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委員会会議録

質問文書

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平成24年6月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:07/05/2012
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 公明党県議団の盛月でございます。よろしくお願いします。
 私は、委員会説明資料の中から大きく3項目について、質問をさせていただきます。
 まず、9ページのふじのくに移住・定住促進戦略に向けた取り組みについて、お聞きします。
 先ほど部長のほうから御説明いただきまして、昨年度は推進体制の整備を重点に置いて行ったと。そして、今年度は推進体制をさらに充実させて、情報発信に力を入れていくという御説明がございました。
 昨年度からのこの順に整備を進めている中で、昨年、相談体制を整備しておりますけれども、相談の状況、また移住・定住希望者の傾向について、伺いたいと思います。
 
 また実際の移住の状況、人数といいますか、実績についてお聞きします。
 
 それと、文化・観光部概要の9ページにも記載されていますけれども、目標値は移住・定住者数が平成25年度までに累計350人、移住・定住に取り組んでいる団体数18団体ということでございます。こちらの達成見込みについて、お聞きします。
 
 それと、委員会説明資料の9ページに書かれております市町協働というところで、ふじのくに暮らし推進隊派遣とあるのですが、このふじのくに暮らし推進隊の役割、具体的な取り組みについて伺います。

 2点目は、15ページのSPACの事業計画についてお聞きします。先ほど8番委員からも見直しが必要という議論があったんですけれども、私はこの事業計画の中身について、御質問したいと思います。
 事業の中で人材育成事業とございまして、これを見ますと対象が子供または中学生、高校生ということで、それが多いと思ったのですけれども、この人材育成事業は具体的に対象を児童、学生ということに絞っていると考えていいのかどうかということをお聞きしたいと思います。またこの人材育成事業を展開するに当たっては、各市町の学校との連携をとっているのかどうかを伺います。

 3点目が、18ページの富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みについて伺います。
 平成25年度の登録に向けて、世界遺産委員会の審議まであとほぼ1年というスケジュールになってまいりまして、登録が確実になるように一丸となって取り組む必要があると思っております。そこで、この夏に予定されているイコモスの調査に向けて、万全な態勢で臨んでいるということで、県としても準備をしていただいていると思います。午前中の6番委員の質問の中でも、構成資産の整備については、市町と連携して進めているという御説明がありましたけれども、実際に今の全体を見てその状況で、イコモスの調査がいつ入っても大丈夫だという状況まで進捗しているのかどうかというところを県としての認識を伺いたいと思います。

 また、この世界文化遺産登録に向けた取り組みについても、県民に広く意識向上を図っていくことが必要だと考えていますけれども、県民の意識、機運醸成のために具体的にどんなことに取り組んでいくのかということと、また、国民運動とありますが、具体的にどんな運動を考えているのかお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

○鈴木交流政策課長
 私のほうからは、ふじのくに移住・定住促進戦略に関する御質問にお答えいたします。
 まず、初めに、相談センターを設置した状況でございますが、昨年度の相談件数が179件になっております。その相談の中身でございますが、地域的には全体の6割が首都圏からの御相談ということになっておりまして、年齢では50歳から60歳代の相談者が3割、その一方で30歳代から40歳代の相談者も約2割という傾向でございます。求める情報として一番多いのは、住まいの情報という状況になっております。

 次に移住の状況でございますけれども、私どもで把握しておりますのは、行政や各団体の取り組みによって移住してきた方ということでございますので、自分で単に転勤でというような形は含んでおりません。その方の人数としましては、平成21年度が43人、平成22年度が77人で、平成23年度の実績につきましては、今、各市町を通して照会中でございます。

 その次の御質問にもかかわるんですが、総合計画で350人という目標を設定しておりますが、今、2年間の累計で120人ということになっております。それから、団体のほうの目標は18団体ですが、平成22年度までで14団体が取り組んでいただくということで、総合計画の達成に向けては、さまざまな政策も展開していきますので、目標達成は可能ではないかと考えております。

