• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 委員会補足文書

ここから本文です。

委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年9月定例会建設委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 10/04/2016 会派名:


○村松交通基盤部長
 おはようございます。よろしくお願いします。
 本議会に提出しております交通基盤部関係の案件の概要と所管事項の状況につきまして、建設委員会説明資料により御説明申し上げます。
 初めに、提出案件についてであります。
 なお、お手元に議案及び議案説明書の関連ページを記載した一覧表を配付いたしましたので、御参照いただければと思います。
 お手元の建設委員会説明資料の1ページをごらんください。
 今回提出しております交通基盤部関係の案件は、予算議案2件、別号議案12件、報告1件、計15件であります。
 まず、1の第108号議案「平成28年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 補正予算額は、(1)予算総括表の9月補正C欄にありますように23億2900万円であり、当初予算と合わせた現計予算額は9月現計D欄のとおり1370億85万8000円であります。
 (2)補正予算の概要でありますが、東京五輪会場アクセス道路整備事業費1億5000万円は、東京オリンピックの自転車競技会場に決定した伊豆ベロドロームへのアクセス道路の整備について、一部前倒しして実施する経費であります。
 水害減災対策支援事業費6500万円は、水防法の改正等に伴い最大規模の降雨を想定した洪水浸水想定区域図の作成に要する費用であります。
 クルーズ船を活用した交流人口拡大推進事業費5100万円は、駿河湾の世界で最も美しい湾クラブ加盟を機に、ブランド力を生かしたクルーズ船の誘致活動と外国人受け入れ環境の整備に要する費用であります。
 都市高速鉄道高架事業費(単独)200万円は、沼津駅周辺総合整備事業を実施している沼津市原地区において、新貨物ターミナルの環境対策立案に向けた基礎調査に要する経費であります。
 ラグビーワールドカップ2019関連公園整備事業費20億3400万円は、ラグビーワールドカップ2019の会場に決定した小笠山総合運動公園エコパスタジアムの設備改修等に要する経費であります。
 愛鷹広域公園施設バリアフリー化事業費2000万円は、県営都市公園の運動施設のうち、唯一バリアフリー対応が行われていない愛鷹広域公園野球場のバリアフリー化に向けた実施設計、地質調査に要する経費であります。
 GIS活用耕作放棄地解消対策スキーム構築事業費700万円は、耕作放棄地対策を推進するため、地理情報システムを活用した耕作放棄地情報の一元化と解消対策スキームの構築に要する経費であります。
 なお、7ページから8ページにかけて補正予算を含めた交通基盤部予算全体の概要を、また12ページから18ページにかけては補正予算の事業概要について記載してございます。
 2ページをごらんください。
 (3)債務負担行為の補正についてであります。
 これは、ア県単独生活環境整備事業とイ社会資本整備総合交付金事業等の工事契約13件について、債務負担行為を追加するものであります。なお社会資本整備総合交付金事業等につきましては、9月補正予算としては、今回初めて債務負担行為を計上いたしました。これにより、県単独生活環境整備事業に加え一般公共事業についても早期着工が可能となり、事業効果の早期発現や発注の平準化に資するものと考えております。
 次に、下段に記載してあります2の第109号議案「平成28年度静岡県流域下水道事業特別会計補正予算」についてでありますが、これは流域下水道の汚泥処理業務委託契約1件について債務負担行為を追加するものであります。
 3ページをごらんください。
 次に、3の第112号議案「静岡県屋外広告物条例の一部を改正する条例」についてであります。
 これは、屋外広告物法の規定に基づき、景観行政団体である伊豆の国市が屋外広告物に係る条例の制定及び改廃を行うために必要となる改正を行うものであります。
 4の第114号議案「建設事業等に対する市町の負担額について」でありますが、これは平成28年度において施行する建設事業等に対する市町の負担額について議決を求めるものであります。
 内訳は表に記載のとおりであり、負担総額は最下段の合計欄に記載のとおり18億8624万8000円であります。
 5の第115号議案「県営土地改良事業に対する市町の負担額について」でありますが、これは平成28年度において施行する県営土地改良事業に対する市町の負担額について議決を求めるものであります。
 内訳は表に記載のとおりであり、負担総額は最下段の合計欄に記載のとおり4億676万7000円であります。
 4ページをごらんください。
