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委員会会議録

委員会補足文書

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平成30年9月定例会文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 10/02/2018 会派名:


○渡邉文化・観光部長
 文化・観光部長、渡邊です。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、文化・観光部関係で9月県議会定例会への提出議案及び所管事項につきまして私と広岡スポーツ担当部長から、お手元に配付いたしました文化観光委員会説明資料、議案及び議案説明書により御説明させていただきます。
 初めに、議案についてでありますが、今回提出しております文化・観光部関係の案件は議案1件、報告事項2件であります。
 説明資料の1ページをお開きください。
 第114号議案「平成30年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 議案では6ページから7ページ、議案説明書では6ページ、7ページ及び21ページとなります。
 今回は、美しいふじのくにづくりを加速する取り組みに必要となる経費について補正をするものであります。
 文化・観光部関係の補正予算は、第6款文化・観光費9470万円及び第11款教育費4240万円の合計1億3710万円であり、この結果予算累計額は478億6421万7000円となります。
 補正予算の事業内容につきましては、議案説明書の款項目の目単位で説明をさせていただきます。
 議案説明書の6ページをごらんください。
 財源及び節の内訳につきましては、それぞれの目の欄に記載のとおりであります。
 まず、第6款文化・観光費第1項文化・観光費第2目文化・観光企画費(1)東静岡周辺地区文化力の拠点形成推進事業費600万円は、東静岡周辺地区の新たなにぎわいの創出と民間参画の促進を図るため、東静岡駅南口エリアの空間デザインを作成する経費の補正であります。
 第3項スポーツ費第1目スポーツ費(1)スポーツの聖地づくり総合推進事業費200万円は、スポーツの聖地づくりを着実に推進するため、国体に出場したアスリート等の活動環境調査及び競技団体別分析調査を実施し、現場のニーズを施策に反映する仕組みを構築する経費の補正であります。
 (2)スポーツ施設管理運営費1500万円は、供用開始から20年が経過し老朽化が進む県ソフトボール場のスコアボード及び衛生設備の改修工事を行うための実施設計に要する経費の補正であります。
 (3)ラグビーワールドカップ2019開催推進事業費1670万円は、開催に向けた機運醸成を図るため、県内小中学校の授業等で活用するラグビーの歴史や文化、基本的なルールなどを盛り込んだ教本を作成する経費の補正であります。
 7ページをごらんください。
 第4項観光交流費第1目観光費(1)ア(ア)海外誘客強化事業費3700万円は、増加する訪日個人旅行客を本県に取り込むため、デスティネーションキャンペーン向け観光素材を各海外市場の嗜好等に合った旅行商品にするなど、外国人向け旅行商品の企画・販売を促進する取り組みに要する経費の補正であります。
 (イ)国内誘客推進事業費1800万円は、市町、観光協会等と連携した情報発信、団体旅行商品の造成支援、乗用車の乗船料割引など駿河湾フェリーを活用した環駿河湾地域の周遊を促進する取り組みに要する経費の補正であります。
 次に、22ページをお開きください。
 第11款教育費第10項私学振興費第1目私学振興費(1)ア(ア)私立幼稚園教員人材確保支援事業費助成4240万円は、私立幼稚園の教育環境の維持・向上の観点から幼稚園教員の確保・定着を促進するため、教員の給与改善を行う私立幼稚園に対して助成する経費の補正であります。
 29ページをお開きください。
 議案では12ページとなりますが、債務負担行為の追加についてであります。
 62東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技会場整備に係る協定は、オリンピックのレガシーとして大会後広く一般県民の利用に資するよう、競技会場である日本サイクルスポーツセンターのマウンテンバイクコース等を整備する費用の負担について平成32年度にかけて債務負担行為を設定するものであります。
