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委員会会議録

質問文書

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平成20年2月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:03/12/2008
会派名:自由民主党県議団


○天野(進)委員
 いろいろ質問をされましたけれども、その質問を聞きながら思ったことも含めてお尋ねします。
 まず、今度の企画部の組織体制が大きく変わっていくわけですけれども、その中で何となくわかりにくいのは知事公室、ここに秘書室と国際室という名称のものができるわけですね。この国際室というイメージから言って、なぜそれが知事公室にあるんだろうか。いわゆる世間でいう秘書課。何となく符合しないというのが私の気持ちであります。

 さらに、空港需要の担当者として3つの企画監に分かれ、韓国、中国、そして台湾・香港となるわけですけれども、台湾と香港という、この仲の悪いのが一つにあったとしたら、担当者の名刺に何を書くんだろうか。
 台湾へ行ったときに香港という名前をくっつけて名刺を出すこと、香港に行ったときに台湾の同じように名前を出すよりも、むしろ香港と中国は同様に考えるべきじゃないだろうか。台湾は独立させてやるべきじゃないだろうか。別に政治的な意味での独立じゃありませんで、私はそんなふうに考えたんですけれども、それについてお答えいただきたいと思います。

 次に、東静岡の埋蔵文化財調査の件でありますけれども、4億円という大きな金を使ってここで今調査をされているんですけれども、聞くところによると、今、目的を決めずに埋蔵文化財の調査は可能になったということであります。
 その趣旨は理解させてもらいますけれども、少なくとも人間ひとつの試みをしようとしたときに、全くその目標を考えずに4億円の金を使って埋蔵文化財調査をするというのは考えにくいところです。何かあるはずです。ぜひ私はそのことについて、何か目的があるだろうと思っておりますのでお答えをいただきたい。
 特に今度のことについては恐らく静岡市の持っているあの東静岡駅の用地とはかかわり合いなく、県独自で何かを企画し、あるいはその方向を求めてやっているんじゃないかなと思います。
 以上、2つについてまずお答えください。

○藤田総務室長
 国際室をなぜ知事公室の中に置くのかということでございますが、現在、諸外国に対する県の施策につきましては国際戦略担当が中心になって、知事をトップとしまして国際戦略会議を開催をし部局横断的に国際施策の統一を図るなど、戦略的な国際施策を展開をしているという状況でございます。
 こういう状況の中で、県施策の国際化の進展に伴いまして、知事が諸外国を訪問をいたしましたり、あるいは諸外国の要人を招き入れると、そういう機会が増加してきているという状況がございます。また来年には富士山静岡空港が開港するということによりまして、さらに知事の業務の国際化が進むということが予想されております。
 こういうことから、知事を中心とした国際戦略の円滑化を図るため国際室を知事公室に移管したというところでございます。

 それから、台湾・香港担当でございます。この件につきましては、香港の成り立ち等を考えてまいりますと、より台湾に近いというような状況がございまして、台湾・香港担当ということで、そこに業務を負っていただくということで今回そのようにしていったというところでございます。以上でございます。

○山村企画部長
 まず最初に、東静岡の件でございますけれども、もともと東静岡、今の埋蔵文化財調査をしている所には県有地を持っております。その昔にグランシップをつくりまして、あの地区一帯がかなりいい場所になるんだろうなということでグランシップをつくり、ずっと見ておりましたけれども、なかなか周りが開発されない。グランシップだけがぽつんと残っているというような状況であります。
 静岡市が政令市になりましたけれども、やはり静岡の都市的な魅力を高めなければいけないという思いも県は持っております。
 そういう意味では、せっかくある県有地を情報センターゾーンという形で位置づけましたけれども、なかなか情報センターゾーンとしての機能をこれからあそこに持ち込むには民間との協働というのがなかなか難しい状況になってきておりますので、もう少しそれは白紙に戻して、あそこの地域により人が集まる、都市の核になるようなものを県としてもつくりたいと思っております。
 そのためには、あそこですぐ取りかかるには、やはり埋蔵文化財の調査をしておかなければならないということがありますので、当面、ことしと来年にかけて埋蔵文化財調査をしました。
 なぜそういうような形になってことしから始めたかといいますと、そこは静岡市とともども駅の南側、北側と合わせて何とかあそこを核にしたいという思いがありまして、事務的にはずっと事務方同士で協議をしてまいりました。
 なかなか方向性がまだまだ見出せませんけれども、最近、それなりにお互いに共通認識を持つような形になりました。
 したがって、まず先に――どうしても次にやるものがまだ決まってはおりませんけれども――あそこに手をつけるとなると、まず埋蔵文化財の調査をしなければならないということがありますので、それで事前に調査だけは先に済ませておこうと。
 今、静岡市と着々と協議を重ねておりますので、そのうち、いずれ北側、南側含めてあそこをどういう形のまちにしていくかということが出てくるんではないかなと、こんなふうに考えております。そのための事前準備というふうにお考えいただきたいと思います。