 6の第116号議案から5ページの10第120号議案までの5議案は「工事の請負契約の一部変更について」であり、インフレスライドの適用や防潮堤の構造の見直しなどによる請負金額の変更等に伴い、記載のとおり一部変更の議決を求めるものであります。
 5ページをごらんください。
 5ページの下段、11第121号議案から6ページの13第123号議案までの3議案は「土木工事の請負契約について」であり、それぞれの工事について記載の内容で入札が完了したことから、契約を締結するため議決を求めるものであります。
 次に、14の第129号議案「建物収去土地明渡し等請求事件の提訴について」であります。
 これは、道路区域内の県有地を不法占有する者に対して、建物の収去、土地の明け渡し及び土地使用料相当額の支払い請求の訴えを静岡地方裁判所へ提起するための議決を求めるものであります。
 次に、15の報告第28号でありますが、これは交通事故による損害賠償事件について、記載のとおり専決処分したことから報告するものであります。
 引き続きまして、追加提案いたしました補正予算議案について御説明いたします。
 お手元にお配りしております薄いほうの資料でありますが、建設委員会説明資料追加提出案件関係の1ページをごらんください。
 1の第134号議案「平成28年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 追加する補正予算額は、(1)予算総括表の9月補正C(追加分)欄にありますように172億4400万円であり、当初予算と合わせた現計予算額は9月現計D欄のとおり、1542億4485万8000円であります。これは(2)補正予算の概要にありますように、国の第2次補正予算を活用した一般公共事業費であります。
 なお、2ページから3ページにかけて追加補正予算を含めた交通基盤部予算全体の概要を、また4ページには補正予算の事業概要について記載してございます。
 以上が提出案件についてであります。
 建設委員会説明資料にお戻りください。
 さきの6月議会において説明いたしましたものと状況の変化が少ない事項につきましては説明を割愛いたします。
 19ページをごらんください。
 静岡県社会資本整備重点計画の推進についてであります。
 本計画の進捗状況につきましては、20ページの3平成27年度末の達成度評価結果にありますように、去る9月8日に開催した静岡県社会資本整備重点計画策定・推進会議において、計画の総合的な達成度についておおむね順調に進んでいると評価されたところであります。引き続き平成29年度の目標達成に向け、重点的かつ効果的、効率的に社会資本整備を推進してまいります。
 26ページをごらんください。
 土地収用法に基づく事業用地の取得についてであります。
 まず、一般国道150号改築工事(志太−榛南バイパス)につきましては、本年4月20日に県収用委員会による裁決があり、明け渡し期限の9月20日に土地の明け渡しが完了したことから、9月下旬に工事に着手したところです。
 また、二級河川巴川水系巴川改修工事(麻機遊水地第2工区)につきましては、本年9月14日に県の申請・申し立て額のとおり、県収用委員会による裁決がありました。今後、土地の明け渡しを受け、速やかに工事に着手してまいります。
 28ページをごらんください。
 公共事業の生産性向上の取り組みについてであります。
 3の平成27年度の取り組み結果でありますが、本年9月5日に開催した公共事業生産性向上推進委員会において、約9割の取り組みが計画どおりの進捗が図られ約21億円のコスト縮減を達成するなど、公共事業の生産性が向上したと評価するとともに、平成28年度における取り組み方針を決定いたしました。
 29ページをごらんください。
 建設現場における生産性向上の取り組みアイ・コンストラクションについてであります。
 本年6月6日に設置した建設現場における生産性向上推進会議においてICT活用工事の推進に関する試行方針を策定し、7月4日にはICT土工の対象となる発注予定工事86件を公表したところであります。
 今後、この試行方針に基づき、平成28年度から29年度を受発注者がICT土工になれるための試行期間と位置づけ、ICT活用工事の実施とともに職員向けの研修、見学会等を実施するなど、建設現場への積極的導入を図ってまいります。
 34ページをごらんください。
 交通基盤部事前復興行動計画についてであります。
 今年度は、計画のうち緊急輸送ルート確保活動に関して設定した重点化項目を中心に取り組みを推進するとともに、全ての項目について引き続き進捗管理を徹底し、各項目の具体化を進め、PDCAサイクルによる行動計画の推進と最適化を図ってまいります。
 39ページをごらんください。
 中部横断自動車道についてであります。
 現在、新東名高速道路から中央自動車道までの平成29年度全線開通に向け、国と中日本高速道路株式会社により整備が進められております。