 それから、ふじのくに暮らし推進隊の役割等につきましてですが、これは、過疎地域と条件不利地域に都会の人を送り込んで、そこで地域おこしや地域活動をしてもらおうという事業でございまして、総務省で行っております地域おこし協力隊のスキームを活用したものでございます。現在、浜松市天竜区に2名、それから南伊豆町に2名派遣しておりまして、これらの方々が農林業の地元の活動の手伝いであるとか、地域のイベントの手伝いをしてもらうと同時に、田舎暮らしを自分のブログで発信していただくということで、移住・定住の促進に結びつけようという形で取り組んでもらっているものでございます。以上です。

○松下文化政策課長
 SPACの人材育成事業の具体的な内容について、少し説明をさせていただきます
 1番目の中高生文化芸術鑑賞事業につきましては、平成19年に監督が宮城監督になりまして、最も力を入れている事業でございます。中高生にSPACの演劇を見せると、それも無料で見せるということでございます。なおかつ、バス代の助成もしております。今年度、平成24年度につきましては90公演、主に11月から1月、2月の平日に演劇を子供たちに見せております。これは対象が中学生と高校生になります。
 それと関連して、先ほど学校や教育委員会との連携はという話でしたけれども、学校、教育委員会、市町の教育委員会を訪ねてお願いというか、こういう事業があるので見に来てほしいということは訪問して回っております。
 それと、3番目のSPACシアタースクールにつきましては、小学校6年生から高校2年生まで、演劇の初歩を教えるというものでございます。
 4番目のスパカンファン、これはダンスを教えるものでございます。これにつきましても、中学校2年生から高校1年生を対象としております。
 5番目の異才・天才・奇才こども大会というのは、小学生を対象として、小学生の一発芸ではないですけれども、いろいろな芸を持っている人が静岡芸術劇場で披露をするというものでございます。
 6番目の高校演劇ワークショップは高校生を中心とした演劇のワークショップを行っております。
 7番目だけが、年齢は問わず、大人から子供まで関心があれば来てもいいですけれど、若干難しい講座で、劇評の批評家を養成したりするものもやっております。
 こういったことで、人材育成事業につきましては、平成19年ごろからかなり幅を広げてやってきております。以上でございます。

○杉山世界遺産推進課長
 私からは、富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みについて、2点御質問ございましたので、お答えいたします。
 まず、イコモスの現地調査でございます。イコモスの現地調査につきましては、来年の多分5月ごろに勧告、調査結果の勧告を受けます。この1年半ぐらいの間につきまして、唯一相手調査員と相対する機会というのが、まさに現地調査ということになりますので、ここに書いてあります富士山の顕著な普遍的な価値がどういうものなのか、あるいは保存管理の取り組みがどういうものなのかというのが非常に大きなポイントになると思っております。資料にありますとおり包括的な保存管理の体制の整備を1月に行いまして、関係省庁、山梨県、静岡県、それから関係市町村と連携して、行政として具体的な取り組みをしています。それを受けまして、県の行動計画、これは包括的保存管理計画の中の行動計画がありますけれども、県として一丸となって推進していくということで、60事業をリストアップしまして、具体的なスケジュール感を持って対応を進めているということでございます。
 進捗状況につきましては、具体的に現地調査に向けてリハーサル等々を進める中で、問題についてよりわかりやすく説明するということがポイントになってございますので、文化庁等と連携しながら、万全に進めていきたいと思っております。
 今の状況でいきますと、まあまあ順調に調査についての対応が進んでいるというふうな感触を持っております。

 2点目、国民運動でございます。この世界文化遺産登録につきましては、お手元にパンフレットを配付いたしましたけれども、平成17年に静岡、山梨両県と周辺の17の市町村、これが合同会議をつくりまして、いわば行政が主体になって取り組んできたと。富士山を世界遺産にということにつきましては、やはり民間あるいは地元の市町を中心としました県民、そうした人たちが幅広く富士山を守っていく、あるいは登録に向けて一緒になって協力していく、これがまさに国民運動だと思っております。そのため、ことしの2月23日――富士山の日ですけれども、山梨県と連携いたしまして、両県県民会議を発足いたしました。現在約3,600団体が会員として参画しております。こういったところときちっと連携しながら、この取り組みの輪を大きく展開していきまして、平成25年の世界文化遺産登録を確実にしていきたいと思っております。以上でございます。

