• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:07/02/2014
会派名:ふじのくに県議団


○岡本委員
 それでは、全部で7点ございますので、分割方式で質問したいと思います。
 最初は、今し方3番委員から質問があり、いろいろ御説明がありましたけれども、防潮堤に関する件についてお伺いをしたいと思います。
 静岡モデルについてお話に出ましたので、それをお聞きすれば理解できるということかもしれませんが、県民から見て、いわゆる静岡モデルというものはどういうものかということをわかりやすく説明していただきたいと思います。また静岡モデルじゃないほかのモデルと比べて、どういうところに違いがあるか。その違いというのは、逆にメリット、あるいはデメリットというものがあるのかどうかについてまずお聞かせをいただきたいと思います。

 そして、この静岡モデルをそれぞれ推進していく、あるいは計画を出されたところは、県内で先ほどの話のように、浜松市、磐田市、掛川市というところがあります。それぞれの市町にこういう検討会を設けられていると思いますが、その全容というか、中身はまだはっきりしていないと思うんですね。これはどういう状況、どこまで進んでいるのか、いつごろまでに発表するのかについて改めてお聞かせいただきたいと思います。

 それから2つ目ですが、それに関係して、浜松市沿岸域がいち早くスタートいたしました。先月も私ども、この5キロメートルの工区の起工式に出席させていただきました。
 いよいよ、防潮堤は工事が始まったわけでありますが、約12.5キロメートルが残っています。
 これは今もお話がありましたように、国道1号浜名バイパスが走っており、あるいはまた浜松のたこ揚げ会場もその近くにありますし、海浜公園等もある。そして景観豊かな中田島砂丘もここにあるということ。これらを考えたときに、この今始まった5キロメートルと同じような形で、残りの12.5キロが整備できるかどうかですね。これは心配もありますが、残り区間の計画についてお聞かせいただきたいと思います。

 それから、同じようにこの防潮堤を13メートルの高さで建設をして、海側の植栽にはクロマツということで既に決定しているようであります。では、山側といいますか、反対側等の植栽はどうかということを教えてください。

 それからもう1つは、苗の確保は本当に大丈夫かどうかですね。これについてもぜひお聞かせいただきたいと思います。

 もう1つは予算についても、基本的には寄附をいただいた300億円の中で工事が行われると思いますが、苗木の価格の問題もありますし、県の持ち出しというのは一切考えなくていいのかどうか、それについてもお聞かせいただきたいと思います。以上この3点についてお伺いいたします。

○長繩河川企画課長
 静岡モデルがどういったものであるかということについてお答えします。
 建設委員会説明資料の54ページをお開きいただきたいと思います。54ページに図が記載してございます。一番上段にあるのが通常の津波対策の施設整備のイメージでございます。これが静岡モデルではないものということです。
 比較して御説明したいと思います。通常のレベルワンに対応する津波対策、これはレベルワン津波が乗り越えない高さで整備します。整備する場所でございますが、これは現在ある海岸保全施設をかさ上げするとか、強化をするということでございます。これに対しまして、静岡モデルの場合ですが、矢印の下側に2つ絵をお示ししてございます。上段は、海岸堤防の背後に防災林がある場合。下段は、海岸堤防の背後に道路がある場合でございます。
 この静岡モデルは既存の防災林あるいは道路、こういったもともとある地域の資源を活用して、これらを強化することによってレベルワンを超える津波に対しても減災効果を求めていくものでございます。
 メリットといたしまして、静岡モデルの整備が進んだ場合には防御できる津波の高さが当然高くなり、それだけ安全度が増すということでございます。デメリットといたしましては、この整備をするための財源がない、そういった事業制度がないということでございます。ですので、これは例えば防災林の機能強化であるとか、河川の掘削土の残土処分を利用して盛り土をするというような既存の事業を使う工夫をしない限り実現がなかなか難しいということでございます。

 それから浜松市以外の各市町での状況でございますけれども、遠州灘沿岸につきましては海岸防災林という既存の地域の財産がございます。あるいは海岸線から集落までの距離が結構あったりしますので、比較的検討が進んでおります。
 これに対しまして駿河湾沿岸になりますと、市街地が沿岸部に非常に近いことや連続した防災林がなかなかないといったような難しさがありますので、現在は具体的にどういった整備が可能であるのか検討をしているところでございます。
 それから伊豆半島のほうへ行きますと、こちらは観光や水産業等地域の暮らしが海と密接に関係しておりますので、景観や利用にも配慮した津波対策ということが必要になります。そういった事情が伊豆半島の中でもそれぞれの地域ごとにございますので、伊豆半島におきましてはそれぞれの地域ごとに、まずレベルワン対策をどうするかといったことも含めまして、この静岡モデルの検討会の中で検討をしているという状況でございます。以上です。

○石垣河川海岸整備課長
 浜松市沿岸域の防潮堤の整備についてお答えいたします。
 また、建設委員会説明資料60ページをごらんいただきたいと思います。ちょうど真ん中に本体施工実施箇所ということで少し楕円形で囲ったところが5キロメートルでございます。この西側の浜名バイパス付近については先ほど説明したとおりでございます。この5キロメートルの東側の中田島ブロックあるいは馬込川から天竜川ブロックにつきましてはルートが決まっているところもございますけれども、中田島砂丘のところは今の施工区間のように保安林をかさ上げするのと同じような形では進まないところもございます。
 また、たこ揚げ祭りのときに見学会を行い、1,200名以上の見学者の方がお見えになりました。非常に多くの方が会場にいらっしゃいまして、その間の施工のやり方、あるいはその人たちの休憩する場所のこと、あるいは完成後にどのように祭り会場とタイアップしていくかについても考えないといけないという新たな課題が見つかりました。そういったことも踏まえまして、ルートや構造について検討していくというところでございます。

 また苗木、あるいは植栽につきましても、いただいた寄附金の中で整備をしていくという考え方でおります。以上であります。

○藪崎森林保全課長
 浜松市沿岸域の防潮堤整備の緑化に係る苗木の安定供給についてです。
 本防潮堤整備につきましては、抵抗性クロマツとトベラとかシャリンバイといった広葉樹による植栽を計画しておりまして、従来持っている海岸防災林の機能を再整備していくという方向で植栽計画を進めているところでございます。

 広葉樹の苗木につきましては、生産規模の小さな生産者が多いということでありますことから、今後植栽木の安定供給を図るために生産者が連携していただくことが重要であると考えております。
 このため6月に西部農林事務所と浜松土木事務所におきまして、苗木生産者団体の関係者と需給調整について意見交換の場を設置したところでございます。ここで広葉樹の苗木につきましては、地区の生産者の方々で十分に生産能力があるということが確認できました。このようなことから今後につきましては需要量に対します情報提供を十分に行いながら苗木の安定供給を図っていきたいと思っております。
 また、クロマツの苗につきましては今まで生産していた種から育てる従来の方法に加えて浜松市のほうで挿し木苗の技術が確立してまいりましたことから、静岡県山林種苗協同組合連合会に対しましてこれらの技術を指導して安定的な生産体制を構築してまいりたいと思っております。以上でございます。

○岡本委員
 冒頭の静岡モデルのデメリットの話がありましたけれども、大変でしょうがデメリットをメリットに変えるということは考えられるかどうか。これをもう一度お聞かせいただきたいと思います。

 それから最後の予算の面ですが、これは寄附の300億円という範囲でもちろんやっておられるということですが、全く県からの持ち出しはないと考えていいんですね。いま一度確認をさせてください。以上でございます。

○長繩河川企画課長
 先ほどの静岡モデルの中でのデメリット、これをメリットに変える方法につきましては一朝一夕にはそういったものはなかなか見当たらないというのが実情でございます。ですので、いろいろ知恵を出し合いながら、できることから着実に進めていくというお答えになろうかと思います。以上でございます。

○石垣河川海岸整備課長
 防潮堤の整備につきましては、いただいた寄附金の中で行うということでございます。

○岡本委員
 わかりました。それからこれはちょっと幼稚な質問になるかもしれませんが、浜松市沿岸域が先行してこれだけのものをつくり上げていくわけですが、そうすると、きょう6番委員の話がありましたけれども、浜松市に近い磐田市の皆さんは、あの浜松市の防潮堤が完成すると、もしかして津波が来たときにその防潮堤が機能すればその波は俺たちのほうに来ると、こういうふうに言う人もたくさんいるんです。つまりその防潮堤が機能するから、その波は結果天竜川の東側に結構来るんじゃないか。天竜川の東あたりに住んでいる方は、より心配が増大したという意見もあります。
 絶対そんなことはないとに言い切っていいのか、本当にそういうことがあるのか、正直言って住んでいる方はかなり心配している向きもあるような気もしますので、ちょっと愚問かもしれませんがお聞かせいただきたいと思います。

