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委員会会議録

質問文書

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平成22年10月就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:10/25/2010
会派名:自民改革会議


○多家委員
 FDAの事業方針ですかね、6ページに書いてあるようなことについて、よく理解をしたんですが、先ほど内山さんからお話があった飛行場は交通インフラなので採算をとるというようなことはばかげた話だと思うと。67万人入っていれば、当初130万人って言ったか100万人って言ったか、いずれにしても、それをうたい文句に当局はしばらく議会で言いました。当然マスコミの皆さんは、それを割ってくれば何だと言います。しかし、個人的に考えれば、まさしく新幹線しかり、環状線しかり、鉄路も同じことですし、道路も同じで、それでいいと思うんです。そこで、搭乗率の話ですが、小松便は42%、それから札幌便が84%、平均で52.7%。わずか1年3カ月か4カ月の間でそのことを統括できないと思うんです。先ほどの発言の中で、月に何億という赤字を繰り返しているという中で、じゃあ今ある航路が――先に投資した金額はいずれにしてもね――おおむねどのぐらいの搭乗率であれば、その2機の170と175のエンブラエルですか、この飛行機を使ってFDAとして採算がとれるというお考えなのか、それが1点です。
 それからもう1つ、大手航空会社と協調はするけど競争はしないと、こういう言い方でしたね。少なくとも日航がもう静岡空港から撤退したわけですから、国内線で言えば全日空が残っています。全日空も先ほどの論理でいけば搭乗率をある程度確保できなければ撤退するかもしれない、静岡空港に残るのはFDAだけになるわけです。FDAさんは、その中で、仮に採算ラインに乗らないという状態になったとき、どういうお考えをお持ちでしょうか。これが2点目です。
 それから、もう1つ、九州に行くと地域限定航空会社っていうのがありますが、そういう発想じゃなくて静岡空港をキーというかメインというか、そこを母基地として全国展開していく、やがてはFDAのエンブラエルは韓国・台湾・中国等に十分飛行可能ですから、そういう発想も持っておられるのか。とりあえずその3つについてお願いします。

○内山拓郎氏
 まず、採算の話ですが、搭乗率というのは運賃掛ける人数の話なので、でも今の状態でやっていますと65%ぐらいになれば、何とかいけるんじゃないでしょうか。平均で52%と言いますが、例えば小松線がなくなるとそれでまた少し平均は上がります。それで、いろいろ努力していてその辺はいけるんじゃないかと思っています。そんなにすぐにはいけないでしょうけども、あと1年2年のうちにそれぐらいには行けるだろうと考えております。
 それから、もう1つ。採算に乗らなければやめるのかという話ですが、本当にもう採算の見込みがないということならばやめざるを得ないです。ただ、我々はそうは考えておりません。何とか努力していけるだろうと思っています。全部の路線じゃないですよ。小松みたいにもう見込みがなさそうだというのは別にしまして、何とかやっていくようにしなければならないと思っております。だから、そんなにすぐに、ことしだめだから撤退するとかそういうことは考えてないということです。これから非常に努力は必要でしょうけれども、ともかく時間がたてば、ある程度の路線はやっていけるでしょうと考えております。
 それから、もう1つは、国際線をやるかどうかですが、飛行機が小さいのでなかなか難しくて、現在アシアナ、大韓航空が使用している機材は倍以上の飛行機ですから。なおかつ、彼らは結構安くそれなりに努力してやってきていますので、ちょっと難しいのかなと考えています。そういう場所というのは、我々の飛行機ですと、ビジネスだとか個人で行かれるとか、ある程度運賃の負担力のあるお客様が何十%かいないとだめなんですが、多分今、静岡に来ておられる国際線でビジネスのお客さんというのは1割以下だと思います。やはり、地方の問題は国際線を張ってもビジネスだとかのお客さんが非常に少ないのでなかなか国際線はすぐには難しいのかなと考えております。

○多家委員
 日航の穴があいたところに名古屋便にしろ、松本便にしろ、FDAに肩がわりしていくことになったと思うんですが、FDAとしては、大変ありがたい話のような気がするんです。そこで便数がふえたわけですから、当然4号機、5号機とふやしてきているわけです。先ほど話があったように、富士山静岡空港をFDAの基地としてやっていく場合に、将来、採算を考えたときには従業員がパイロットとか乗務員とかライン整備士とかで300人いるわけですが、1日お客さんが何人いるのか考えると、その従業員に給料を支払っていくのに大変厳しい状況じゃないのかなと勝手に想像するんですね。便数をふやして機数をふやして、やっていくしかないような気がするんですが、そういう考えでよろしいですか。

○内山拓郎氏
 さっきも申しましたとおり、航空会社というのはある程度の規模が必要で、まだ5機だと十分だとは考えておりません。具体的にいつとかいう話は今のところないんですが、やはり少しふやしていくめどを、ことしから来年にかけての間につくりたいという話でございます。

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