっしゃいますから、やっぱり気になるところではあるのかなと思います。
 この年齢の件は、例えば今回教育長は木苗さんですよと。立派な方で過去の実績から考えればその点は何も申し上げることはないですが、ただ逆に言えば60代の方で、静岡県内の教育界で木苗さんにかわる立派な方がいなかったのかどうか、後継の方を探す努力をされたのかどうか、木苗さんにまさる者は絶対いないということなのか。それともこれからの任期でやってもらおうとしていることは木苗さんでなければだめなのか、その辺の状況を我々にもう少し分かりやすく御説明をいただけたらと思います。

 2つ目としては、平成30年度から教育委員会におきましては組織改編で教育長の下に新たな職として教育部長が設置されたところでございますが、今回の議案が皆さんで同意されて木苗教育長誕生となった場合、木苗教育長にどういったところを新しい組織の中で期待されるのか、その点も改めてお伺いしたいと思います。
 以上、年齢の点と新しい組織のもとで教育長に対し期待をされる点をお聞きしたいと思います。

○八木行政経営局長
 まず年齢の点についてお答えをいたします。
 委員からも御質問ございましたけれども、お歳のこともございますが日頃から情熱をお持ちで、現場主義ということで現場に出て実態把握にも努めて精力的に活動を続けていらっしゃるということで、年齢に基づく体力的な不安は感じられないことを考慮して選任されたものと伺っております。
 その中で、若い方が出たかどうかというのは我々も知事がお決めになったことですから具体的な話は承知しておりませんが、さまざまなことを考えて、今後期待することもございますので木苗氏が最適であるという御判断をされたことと思います。

 それから2点目です。1点目と2点目の答えが少しかぶってしまうかもしれませんが、新しい組織の中でやっていくことですが、教育委員会制度は平成27年度から新しくなりまして教育長が教育委員会の議長と事務局のトップを2つ兼ねるものになりました。新しい体制は実務的な事務執行についは教育部長、代表で政策的な決定をするのは教育長で効果的な体制づくりということでやってきたものでございます。
 木苗氏につきましては、本会議でもございましたけれどもグローバル人材育成基金をつくって高校生の海外留学支援をしたり、あと地域人材を活用するスポーツクラブという、これまでの教育界にないような取り組みをした成果もございます。
 加えまして、社会情勢が変化する中で、新たに対応しなければならない施策をふじのくに「有徳の人」づくり大綱ということでこのたび定めました。
新しい体制のもと、教育だけでないさまざまな知見をお持ちの方ですから、木苗氏にこれまでの慣習にとらわれず、さらに手腕を発揮していただきたいと期待をしていると伺っております。

○塚本委員
 ありがとうございました。
 再質問しても今以上の答弁は出てこないでしょう。木苗教育長が今まで御活躍をされたことは我々も十分承知をしていますが、今までの実績よりもこれからの3年間の方がものすごく大事だと思います。今までの実績がものすごくても、3年の間で例えば体調が悪くなれば持てる力を十分に発揮できないですから、そういった今後のことが間違いないということをもう少し教えてもらいたかったかなという気がします。
 あとは、知事の方で決めたものですから少し詳細はわかりませんとあったと思いますが、委員会ではさらに深いところまで質問されるだろうというところで、知事の思いをきちんと聞き取ってこの委員会に臨んでいただきたいと思います。まずはこれからの任期中、今お話がありましたけれども、今の時点で元気だから大丈夫だろうというその程度のことではなく、間違いなく大丈夫だということでやっていただきたいと思います。
 年齢的な心配はあくまでもつきまといますけれども、皆さんの方でそれは大丈夫だということで我々は理解させていただきますので、万が一ということがないように。これはお願いしてもしようのないことですけれども、そこは注意を払って今回議案を上げてきたと理解させていただきたいと思います。