○盛月委員
 ありがとうございました。
 2点だけ再質問させていただきます。
 ふじのくに移住・定住促進戦略についてお答えいただきましたが、私もいただいた資料を見て、初めて認識したものですから申しわけなかったんですが、静岡県の移住のニーズが高かったんだということを改めてこれを見て知りました。東海地震がいつ起こるかわからないと言われている中でも、静岡県の魅力のほうが危険よりも大きく感じていると取っていただいて、ちょっとうれしいなというふうに個人的に思います。今回の本会議でもどなたかの議員が、本県からの人口流出がほんとにとまらないということで問題提起されていて、安心して暮らせるところなんだということを示していくことが大事だといった質問があったと思います。そういう中で、この文化・観光部としては、移住・定住促進というのを観光振興ということを通してやっていくということで取り組んでいると思います。この平成25年度までに目標が350人というのがこの観光をキーにしての目標としては、私も多いのか、少ないのか、ちょっと自分ではわからないんですけれども、先ほどの御答弁の中で目標達成は見込みがあるということでしたので、ぜひとも目標達成に向けて取り組んでいただきたいと思います。
 これはちょっと話が違ってしまうかもしれないですけれども、きのう内陸フロンティアの説明がありました。移住・定住促進ということと、内陸フロンティアとのかかわりといいますか、絡めての推進の考えとか、構想といったことがもしあれば、お聞かせいただきたいと思います。

 それと2点目ですけれど、SPACについてですが、御説明ありがとうございました。教育委員会にもたびたび訪問して、参加を呼びかけているということでございました。私もことしの確か3月18日だったと思いますけれども、この中の行事の1つである異才・天才・奇才こども大会を見に行かせていただきました。子供たちが歌を歌ったり、ダンスを踊ったり、芸といいますか、お笑い芸人のように芸を披露したりということで、すごく楽しく見させていただきました。私の地元の清水区の小学校からもたくさん参加をされていて、来てよかったな、見てよかったなと思いました。
 参加することに積極的な学校とそうじゃない学校と、もし温度差といいますかそういったところの問題はないかなということを感じているものですから、その点について御所見をいただきたいと思います。
 2点、再質問です。よろしくお願いいたします。

○鈴木交流政策課長
 移住・定住促進戦略と内陸フロンティアの関係でございますが、今年度、県の内陸フロンティアの構想と私どもの移住・定住促進戦略につきましては、内陸部のイノベーションということで、新しいライフスタイルの実現の場の創出という項目で位置づけをされております。
 当然ながら、各市町の取り組みが主になりますけれども、佐久間地区であるとか、静岡の奥、川根というところが主に一生懸命やってくれるような市町になりますので、新東名の開通は、内陸部は移住されてくる方にとって一つの魅力になるのではないかというふうに考えておりまして、内陸フロンティアの位置づけとしても推進をしていきたいというふうに考えております。以上です。

○松下文化政策課長
 特に子供を対象とした事業について学校の先生の温度差、学校の温度差についてどうかということですけれども、直接足を運んでないものですから伝聞になりますけれども、例えば高校ですと演劇部の先生、その方が熱心であると毎年のように足を運んでくれるという話も聞いております。
 また中高生鑑賞事業ですと、地域での温度差というか、例えば伊豆地域ですと、出てきて芸術劇場で見て帰ると1日仕事になってしまうものですから、物すごくためらうところがあるようですけれども、これは学校の温度差とは違いますけれども、そういう遠方についても特に力を入れて、ぜひ見に来てくださいというような呼びかけをやっているというふうに聞いております。以上です。

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