○長繩河川企画課長
 浜松市沿岸域防潮堤が完成した場合の磐田市への影響につきましては一応検討してございます。結果を申し上げますと、磐田市の天竜川沿いの海に近いほう、竜洋の公園やその北側あたりで、防潮堤が完成する前に比べますと浸水の深さが多少深くなる、あるいは区域がふえるというような解析結果が出ております。
 これに対しましては、竜洋公園の南側の防潮堤の背後に静岡モデルによる、例えば盛り土をすることによって解消できるのではないかというようなことです。そういった検討につきましても今後進めてまいりたいと思います。影響はございます。

○岡本委員
 よくわかりました。したがって、まず予算内でしっかりと計画を実行していくということと、一日も早く完成させることが県民の一番の安心につながると思いますので、そのことにぜひ徹して御努力いただきたいと思います。
 ただもう一方で、こういうものができ上がるとどうしてもまた住民、県民が安心をしてしまう。自分たちの防災、まさに自助を怠ってしまう嫌いもありますので、そのことについてもとにかく啓蒙を含めて怠ることのないようにお願いをしたいと思います。

 それでは後段のほうですが、1つは佐鳴湖の浄化対策についてお聞かせをいただきたいと思います。
 これはひところから比べれば余り騒がれなくなったり、改善されたということだろうと思いますが、現在の佐鳴湖の水質はどの程度の汚染なのか、かつてはワーストワンとかツーとか大変酷評されていましたけれども、今はどういう状況であるのでしょうか。
 それから、さらにこれからも水質は維持あるいは改善されていくという期待が高いわけです。これからの新たな行動計画を作成するということですが、どんな内容を考えておられるのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから交通基盤部が行うところの、耕作放棄地解消についてです。これはかなり増加しているというふうにも承知しております。これからこれらについて新たな経済産業ビジョンの中で平成29年までにそれぞれの耕作放棄地を解消するという方向が出されていると思いますが、具体的にはどんな取り組みをしていくのか改めてお聞かせいただきたいと思います。

 もう1つは、天竜浜名湖鉄道への支援です。
 これは私が2月議会で質問させていただきましたので少し重複するかもしれませんが、県の助成対策、方法について改めてお聞かせいただきたいと思います。
 要は幾らお金をそこにつぎ込んだとしてもお客さんがふえなければ何ら改善がないと思いますので、いかにしてどんな方法で客をふやしていく、改善させていくかということをお聞かせいただきたいと思います。これは県から、ついこの間新たな社長を送り込んでいるわけですので、その辺についていま一度お聞かせいただきたいと思います。

 最後に、山梨県側の富士山登山道がきのう開通しました。隣の県が山開きをしていますが、我々静岡県は今月の10日ということです。一般の人から見ると何で一緒にできないのかって、こんな話もよく聞かれますが、その原因はかなりの量の雪が残っているということのようです。
 とりあえずは今月の10日に静岡県側はオープンするという予定をしているようですが、そこまでに除雪ができるかどうか、これがポイントだと思いますので、この辺の計画についてお聞かせいただきたいと思います。以上です。

○石垣河川海岸整備課長
 佐鳴湖の浄化対策についてお答えいたします。
 建設委員会説明資料の43ページをお開きいただきたいと思います。現在の状況でございますけれども、その中段に3のこれまでの計画の評価というところで、CODの数値が載ってきてございます。
 平成21年から平成25年――平成25年については速報値でありますけれども――平均値で1リットルあたり7.6ミリグラムということで、一応目標としております1リットル当たり8ミリグラムを下回っているという状況であります。
 平成13年から平成18年の間は全国湖沼ランキングで6年連続ワーストワンというようなこともございましたけれども、県は湖岸のヨシの植栽ですとか、あるいは下流河川のしゅんせつと覆砂などの対策をとることによって、目標値の1リットルあたり8ミリグラムを下回ってきているという状況になってきてございます。
 また流域対策として下水道の普及や合併浄化槽の設置促進などの対策がまだ達成できていないところがあります。今後市とも連携しながらこういった対策を進め、今の目標値を下回っている状況を維持、あるいは改善していきたいと考えてございます。
 このため、新たに佐鳴湖の目指すべき姿やそのための対策についての新たな行動計画を今つくっております。この行動計画につきましては、平成24年度に設置しました佐鳴湖のみらいを育む会で検討しており、みんなでつくる生命の源、佐鳴湖を基本理念といたしまして、例えば足元が見える透明度とか、においがしないとか、そういったわかりやすい基本目標を立てまして、そのために例えば流入河川の水質監視とか、あるいは湖岸の維持管理など、そういった細かい三十数個の目標を立てて、その素案を現在つくっているという最中でございます。
 年内に完成させて年明けくらいにはパブリックコメントを行い、市民の方や住民の方の意見を聞いてつくり上げたいというようなことで進めております。以上であります。

○松本農地計画課長
 交通基盤部の耕作放棄地対策についてお答えいたします。
 耕作放棄地の解消につきましては、経済産業部と交通基盤部で連携して対策をとっております。対策としては、まず所有者の方に耕作をしていただくということで、農業委員会を通じて指導をしていくということです。今までの実績ですと大体8割ぐらいがそれで解消されているという状態でございます。
 所有者の耕作が無理な場合には耕作をしてもらう人を探すということになりますけれども、その際に基盤整備が必要な場合がございます。そのような場合には国の交付金制度や交通基盤部で持っている県単制度などを使いまして基盤整備を行い、営農ができるような状態にして耕作をしていただいております。
 今までの取り組みは比較的簡単な整備で再生ができるところが中心でしたが、これからはかなり整備が必要なところがふえてくるということで、交通基盤部としましても予算を昨年度よりも拡充しまして、その対策に当たることにしております。
 耕作放棄地になってしまったところについてはそういう対策をとりますが、耕作放棄地にならない対策というのが重要だと思います。建設委員会説明資料の95ページに多面的機能支払交付金という項目がございます。これは地域で耕作放棄にならないような取り組みをしてもらうということで、畑の場合ですと10アール当たり2,000円の交付金が支給可能という制度です。こういうものを使いまして耕作放棄地が発生しないように地域全体で農地を守ってもらうという取り組みをしてございます。以上です。

○宮ア地域交通課長
 天竜浜名湖鉄道への支援についてお答えいたします。
 建設委員会説明資料の79ページ、80ページに天竜浜名湖鉄道株式会社への支援について掲載しております。
 天竜浜名湖鉄道株式会社は本年度から平成30年度までの5年間の中期経営計画を現在策定いたしております。この中では平成30年度、最終年度までには輸送施設の整備、維持補修経費並びに固定資産の減価償却費を除いた営業費用を営業収入で賄えるようにする、すなわち鉄道の運行部分については自立的な経営を目指すということを目標にしております。
 この目標を達成するために県と沿線市町は平成21年度から平成25年度の5年間で総額12億5000万円の経営助成等を行ってきたわけでございます。この財政支援について今後5年間では10億5700万円とし、前回よりも縮減いたしました。またそういった公的な支援もあることから天竜浜名湖鉄道株式会社は4月1日から平均13.9%の運賃改定を行ったところでございます。
 それから何よりも営業収入をふやしていくためには利用客の増加が必要であるということです。こちらのほうは80ページに記載されているとおり県、沿線市町、それから天竜浜名湖鉄道株式会社で構成いたします天竜浜名湖市町会議で第2次天竜浜名湖鉄道地域公共交通総合連携計画を策定しまして、利用促進策を展開する予定でございます。
 具体的には3つの方針、天竜浜名湖鉄道の魅力を広げる親しみづくり、それから天竜浜名湖鉄道とともに歩む地域づくり、天竜浜名湖鉄道を支える基盤づくり等のイベント、商品等の企画やアクセス改善、パークアンドライドやサイクルトレイン、情報発信のための県外マスコミ、旅行代理店などを呼びましたファムトリップであるとか、そういった旅行キャンペーン等においても誘客を促進いたしまして利用増につなげていきたいと考えております。
 また、人的支援でございますけれども、平成23年8月の天竜舟下り事故を受けまして、それまで常勤取締役が1人であった体制を2名にしております。この2名につきまして、現在では県のほうから職員を派遣しております。
 これまで社長でありました鈴木が派遣法による派遣の規定が最長3年で期限を迎えるということから、今回後任として植田交通基盤部都市局参事を派遣したところでございます。こうしたことを通じまして、県といたしましても沿線市町、それから地域の方々とともに天竜浜名湖鉄道を支援してまいりたいと考えております。以上です。