 次にもう1つ、第87号議案「静岡県副知事の選任について」もお聞きしたいと思います。
基本的に、私が所属している自民改革会議では副知事の3人体制、いつまでもやっていていいことではないという立ち位置です。必要性があって3人でやるのは仕方ないだろう。そのときそのときの事案を見て検証して、仕方ないときには認めるけど常に3人でいいという回し方をしてはいけない、いかないという立ち位置にいます。
今回、難波さんをまた3人目として選任しようということですから、なぜ3人体制でなければいけないかをきちんと御説明いただきたいと思います。 あと、3人目を例えば役割分担をして選ぶでしょうけれども、なぜ難波さんかをきちんと教えていただきたいです。同じようなことをやるには例えば過去には国から官僚と言われる方を招いて副知事に当てたこともありましたが、今回はそうではなくて難波さんをもう1回副知事にするということですから、いろいろな選択肢の中で難波さんが選ばれた理由をもう少し明確にしていただきたいと思います。
 あと、2人よりも3人に、3人よりも4人にすれば1人当たりの役割は減るから当然能力を発揮すると思います。なぜ今の2人じゃできないのかもきちんと明確にしてほしいですね。できるなら2人でやってくれたほうがいいわけです。その下には部長たちもいるわけですから、役割分担をうまくやることで十分可能じゃないかと思う方もいると思います。十分可能じゃないんだ、難波さんじゃなきゃだめ、絶対3人だというところをもう少し我々に分かりやすく説明していただきたいと思います。

 あとは、さっきの教育長と同じですけれども、今まで一生懸命やってくれたのは我々も見ていて知っている部分あります。だけど大事なのはこれからの任期中に何をやってくれるかです。今までの実績は先ほど本会議の質疑の中でもありましたけれども、それはそれできちんとやってくれたということでいいと思います。ただこれからの4年間は同じことをしてもらうだけなのか、それとも新たな課題を克服するために何かやってくれる期待感があるのか、そういうところを少し明確に教えていただきたいと思います。今の時代、今までの4年間と同じことをやってもらいたい、それだけを期待して選任するのは県民の皆さんにとっては少し期待外れじゃないかという思いがありますので、これからの4年間ではさらにこういうことをやってくれるというところをきちんとお示しいただきたいと思います。

 あと、先ほど官僚とお話ししました。難波さんにやってもらおうと思っていることをこれからお話しいただきますが、それが難波さん以外の人にできないかどうかという検証をきちんとされたかどうか。難波さん、静岡県の人ではないと自分は思うけれども、優秀な人材を招き入れるという知事の姿勢があるものですから、難波さん以外はだめだというところはもう少し強調して明確にしてもらいたいと思うんです。恐らく全国探せば今回難波さんに期待している分野を得意とする人はほかにもいらっしゃると思います。ですから言い方とすれば適任者はほかにもいらっしゃるけども、最適任者が難波さんだったんだということですね。ですからそこら辺を委員会の中で明らかにしていただいて、我々委員がなるほどと納得できるような御説明をしていただきたいと思います。
 以上、答弁を求めます。