 去る8月に、国と中日本高速道路株式会社は、中部横断自動車道連絡調整会議を静岡・山梨両県、沿線市町とともに開催し、六郷インターチェンジから増穂インターチェンジ間につきましては、今年度の開通に向けて順調に進捗している一方、新清水ジャンクションから六郷インターチェンジ間につきましては、もろい地盤でのトンネル掘削や自然由来の重金属の発生等により工事が難航しているため全体工程を精査しており、開通時期につきましては検討が必要な状況であると報告したところであります。
 県といたしましては、早期開通に向けて必要な調整に協力していくとともに、崩落や重金属の発生などによるトンネル工事の難航箇所が中日本高速道路株式会社施工区間よりも国土交通省施工区間に多いことから、中日本高速道路株式会社に対しては進捗管理の徹底を、国土交通省に対しては必要な事業費確保と工程の精査を強く要請し、一日も早い開通を目指してまいります。
 52ページをごらんください。
 富士山登山口におけるマイカー規制についてであります。
 今年度は、7月10日日曜日から9月10日土曜日までの開山期間に対して、富士宮口につきましては7月9日から9月11日までの連続65日間で、また須走口につきましては昨年度から16日間延長し、開山期間全日となる連続63日間でマイカー規制を実施いたしました。その結果、多くの来訪者に交通渋滞のない快適な富士登山を提供することができたと考えております。
 55ページをごらんください。
 東京五輪アクセス道路の整備についてであります。
 今年度から東京五輪会場アクセス道路整備事業により、3路線5カ所で交差点改良や道路拡幅、ゆずりあい車線の設置などを4カ年で実施することとしております。
 用地交渉の結果、用地取得及び工事実施の前倒しが可能となった箇所があるため、事業の早期完了を目指し、9月補正予算を計上したところであります。
 57ページをごらんください。
 伊豆半島道路ネットワーク会議についてであります。
 県では、美しい伊豆創造センターとの連携のもと、伊豆縦貫自動車道の事業進捗に合わせた10年後、20年後の道路網のあり方を踏まえ、道路整備計画を策定しているところであります。
 去る7月に第2回会議を開催したところであり、計画策定に向けた伊豆半島の現状と課題を確認しました。今後、関係市町等と議論を深め、早期の整備計画の策定を目指してまいります。
 67ページをごらんください。
 大規模洪水等に対する減災対策についてであります。
 昨年7月の水防法改正への対応として、洪水予報河川等に指定している県管理の47河川のうち、今年度は交付金事業により太田川や馬込川等5河川で、最大規模の降雨による洪水浸水想定区域の指定に向けた検討を進めることに加え、交付金事業の対象とならない河川のうち潤井川等主要5河川についても前倒しで実施することとし、9月補正予算を計上したところであります。
 69ページをごらんください。
 静岡県地震・津波対策アクションプログラム2013における津波対策のうち、ハード整備についてであります。
 70ページの2(5)地域の実情に合った対策の推進にありますように、伊豆半島地域では50の地区協議会を設け、8月末までに5市5町44地区で会議を開催いたしました。今年度末までに50地区の全てで会議を開催して、合意形成が図られた地区から施設整備を進めてまいります。
 80ページをごらんください。
 太田川ダムの維持管理機能の強化についてであります。
 太田川ダムの濁水対策につきましては、昨年度より、地元代表者や学識経験者などで構成する太田川ダム濁水対策検討会を設置し、対策を検討してまいりました。本年9月7日に開催した第4回検討会において、効果が見込まれる濁水の早期放流などの対策を決定し、直ちに実施することといたしました。
 今後は、モニタリングによる効果検証を実施し必要に応じて対策を見直すなど、継続的に改善を図ってまいります。
 86ページをごらんください。
 平成28年に発生した交通基盤部所管災害の状況についてであります。
 8月末現在の県内における道路、河川等の公共施設被害及び土砂災害等の一般被害は、1月29日から30日の豪雨を初め13回の異常気象により、35件、9億5450万円となっております。このうち8月21日から22日の台風9号では19件、1億6900万円の被害が発生しました。被害を受けた公共土木施設につきましては、国の災害復旧事業等により早期復旧に努めてまいります。
 88ページをごらんください。
 清水港の振興についてであります。
 90ページの(2)RORO船航路の新規開設につきましては、昨日10月3日から清水港と大分港を結ぶ週3便の運航が開始されました。
 県は、航路の利用促進を図るべく、9月から県内外9地区において、荷主企業や物流関係者を対象とした説明会を開催しております。今後ともRORO船を初めとする清水港の利用促進に努めてまいります。