 なお、整備につきましては県、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会及び日本サイクルスポーツセンターの三者で協定を締結した上、組織委員会が実施することとなります。また別冊資料として主要事業参考資料をお配りいたしましたので、あわせて御参照ください。
 説明資料にお戻りいただきまして、4ページをお開きください。
 報告第24号「静岡県公立大学法人の平成29事業年度の業務実績に関する評価結果」及び報告第25号「公立大学法人静岡文化芸術大学の平成29事業年度の業務実績に関する評価結果」についてであります。
 本報告は、静岡県公立大学法人評価委員会が実施した評価の結果につきまして、地方独立行政法人法の規定により行うものであります。評価は中期目標、中期計画の達成に向けた進捗状況を全体評価と項目別評価により行っておりますが、具体的な評価の方法は2の(2)に記載のとおりであります。
 初めに、静岡県公立大学法人の評価結果の概要につきまして御説明いたします。
 5ページをごらんください。
 議案では71ページ、議案説明書では59ページとなります。
 まず、全体評価は項目別評価の結果に加え地域貢献活動の促進や研究活動の充実などの重点的な取り組み等を評価し、中期目標、中期計画の達成に向けて順調に進んでいるとの結果をいただきました。
 重点的な取り組みのうち地域貢献活動の促進につきましては、静岡県立大学コミュニティフェローの認定制度を初めとする学生が地域社会で活躍する仕組みづくりや、産学官連携促進体制の機能強化等の取り組みが評価されました。
 研究活動の充実につきましては、先端生命科学等の分野の各種学会において30人以上の学生が受賞するとともに、文部科学省の科学研究費助成事業の採択件数において全国上位となったことが評価されました。
 一方で、大学院定員の未充足、一般入試志願倍率の低下傾向やグローバル化基本方針に基づく交流の加速化など、評価に当たっての意見、指摘等がありました。
 また、項目別評価につきましては大学の教育研究等の質の向上に関する目標、法人の経営に関する目標、自己点検・評価等に関する目標、その他業務運営に関する目標の4項目全てが順調に進んでいるとの結果をいただきました。
 6ページをお開きください。
 次に、公立大学法人静岡文化芸術大学の評価結果の概要につきまして御説明いたします。
 議案では81ページ、議案説明書では60ページとなります。
 まず、全体評価は項目別評価の結果に加え、地域社会との連携に関する取り組み、多様な学生に対する支援制度の拡充などの重点的な取り組み等を評価し、中期目標、中期計画の達成に向けて順調に進んでいるとの結果をいただきました。
 重点的な取り組みのうち地域社会との連携につきましては、浜松商工会議所と連携した竜宮小僧プロジェクトや久留米木の棚田耕作放棄地再生プロジェクト、フェアトレード大学の認定取得などの取り組みが評価されました。
 多様な学生に対する支援制度の拡充につきましては、留学生の学修、生活支援を行う新たなSA――スチューデント・アシスタント制度の検討や、障害のある学生を支援するための長期履修制度の新設などが評価されました。
 一方で、文化政策研究科の定員未充足に対する定員確保努力、平成29年度に検討、準備を行い平成30年度から運用が開始されたLMS――学習管理システム等についての実績を踏まえた内容の充実など、評価に当たっての意見、指摘等がありました。
 また、項目別評価につきましては、大学の教育研究等の質の向上に関する目標、法人の経営に関する目標、自己点検・評価等に関する目標、その他業務運営に関する目標の4項目全てが順調に進んでいるとの結果をいただきました。
 以上が、評価結果の概要となります。
 県といたしましては、これらの結果を踏まえまして、両法人に対し中期目標、中期計画が確実に達成されるよう引き続き適切な支援、指導を行ってまいります。
 7ページをごらんください。
 東静岡駅南口県有地への文化力の拠点の形成に向けた取り組みについてであります。
 文化力の拠点の形成に向けましては、図書館を中心とした施設を先行整備するとともに、新たな民間機能を導入する方針のもと、導入機能や事業手法などの検討を進めております。
 また、2に記載のとおり、東静岡駅南口エリアの空間デザインを作成するため、9月補正予算として600万円を計上し本議会にお諮りしているところでございます。
 主な導入機能につきましては、3の(2)に記載のとおり、県立中央図書館の知のインフラとしての機能を充実強化するとともに図書館の一部として新しい知的空間を導入し、静岡県を知るをキーワードとしたテーマごとにスペースを設置し、さまざまな立場の方が自由に議論できる場とすることで本県の将来を担う人材の育成や新しい文化の創造・発信につなげてまいります。
 今後、プロジェクトチームでの検討を進め、本年度内を目途に施設整備計画を策定してまいります。
 8ページをお開きください。
 オリンピック・パラリンピック文化プログラムの推進についてであります。
 昨年度から先行実施している提案プログラムにつきましては、県内に拠点を置く団体等から応募がありましたプログラムを採択し実施を支援しているもので、今年度は12事業を採択し、財政的支援やプログラムコーディネーターによる人的支援を行っております。
 また、文化プログラムの広報につきましてはインターネットを活用し、随時取り組み状況を紹介しているとともに、本年7月から認証制度を開始し県内の市町や団体等が実施する文化事業を文化プログラムとして認証しPRしていくこととしております。
 引き続き、2020年に向け県内各地域でより多くの方々の参画を得て、多彩な文化プログラムが重層的に展開されるよう進めてまいります。
 次に、追加で配付をいたしました資料、今夏の富士山の状況をごらんください。
 説明資料9ページとなりますけれども、登山者数等が確定いたしましたので、今お配りしましたペーパーに差しかえをお願いいたします。
 ことしの夏の富士山における登山者数は、2に記載のとおり、合計では山梨県側を含めて20万8000人余、静岡県側は5万7000人余であります。
 なお、環境省の発表では富士宮ルートの登山者数について計測カウンターのふぐあいにより8月14日以降の長期欠測が発生しており、統計数値は富士宮ルートの登山者数を8月13日までの数で算出したものとなっております。
 また、富士山保全協力金の受け入れ状況につきましては3に記載のとおり、前年に比べ協力者数は約3,000人増加の5万7155人、金額は約450万円増の5655万2173円となりました。協力率は率の算出の分母となる開山期間中の登山者総数が不明であることから算定できません。なお環境省が発表した登山者数により試算した協力率は、76.2%となりました。
 本年は、協力者数、協力金の額のいずれも制度導入から5年目で最高となり、多くの皆様に御協力をいただきました。来年の夏に向けましてもより多くの皆様に御理解、御協力をいただけるよう引き続き取り組んでまいります。
 それでは、説明資料にお戻りいただきまして10ページをごらんください。
 静岡県富士山世界遺産センターの展示等の状況についてであります。
 2の(2)に記載のとおり、先月22日から開館後初の有料展示となる秋季特別展「富士山絵画の正統」を開催し、江戸時代に描かれた芸術の源泉である富士山の絵画を紹介しております。詳細は添付しておりますパンフレットをごらんください。
 また、本年度は3階の常設展示「育む山」での富士山及びその周辺の豊かな自然を紹介する展示の充実や、映像シアターで上映する新番組の制作を進めております。
 なお、先月17日、昨年12月の開館からの来館者数が40万人を超えました。引き続き国内外の皆様に富士山の世界遺産としての価値を発信してまいります。
 11ページをごらんください。
 未来を切り拓くDream授業の開催結果についてであります。
 本事業は、将来日本や世界に羽ばたき活躍したいと考える子供たちの能力を伸ばすきっかけづくりを目的に、2に記載のとおり7月30日から8月1日までの2泊3日の日程で開催いたしました。
 応募者78名から抽せんで選ばれました中学生29名が参加し、3に記載の各界の講師陣による講義のほか子供たちによるグループディスカッションなどを行ったものであります。
 4に記載のとおり、参加した子供たちからは学校では聞くことができない講義と授業を通じて知り合った同世代の仲間のそれぞれから刺激を受けたとの感想、またグループ発表の様子をごらんになった保護者からも、子供たちの視野の広がりを感じたとする声や今回のような授業の継続を望む感想が寄せられました。