○杉山経営管理部長
 副知事3人制、ひもときますと多少答弁長くなりますけれどもお許し願いたいと思います。
 まず、平成26年5月に3人制がスタートしました。総括的な役割をする大須賀副知事、それと危機管理、強靱な県土づくりを担う難波副知事、それと経済成長を担う副知事。特にこのときの3人制の理由が、まずは南海トラフ地震。いわゆるL2で10万9千人ほどの被害想定がなされ、早急に新たな東海地震対策に加えてさらなる防災対策が必要だと。防災の専門性が必要だということが1点。もう1点がリーマンショック以降なかなか生産が回復してこない経済成長を今後どうしていくんだという時に経済成長、もしくはそれと同時に人口減少も当時取り上げられましたけれども、そうした点について知見を有する、専門性を有する人材が必要だということでお認めをいただいたと思います。
 その後、副知事が退任した後――平成28年にいわゆる所管担当部局を持たない土屋副知事を3人目として選任をお願いしました。
 そのときには、特に県下5圏域の中で人口減少が著しい伊豆半島地域の創生についてどうするのだというお話でした。当時の土屋副知事の選任理由につきましては賀茂地域に今までと違って駐在の副知事を置き、地元の創生もしくは広域連携を強力に推進していくリーダーシップをとることによって賀茂地域の創生を図ろうということで御了承を得たと思います。
 その中で3人制の実績でございますけれども、難波副知事につきましては皆様御存じのとおりクルーズ船の誘致であるとか、もしくは南海トラフに対する新たな対応であるとか、一番分かりやすく言えば例えば静岡モデルの防潮堤整備はL1については県が負担し、L2までは地元が負担するという新たな静岡方式を提案されて防潮堤整備を推進してきた実績を残す一方、土屋副知事につきましては賀茂地域の広域連携を強力に推進されて消費生活センターの共同設置や教育委員会の指導主事の共同設置等の実績を残されているということで、いわゆる3人制につきましてはそれぞれの専門性を持った形の事業推進がなされたと理解しております。
 今後3年間難波副知事に期待することでございますけれども、文化・観光部と観光交流を担当されています。それと危機管理でございますけれども、議場でも知事が申し上げたとおり南海トラフ地震に関する地震情報という新たな地震予知情報が、それも不確実な予知情報がなされる。これに対して社会的な対応をどうしていくのかちょうど今議論をされていて、今年、来年かけて具体的な対応策――静岡県はモデル地域になってございますけれども――これを引っ張っていただくことが非常に重要になってございます。
 もう1つは、例えば来年4月から空港のコンセッションが始まります。地方空港としてコンセッションすることによって静岡空港の発展を願うものでございますけれども、このコンセッションについても4月以降うまく移行がなされて経営が活発化するような課題も残ってございます。
 さらに加えて、来年はデスティネーションキャンペーンが始まります。そうしたことも踏まえて、ちょうど事業を来年に向けて強力に進めていかなければならないという点も考慮しまして難波副知事の再任を判断されたと理解しております。
 全国津々浦々、難波副知事と同等レべルの専門性やリーダーシップを持った方は当然おられると思います。そうした中で幅広く人材を、知事は熟慮されたものと思っております。そうした中で、平たく言えばこの4年間知事の補佐役として昼夜を問わず力を発揮していただいた難波副知事を、やはり気心の知れた副知事を自分の補佐役として、推進役として据えたいという御判断をなされたものと理解しております。

○塚本委員
 ありがとうございました。
 今、最後の方でですね、同じくらいできる方はほかにもいらっしゃるかもしれないけれども、知事との連携を考えるとということだと思います。今までやってきてくれて、継続してやった方がいい事業も多分あると思います。
 例えば、難波副知事が誕生してから清水港のクルーズ船の関係はかなり良くなり、今まで停滞していたものがずいぶん進むようになったと自分もほかの方からいろいろお話を聞いています。ですから今後もやってもらうことで、さらに推進していけるのではないかと期待感を持っている方もいらっしゃると思います。適任者がほかにいるけれども、変えるよりは継続してやるほうがいいという考え方もあると思いますし、知事との関係でも知事の思いを酌んで、力を入れていこうというところについては、新しい人間関係を構築するよりも今までの難波さんの方がいいという解釈も当然あると思います。そういうところを評価して今回議案としたと思いますので、期待することはきちんとこれからの任期4年間でやっていただきたいと思います。
 先ほど南海トラフ地震の関係の話がありました。
順調な地域も当然あるかと思いますが、なかなか思うように進まず停滞している地域もあると思いますので、そういったところはより一層力を入れていただきたい。県民の方々の関心の高い項目の一つに地震・津波対策がありますので、多くの分野で御活躍をいただいて、より一層力を発揮して県民の方々に満足していただける働きをしていただきたいと期待を込めて私の質問は終わらせていただきたいと思います。

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