 また、91ページ中段のクルーズ船を活用した交流人口拡大推進事業の実施についてでありますが、駿河湾の世界で最も美しい湾クラブ加盟を機に、ブランド力を生かしたクルーズ船の誘致活動を行うとともに、外国人受け入れ環境の整備を行うための経費を9月補正予算として計上したところであります。
 今後も、関係団体や観光部局と連携してクルーズ船の誘致に取り組んでまいります。
 92ページをごらんください。
 清水都心ウオーターフロント地区の開発マネジメントについてであります。
 県と静岡市は、地域総がかりの推進体制として、本年1月に関係行政機関、港湾関係者及び専門家から成る清水都心ウオーターフロント地区開発推進会議及び専門家による清水都心ウオーターフロント地区デザイン専門家会議を設置し、開発の方向性などを議論してまいりました。
 9月8日に第3回デザイン専門家会議を、9月13日に第2回開発推進会議を開催し、当地区の目指す姿を示した開発の基本方針を提示し、委員からさまざまな御意見をいただいたところです。
 今後、市民の皆様からの意見も踏まえて、年内を目途に清水都心ウオーターフロント地区開発基本方針を策定してまいります。
 96ページをごらんください。
 御前崎港の振興についてであります。
 外貿定期コンテナ航路につきましては、日本・韓国シャトルフィーダー航路が8月末をもって廃止されましたが、新たに9月7日より日本・韓国・中国・フィリピン航路が週1便開設され、現在、2航路週2便が運航されております。
 今後とも御前崎港の定期航路の維持拡大に努めてまいります。
 98ページをごらんください。
 沼津港の振興についてであります。
 県は、沼津港の新たな港湾振興ビジョンである沼津港みなとまちづくり推進計画を昨年12月に策定し、官民一体となった推進体制の構築を進めております。去る8月25日には関係者が沼津港の将来像を共有するため、第1回沼津港みなとまちづくり会議がまちづくりを進める主体である沼津市により開催されました。
 今後、沼津市が主体となり、みなとまちづくりを企画立案する沼津港みなとまちづくりプロデュースチームの編成など、地域総がかりによる取り組みを進めてまいります。
 100ページをごらんください。
 焼津漁港の振興についてであります。
 鰯ヶ島地区において整備を進めておりました緑地及び多目的砂広場が完成し、8月6日に関係者による完成式典を行いました。引き続き、焼津漁港の整備、振興に努めてまいります。
 102ページをごらんください。
 駿河湾の世界で最も美しい湾クラブへの加盟に向けた取り組みについてであります。
 本年2月に参加表明が受諾され、5月に本部審査委員による駿河湾の現地調査が行われました。7月に行われました本部委員役員会において、駿河湾の加盟受け入れが全会一致で決定し、10月31日から11月2日にかけてメキシコのプエルト・バヤルタ市で開催される総会において加盟が承認される見通しです。
 今後は、加盟後の組織運営体制について検討を行うとともに、世界で最も美しい駿河湾の知名度を生かし、外国クルーズ船の寄港誘致やポートマーケティングを推進してまいります。
 104ページをごらんください。
 伊豆市における都市計画の定期見直しについてであります。
 伊豆市は、合併後10年以上を経て、人口減少や高齢化の著しい進展、伊豆縦貫自動車道の開通などの社会情勢の変化に対応し、伊豆市の地域特性に合わせた計画的なまちづくりを進めるため、都市計画の定期見直しに合わせ、伊豆都市計画区域の指定などの見直しを行うこととしております。
 106ページをごらんください。
 天竜浜名湖鉄道への支援についてであります。
 県では、昨年度から天竜浜名湖鉄道と台湾鉄路管理局との友好協定締結に向けた準備を進めてまいりましたが、8月27日に台湾南投県において、県、天竜浜名湖鉄道株式会社及び台湾鉄路管理局との間で、天竜浜名湖線と台湾のローカル線である集集線との友好協定の締結式を行いました。この締結式では、県の代表として知事が調印し、天竜浜名湖鉄道活性化促進議員連盟の代表として当委員会の中谷議員と野澤議員に同席いただきました。
 協定の内容は、多くの共通点を有する天竜浜名湖線と集集線の相互の鉄道の交流にとどまらず、双方の沿線地域での観光交流を進めることとしておりますことから、県といたしましては、今回の友好協定締結を機会に双方の交流がより一層活発になるよう、天竜浜名湖線沿線地域の訪日観光客の増加に向けた取り組みを進めるとともに、台湾側が県内で行うプロモーション活動を支援してまいります。
 108ページをごらんください。
 天竜浜名湖鉄道の経営改善への具体的な取り組みの1つとして、県、沿線市町等で組織する天竜浜名湖線市町会議が主体となって、昨年度に引き続き外部評価委員会を9月12日に開催しました。外部評価委員会では、企業経営や鉄道事業等に専門的な知見を有する委員から会社の決算内容や経営方針に関する具体的な意見をお聞きし、総括コメントとしては5点満点中4点との評価をいただきました。委員会の意見は、来年度の経営計画や利用促進事業に反映してまいります。
 109ページをごらんください。