 現在調査中の参加者及び保護者へのアンケート結果等を踏まえ、来年度以降の事業展開につきまして検討を進めてまいりたいと考えております。
 15ページをごらんください。
 静岡県の観光交流の動向についてであります。
 平成29年度の静岡県の観光交流客数は1億5648万人で、前年度を約354万人上回り過去最高となりました。地域別に見ますと、2に記載のとおり宿泊客数は県内6地域のうち5地域で増加した結果、前年度を約37万人上回る1980万人となりました。
 また、観光レクリエーション客数は伊豆地域や西北遠地域の伸びが顕著であり、6年連続で前年度を上回る1億3668万人となりました。
 観光交流客数をもとに算出した県内旅行消費額につきましては、前年度の6888億円を186億円上回る7074億円に、また1人当たりの旅行消費単価につきましては前年度を2,550円上回り、1万7994円となりました。
 16ページをお開きください。
 日本平山頂シンボル施設の整備及び管理運営についてであります。
 県と静岡市は、連携して日本平の山頂部に快適な眺望と歴史・文化情報を発信する県の日本平山頂シンボル施設と静岡市の展望回廊を整備し、来月3日の開館に向けた準備業務を進めております。
 なお、来月2日には開館記念式典を予定しておりますので委員の皆様方におかれましてはぜひとも御出席を賜りたく、よろしくお願いをいたします。
 施設の愛称につきましては、3に記載のとおり、多くの方々に親しまれる施設となるよう県のシンボル施設と市の展望回廊を一体とした愛称を公募し、「日本平夢テラス」に決定いたしました。
 また、施設の管理運営につきましては、4に記載のとおり、昨日からアクティオ株式会社を代表団体とする指定管理者ASC日本平グループにより、民間事業者の知識やノウハウを生かした管理運営を開始したところであります。
 今後、多くの方に御来訪いただける施設となるよう取り組んでまいります。
 17ページをごらんください。
 静岡デスティネーションキャンペーン――DCについてであります。
 来年4月から6月に、19年ぶりに本県で開催される静岡デスティネーションキャンペーンに向け、今年度は観光企画のさらなる磨き上げを行い、情報発信を強化することで本番年の誘客拡大を図ることとしております。
 2に記載のとおり、プレDCの観光企画について、5月の全国宣伝販売促進会議に参加した旅行会社やプレキャンペーン期間中に本県を訪れた観光客から多くの御意見をいただきました。
 これらの評価、意見を地域にフィードバックし、観光企画の見直し、改善を図り来年の本番年に魅力的な旅行商品を提供するとともに、DCを契機に旅行商品づくりの取り組みが地域に定着するよう取り組んでまいります。
 3に記載のとおり、引き続き大都市圏での観光商談会やツーリズムEXPOジャパン2018等を通じて積極的に旅行会社に営業を行うとともに、JR6社の広報媒体やメディア等を最大限活用した情報発信により本番DCの誘客拡大、滞在の長期化につなげてまいります。
 次に、18ページをお開きください。
 駿河湾フェリーの事業継続に向けた取り組みについてであります。
 本年5月に駿河湾フェリーの事業撤退が公表されて以降、多くの方々からフェリー事業継続の要望が県に寄せられました。来年4月以降の運航継続に向け庁内プロジェクト会議における検討や関係市町との調整を進めてまいりましたが、本定例会の冒頭で知事より来年4月以降も運航を継続することを表明いたしました。
 1の運航継続に当たっての方向性に記載のとおり、フェリー事業の継続に当たりましては需要を喚起することが重要でありますことから、県、関係3市3町、関係団体等が連携しながら利用促進に取り組み、フェリーの運航を継続いたします。
 また、鈴与グループから無償寄附の申し出があった船舶等の資産は、県と3市3町を代表して県が所有することを基本とし、来年4月以降の運航につきましては事業の円滑な引き継ぎに必要な当面の措置として株式会社エスパルスドリームフェリーが担うことといたしております。
 なお、フェリーの利用促進の取り組みにつきましては、現在環駿河湾観光交流活性化協議会、県や3市3町の行政、民間、観光協会等の関係者ができることから直ちに取り組んでおり、県では2に記載のとおり、利用促進策をより一層強化するため必要となる経費を9月補正予算案に盛り込み、本議会にお諮りしているところであります。
 今後の取り組みにつきましては、19ページ3に記載のとおり、新たな運営体制につきまして財務や経営等の専門的な見地からの検討を進め、12月を目途に整理するとともに、具体的な継続スキームや県と3市3町の役割や負担についても今後関係者との協議により決定してまいります。
 20ページをお開きください。
 富士山静岡空港の利用状況(平成30年8月分)についてであります。
 平成30年8月の搭乗者数につきましては、2の表に記載のとおり国内線が4万8499人、国際線が2万6703人となり、全体で前年同月から5.5%、3,947人増加し8月として平成27年度に次いで過去2番目となる7万5202人となりました。
 国内線の搭乗者数は、福岡線が就航以来最高を記録するなど好調を持続し、28カ月連続で前年同月を上回るとともに国内線全体でも開港以来最高となりました。
 国際線の搭乗者数は、台北線及びソウル線の減便による提供座席数の減少が影響し前年同月を下回りましたが、搭乗者数、搭乗率とも就航以来最高を記録した杭州線を初め各路線の搭乗率は総じて高く、平均で89.5%と開港以来最高となりました。
 21ページをごらんください。
 富士山静岡空港における平成30年冬ダイヤ期間の運航計画についてであります。
 国内線では、昨年度と同様に今月28日から始まる冬ダイヤにおきまして、フジドリームエアラインズが運航する札幌丘珠線が運休いたします。その結果最下段に記載のとおり、国内線、国際線を合わせて10路線、週74往復となる予定でございます。
 引き続き、航空会社、旅行代理店等と連携し路線の特性に応じた利用促進に努め、秋季・冬季の閑散期における需要の底上げを図るなど利用者数を積み上げてまいります。
 なお、21ページの要旨の1行目になりますが、記載の冬ダイヤ期間というところが括弧書きで平成30年10月28日から31年の3月31日までとなっておりますが、これは3月30日の誤りでございます。まことに申しわけございませんが、資料の修正をお願いいたします。
 それでは、22ページをお開きください。
 富士山静岡空港における新たな運営体制の構築についてであります。
 富士山静岡空港における公共施設等運営権制度を活用した新たな運営体制の構築に向け、2に記載のとおり、優先交渉権者の構成員である三菱地所株式会社及び東京急行電鉄株式会社による富士山静岡空港株式会社の株式取得手続が完了いたしました。手続後は三菱地所株式会社及び東京急行電鉄株式会社が80%の株式を保有し、残りの20%は県を除く従前の株主が引き続き保有することとなります。
 なお、県が保有しておりました全ての株式は総額3億3785万9926円で三菱地所株式会社に譲渡いたしました。
 今後は、3に記載のとおり富士山静岡空港株式会社において臨時株主総会が開催される予定であり、両社が経営主体となった富士山静岡空港株式会社に対して県が公共施設等運営権を設定した上で実施契約の締結、業務の引き継ぎ等の手続を進めてまいります。
 23ページをごらんください。
 富士山静岡空港旅客ターミナルビルの増築改修工事の状況についてであります。
 平成28年11月に着手した旅客ターミナルビル増築改修工事は順調に進捗しており、今月30日から搭乗待合室や出入国エリアなど新国際線ターミナルの供用を開始いたします。
 その後、フードコート等のテナントが本格的にオープンし空港のサービス機能が充実するタイミングに合わせまして、12月下旬に旅客ターミナルビルのリニューアルオープン記念式典及び記念イベントを開催する予定であります。
 24ページをお開きください。
 富士山静岡空港の環境監視及び環境保全対策についてであります。
 県では、富士山静岡空港の建設及び運用に伴う周辺環境への影響を軽減するため、環境監視計画に基づき空港周辺地域の環境監視及び環境保全対策を実施してまいりました。
 3に記載のとおり、平成29年度の環境監視結果ではいずれも環境保全目標が達成され、良好な生活環境及び自然環境が保たれており、引き続き専門家で構成する静岡空港環境監視会議の助言をいただきながら、空港周辺地域の適切な環境保全に努めてまいります。
 以上で私からの説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○広岡スポーツ担当部長
 スポーツ担当部長の広岡でございます。
 私からは、スポーツ局にかかわる所管事項につきまして御説明いたします。よろしくお願いいたします。
 説明資料にお戻りいただき、12ページをお開きください。
 まず、スポーツの聖地づくりの取り組みについてであります。
 静岡県スポーツ推進計画の着実な推進に向け、3に記載のとおり新たに副知事のもと、スポーツ担当部長が統括する部局横断的なプロジェクトチームを立ち上げアクションプランを策定するとともに、課題となる分野ごとに現場の皆様の意見も十分に踏まえながら施策を進めていくことといたしました。
 今回の補正予算では、競技力の向上の分野で現場のニーズを把握し施策に反映する仕組みを確立するための経費を計上し、本議会にお諮りしているところでございます。
 今後、スポーツ参画人口の拡大など他の課題分野でも同様の仕組みを活用し、本県にとってスポーツが多くの人を引きつける、スポーツの聖地となるよう努めてまいります。
 13ページをごらんください。
 東京2020オリンピック・パラリンピック開催に向けた取り組みについてであります。
 7月に開催されたIOC――国際オリンピック委員会理事会において、東京2020オリンピックの競技日程が決定いたしました。また8月には男女ロードレースのコースが公表され、本県はゴール会場になる小山町に加え御殿場市、裾野市を通過することとなりました。競技日程等の決定に伴い、組織委員会や開催市町等と連携し本格的な準備を進めてまいります。
 機運醸成につきましては、オリンピック・パラリンピックそれぞれに大会開催の2年前イベント期間を設け、組織委員会、市町、スポンサー企業、関係団体と連携しさまざまな取り組みを行ってまいりました。
 おもてなしの取り組みといたしましては、都市ボランティアの募集を6月末までで締め切りましたが、その後も継続的に希望者を受け付けており、先月18日現在で887人となっております。先月までにオリエンテーションを終了し、今月からは本番に向け研修を行ってまいります。
 オリンピック聖火リレーにつきましては、2020年6月24日から3日間本県で実施されることが決まっており、現在本年末の県内ルート案の提出に向け、実行委員会のもとで検討が進められております。
 事前キャンプの誘致につきましては、先月末現在で誘致意向を示している21市町のうち13市、17件で覚書が締結されており、この件数は全国でも最多となっております。
 今後も、県全体で大会が盛り上がるよう関係団体、市町と一体となった開催準備を推進してまいります。
 14ページをお開きください。
 ラグビーワールドカップ2019の開催1年前の準備状況についてであります。
 大会準備のうち、ファンゾーンにつきましては7月にファンゾーン運営計画バージョン1がラグビーワールドカップ2019組織委員会に承認され、開催場所が静岡市の駿府城公園並びに浜松市のソラモ及びえんてつホールに決定いたしました。
 今後は、ファンゾーン準備委員会において具体的な運営方法について検討を重ね、多くの方が足をお運びいただけるファンゾーンを目指してまいります。
 ボランティアの募集、採用、育成では、4月から7月まで募集を実施したところ募集予定を上回る1,000人以上の応募がありました。今後は採用面接、研修等の準備を進めてまいります。
 また、児童生徒、学校への働きかけとして小中学校でラグビー授業を実施するとともに、ワールドカップのレガシー創出のため、次代を担う小中高生がスタジアムで観戦できるよう本県開催試合の招待を検討中であります。
 先月20日には、ラグビーワールドカップ2019大会開催1年前を迎えました。そこでさらなる機運醸成を図るため、来月3日には袋井市のエコパアリーナで大会開催1年前記念イベントを実施いたします。
 また、ラグビートップリーグのチームであるヤマハ発動機ジュビロの試合において、小中高生等の無料観戦招待を実施するほか、今月6日に行われる東芝ブレイブルーパスとの試合において、県内の小学生とその保護者50組100名を招待する親子観戦ツアーを実施いたします。
 今後も、ラグビーワールドカップ2019に向けて、大会開催準備と機運醸成に邁進してまいります。
 以上で私からの説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いいたします。

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