 それから、今、総務室長の方から答弁がありました台湾、香港がなぜ同じ担当者なのかということでありますけれども、これは韓国、中国は定期便が飛ぶ、韓国はもう決まっておりますけれども、中国はいずれ定期便の就航先になるというふうに考えておりますので、そういう意味で単独の担当者を置きました。
 台湾、香港については、これは今のところ当分チャーター便でございます。チャーター便であるがゆえに、今、委員がおっしゃったように、名刺を台湾・香港担当と書くかどうかは、これはまた検討しなければいけないと思いますけれども、チャーター便でありますので、若干、韓国、中国とは違うのかなと。そういう意味では、要するに相手の旅行社もしくはターゲットが飛行機会社になるかもしれませんけれども、特に台湾はもう観光業者です、それから香港については多分航空会社系列になるんだろうなと思っておりますけれども、そういう意味では多少違うということで、この2つについては一緒にチャーター便ということで担当者を決めようというふうに考えましたので、ここは台湾、香港が同じ担当者で扱うというような形に整理したところであります。

○天野(進)委員
 私の感じたことを率直に述べさせてもらったわけでありますけれども、さらにそれについて質問を続けようとは思いません。
 ただ、東静岡の問題をやるならば、そして、そこに将来何かを考えようとしている、それは静岡市とも話をしながらというのなら、静岡市のほうは何で埋蔵文化財の調査をしないのか。
 実は、あのかいわいは大変にたくさんの文化財が埋蔵されている場所であります。歴史的な意味もある場所であります。それについてはもちろん述べませんけれども、そういう意味では何かをしようとしたならば、私は当然埋蔵文化財の調査は静岡市側もすべき時を迎えているんではないだろうかなと思うんですけれども、その辺は話し合いの中でうまく対応してくれれば結構であります。
しかし、大体、何かがあるということだけは感じました。それ以上については、恐らく政治的な意味も含めて今のところ表へ出せない問題があるだろうというふうに理解をさせてもらいます。それで結構です。すべて出さなきゃならない問題じゃない、行政というのは時には言えないことがしばしばあります。赤裸々にあらわすことだけが絶対にいいわけじゃありませんので、そういう意味では関係者が一生懸命よりいいものを模索してくれれば結構でありましょう。

 次に、この知事公室の中に国際室が置かれるというのは、今一生懸命説明をされましたけれども、極めてある時期――来年度、空港ができるよ、それに伴うところのという極めて短期的な観点からすると、どうも理解に苦しむところであります。まともに知事公室に置かれるよりも、むしろ別の部署に置いた方が対応しやすいんじゃないだろうか。

いわんや、台湾、香港はやっぱり一緒であるのはおかしい。歴史的にいうなら、絶対にこの台湾、香港は違います。そういう意味で、今、台湾がなぜ中国とあれだけの厳しい関係を保っているのか、それは蒋介石が中国から大量の宝物を持って――まあ片方から言えば盗んだということでありましょうけれども――そして台湾へ入ったという、そういう歴史的な経緯、そして台湾の国内にも外省人と内省人という大きな分かれがあります。そういうものを考えてみたときに、これを一緒に考えることは、私はちょっとどうかなというふうに、私の意見としては申し上げさせていただきます。

 最後になりますけれども、昨日、委員長のほうから広報局の雪山さんにお話をされました。
 昭和45年に入ったんですか、そして一歩一歩歩んで、まさに静岡県の県内での雪山っていったら富士山のことでしょうね。立場からいけば9合目まで十分に淘汰をした職員として大変に御尽力をいただきました。特にその中では大井川町の助役だとか、時に味わえないいろいろな職場を歩みながら、そして広報局長という場に来たわけであります。
 本当にその御苦労に対して心から深謝申し上げるわけでありますけれども、きのう、ごあいさつがありました。でも、どうですか。公務員という立場で一生涯を貫いた、その自分の人生を簡単に振り返ってみて一言何か言っていただけないでしょうか。それは、後ろに多くの職員が控えておりますので、先輩として述べていただければ、ありがたいというふうに思いますので、よろしくどうぞ。

○雪山広報局長
 委員の過分な御紹介をいただきまして、まことに光栄でございます。
 私、1970年――昭和45年に県に入りまして本当にさまざまな部署をやらせていただきましたけれども、農業部門が長かったわけですけれども、その辺を少し振り返らせていただければ、私どもが入ったときにはまだまだ食料難を解消しようという事業がたくさんやられていた時代でございます。
 それが、38年たちますと、途中から選択的な拡大であるとか、お米の減反であるとか、そういうようなことにだんだん変わってまいりまして、現在では食料の自給率がまた問題になってきているとか、また食の安全性というような問題がまた大きな課題になってきているというようなふうに、本当に目まぐるしく変わってきたかなというふうに思っております。
また、一般行政につきましても、本当に中央集権から地方分権というような形で非常に大きく変わってきたのかなと思っております。
 その中で、私として何ができたのかなということを考えてまいりますと、本当にそれらにきちっと対応できたのかというと、それなりにというぐらいの感じしかやっぱり持っておりませんけれど、県行政の中のパーツの一片ぐらいの責務は果たせたのかなというふうに感じております。
 皆さんにこれからというようなお話は、いろいろ頭にはめぐりますけれども、なかなか……。最後まで残った言葉というのは、「皆さん、どうもありがとうございました」これだけでございます。

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