 静岡県地価調査の結果についてであります。
 県は、平成28年地価調査を県内610地点の基準地において実施し、平成28年7月1日を基準日とする標準価格を9月21日に公表しました。県内の地価は、全用途でほぼ昨年並みの下落となりました。中心商業地で上昇地点が増加したのを初め、住宅地でも一部の地域への需要の集中が見られ、地域による動向の違いが顕著となっています。沿岸部の下落はやや縮小傾向にありますが、人口減少傾向をあわせ持つ地域では、下落が拡大するところも見られました。
 県といたしましては、引き続き地価動向を注視してまいります。
 111ページをごらんください。
 景観施策の推進についてであります。
 2の(3)東静岡地区の良好な景観形成でありますが、県都における文化とスポーツの殿堂となる東静岡地区のよりよい景観の形成を目指し、県、市及び有識者により検討を重ね、東静岡地区景観形成基本方針案を策定いたしました。
 今後は、県、市が建設する拠点施設の施設計画に反映するとともに、地域住民、事業者との合意形成を図ってまいります。
 113ページをごらんください。
 沼津駅周辺総合整備事業についてであります。
 新貨物ターミナルの用地買収につきましては、昨年2月の交渉再開以降、これまでに47件の地権者のうち10件の権利者と用地買収契約を結びました。また工事着手に向けて鉄道事業者との協議を進めており、新車両基地、新貨物ターミナルに続き、高架区間に関する調査設計業務について、7月に鉄道事業者と委託契約したところであります。
 さらに、新貨物ターミナルの整備による生活環境への影響を最小化するための環境基礎調査を行うこととしており、その経費を9月補正予算に計上いたしました。
 今後も引き続き、市が進めている用地交渉を全力で支援し、平成29年度末までの新貨物ターミナル用地取得完了と速やかな工事着手を目指してまいります。
 122ページをごらんください。
 耕作放棄地対策の推進についてであります。
 3の(2)補正予算でありますが、農地基盤の基盤整備情報が地理情報化されている水土里情報システムWebGISに市町農業委員会が台帳で管理している耕作放棄地情報を登載し、情報の一元化を実施することとし、その経費を9月補正予算に計上いたしました。これにより耕作放棄地の位置、分布状況及び基盤整備との関連性が可視化されることから、これを活用して耕作放棄地解消対策を分類して解消対策の方向性を示すことにより、円滑な対策の実施と農地の適正管理を促進してまいります。
 127ページをごらんください。
 ふじのくに美しく品格のある邑づくりの推進についてであります。
 外部人材や資金の活用を進める農山村の人材育成を強化するため、8月より県内、東・中・西部の3地域でクラウドファンディング研修を実施しており、地域の資源を生かした魅力ある農山村づくりを支援してまいります。
 また、10月6日から8日に松崎町で開催される「日本で最も美しい村」連合フェスティバルにおいて、本県のふじのくに美しく品格のある邑づくりについて、全国に情報発信してまいります。
 最後に、職員の逮捕についてであります。
 去る8月12日、港湾局の職員が、静岡駅から掛川駅に向かって走行中の新幹線車内において車掌に暴行した容疑で現行犯逮捕されました。全庁を挙げて綱紀の厳正保持に取り組んでいる中、交通基盤部職員がこのような事件を起こしましたことにつきまして、まことに申しわけなく深くおわびを申し上げます。
 再びこのような事件を起こさぬよう、職員一丸となって、公務内外におけるコンプライアンスの徹底を図り、県民や関係の皆様の行政に対する信頼回復に努めてまいります。
 以上で私の説明を終わりますが、よろしく御審査のほどお願いいたします。

○市川収用員会事務局長
 収用委員会関係の所管事項の状況につきまして、御説明を申し上げます。
 お手元の収用委員会の建設委員会説明資料1ページをお開きください。
 平成28年度の処理案件でございますが、今年度は3つの案件を処理しておりますが、さきの6月議会で説明させていただいた以後の状況について申し上げます。
 (2)の二級河川巴川水系巴川改修工事(麻機遊水地第2工区)に係る収用案件につきましては、先ほど交通基盤部長からも説明がありましたとおり9月14日に裁決を行いました。
 2ページをごらんください。
 (3)の特別高圧送電線大仁線・広小路線保全事業についてでありますが、これは東京電力パワーグリッド株式会社が駿東郡清水町において保有します既存の送電線に係る賃貸借計画の更新が難航し裁決申請に至ったもので、9月26日に裁決申請書を受理したところでございます。
 今後、現地調査や審理を行うなど、裁決に向けた手続を進めてまいります。
 私からは以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。

○相坂委員長
 ありがとうございました。
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp