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委員会会議録

質問文書

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平成23年10月大規模地震対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:10/26/2011
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 ありがとうございました。
 先生が提案されていらっしゃる津波防災対策における課題のところ、今後の展望のところで情報基盤システムの展開というのは非常に皆さんが求めるところだと思うんですが、これ実際、システムを構築して提供できるまでにはどのぐらいの期間が必要になってくるかということと、予算的にどのぐらいの規模が必要になってくるか、伺いたいんですが。

○阿部郁男氏
 実は、東北のほうで以前つくっておりましたところ、市町村から早く欲しい、早くつくってくれっていう要望があって、整備局さんにはいろいろ頑張っていただいたんですが、やはりなかなか予算がつかないと。整備局から同じような質問いただきまして、いつまでにつくれるのかっていう話をいただいたときに、私が推定で申し上げたのは、大体東北全域つくるので5000万円ぐらいかなと。その5000万円を1年でぽんとかけてつくるのか。それとも1500万ずつ3年、4年かけてつくるのかっていうのは、そこは政治的な判断になると思うんですけれども、そういった話はさせていただいています。技術的には、その程度の金額があれば東北全域で先ほどごらんいただいたような浸水範囲を出すようなシステムはつくれたというふうに感じております。

○早川委員
 期間は、東北全域で5000万円としたら、例えば、単年度でそれだけの予算がついたら、その年度でつくり上げることができるという理解でよろしいですか。

○阿部郁男氏
 それで結構でございます。

○早川委員
 あと、防災教育が静岡はすぐれているとおっしゃっていただいたんですが、自主防災組織の組織率は高くて、かなり防災教育も避難訓練等で行っているところは確かにあるんですが、自主防の高齢化ですとか、あと訓練の内容がかなりマンネリ化しているという指摘もあるので、実際の御経験からこれをより具体的な訓練とか、教育に結びつけていくための方策というのは何かお考えがありますでしょうか。

○阿部郁男氏
 それはちょっと私も今、いろいろ思い悩んで考えてはいるところでございます。私、実際に被災して、まだ家族は仙台におりますものですから、たまに仙台に帰るんですが、ちょうど先日、私の住んでいる仙台の町内会で防災訓練がございまして、そこでちょっと感じたのは、震災前も震災後も相変わらずやっていることが変わらないなと、正直いって思いました。そういうのが現状なのかなと思っています。
 それと、もう1つ申し上げたいのは、私の子供が小学校に通っておりまして、静岡県でもやられているとおり、引き渡し訓練っていうのをやるんです。仙台市では毎年、宮城県沖地震が33年前にきた6月にやることになっているんですが、そのときに引き渡しの訓練のリストみたいなのをつくって、親は出させられるんですが、実際に3月11日に私が家内と長女とつれて、小学校にいる息子を迎えにいったときに、子供がいないということがありまして、余り訓練が役に立っていない。
 先生に伺っても、よく状況が把握できていなかったんです。引き渡し訓練っていうのが、要するに、学校からお便りがきて、この時間に引き渡し訓練をしますのでこの時間に校庭にきてくださいっていうふうな訓練の仕方をしているんですが、やっぱり実際に起こると、親御さんがどこで働いているかにもよるんですが、これないケースがたくさんあるわけです。そういうケースを想定して訓練しないといけないんじゃないかなと。学校の訓練においては、そういうのは本当に感じました。例えば、3時から4時の間に引き渡し訓練しますから、この間にきてくださいっていうような訓練のやり方じゃなくて、とにかくランダムにいつくるかわからないような訓練をしていかないと、実際に起きたときに対応できないんじゃないかなというのは感じました。

○中谷委員長
 ほかにどうですか。
 ございませんか。

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