○大石道路保全課長
 静岡県側の富士山の3つの登山道についてでございます。この状況と冬季閉鎖解除に向けた今後の対応についてお答えします。
 交通基盤部は例年富士山の3登山道について、雪の残る状況では登山道の位置が確認できないことや、登山道の補修作業を行う作業員が滑落する危険があることから、自然融雪、雪が解けてから、例えば標識をつくるなどの補修、整備などの作業に入っております。その作業が終わった後に登山者の安全な通行が可能になったことを確認して、冬季閉鎖を解除しております。
 ことしは非常に雪が多いということがあり、6月26日に登山道のパトロールを職員が行いました。その結果、いずれの登山道にも1メートル50センチから3メートル50センチの雪が、長いところでは登山道の200メートルの区間、あるいは500メートルの区間に残っているということがわかりました。
 登山道を管理する土木事務所は富士土木事務所と沼津土木事務所の2つがあり、6月の中旬に雪の解けているところについては補修の作業に入っておりました。しかし今のままの進捗状況でいくと、どうしても7月10日には間に合わないという判断となり、今は作業員の増員をしております。建設業協会の協力を得たり、市町の協力を得て増員をして、一部除雪もやりながら補修作業に入っております。まさに今作業中でございます。
 本日は7月の2日ですので土木事務所の職員がその残雪の様子のパトロールに行っております。そのパトロールの結果で解除できるのかできないのかということを判断し、速やかに周知するというような対応をしております。
 いずれにしましても、交通基盤部としては7月10日に向けて解除に必要な作業を全力を挙げて進めているところでございますので、御理解をお願いしたいと思います。以上です。

○岡本委員
 佐鳴湖の浄化対策につきましては、これは随分と下水道などが完備されてきていますし、その努力が実ってここまで来ていますので、ぜひこれはこれからも続けてほしいと思います。かつてはここでの漁業はかなり盛んで、ここでとれたウナギやそのほかの魚も随分たくさん皆さん方がいただいていたわけですね。また再びそうなるようにこれからも皆様方の御努力を期待したいと思います。

 それから耕作放棄地対策ですが、これは皆さん方がそれぞれ努力をしていますが、努力をした結果何ともならないところがいわゆる耕作放棄地になってしまうので、先ほどのお話のようその事前の策というものがかなり大事だと思います。
 ですから、耕作放棄地にならないようにするための対策、これについてぜひ一層の御努力をいただきたいと思います。

 それから天竜浜名湖鉄道ですが、これにつきましてはお話のように最終的にはお客さんをふやさなければなかなか改善ができないということになりますので、これもそれぞれのいろんな方法があると思います。
 私がこの間提案したことですが、1つは遠州鉄道の赤電に乗り入れすることも検討したらどうかということです。これはもう検討もしたことがあるようですが、ただそれをやるとかなりの投資になるのだそうですね。したがってそのときに本当にそこまでの投資に見合った乗客がふやせるかということ、これはまさに費用対効果の関係があると思います。簡単にはいかないかもしれませんが、あそこは風光明媚でありいろんな特徴があると思いますので、イベントも行いながらぜひここはお客さんをふやす方法をお考えいただきたいと思います。
 本会議の質問のときには島根県の一畑電車、通称ばたでんの話をしました。1本の映画でかなり全国的にこれが有名になって多くの人が来ているということですので、我々の年代でもAKBなどを呼んでもらえばみんな行くかもしれないというふうな、そんなジョークも言ったことがあります。全国の皆さんが注目するようなことを考えていくのも一つの方法だろうと思いますので、一層の知恵を絞っていただきたいと思います。

 それから最後の富士山の道路の除雪関係ですが、一応今のところは7月10日を目標に作業していると理解していいということですね。
 ここはどう考えても重機などの機械は入らないんですよね。したがって、今これから増員していくっていうことで、結局は人の手でこれをやらなければいけないということなのですね。
 ある意味では大変な作業だと思いますが、ぜひ7月10日の目標が達成できるように御努力いただきたい、こんなことをお願いして質問を終わりたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp