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委員会会議録

質問文書

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平成24年11月産業育成支援特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:11/28/2012
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○四本委員
 今、人材育成についてたくさん議論されましたけども、まさに私もそう思う。実際、f-Bizの皆さん、センター長さん以外のビジネスコンサルタントの人はどんな分野、技術ではないというようなお話でしたけども、やはりそこでのいろんな話を聞いた中で、いわゆるマッチングです。この話はこんなところにいけるぞとかいうところの発想力、どういう経験を持った人たちが、この実際ビジネスコンサルタントでいるのですか。

○小出宗昭氏
 実は、僕自身は、この世界で必要なものというふうによく言われていたのは、巷間伝わっていたその常識みたいなものと経験とか、資格とかいうじゃないですか。僕は全く関係ないと思ったのです。それは自分自身が、僕はM&Aのスペシャリストではあっても、ビジネスコンサルタントのスペシャリストではなかったですし、資格も何も持っていない中でもある程度できたところから見たときに、やっぱり必要な要素というのは、3つだろうと思っているのです。
高いビジネスセンスを持っていること。これビジネスセンスを持っている背景というのは、物すごい情報量なのです。情報の引き出しなのです。2つ目として、コミュニケーション能力がすぐれていること。3つ目が情熱だと思っているのです。そこをベースにしながら、実は一人一人、スカウトした人なのです。
このサブマネジャー、これ副センタ―長なのですけども、彼なんかは元コピーライターさんなのです。きっかけは静岡で僕が仕事をやっていたときに、2つぐらいお仕事を頼んだことがあったのです。そこから上がってきた中身を見て驚いたのです。自称マーケティングができるというふうに言っている人は世の中にいっぱいいますけども、こんなすごいのは見たことがなかったのです。2件ともそうだったので、仮に、僕が独立するような場面が生じたら、絶対この人ゲットだと思っていたのが、杉本さん。
また、この2人というのは、創業したばっかりで、まだ仕事がなくて相談に来た人たちだった。左は経営コーディネーターの安川さんといいまして、新商品開発とか、製品管理の世界にいたのだけども、体を壊されて、その昔診断士をとっていたりしたので、それをベースにしながらコンサルになりたいと、コンサルで独立したと、仕事が来ないって相談に来た人です。彼は、金子さんというクリエイティブディレクターなのですけども、大きな広告会社にお勤めになっていて、そこの仕事をなさっていた。思い切って独立したのだけれども、なかなか仕事がとれないみたいなことだったのです。それぞれの人たちにはさっき言った3つの要素を感じたのです。なので、2〜3カ月様子を見ながら、ある日切り出したのです。おれたちと一緒にやってみないかと。そんな形で1人ずつスカウトしたのです。それにおいては、彼とよく相談しながら、我々にない要素、なおかつ加えると、いわゆる相乗効果を生むようなスタッフを呼んできたいということで、いつもそういう人を探しているのです。
 実は、f-Bizは多分来年度若干そのプロジェクトが大きくなって、さらに2人ぐらいコーディネーターが必要になるものですから、これも実は1年がかりでずっと探しておりました。とってもユニークな、我々にはないノウハウと切り口を持った人を、2人見つけてまいりまして、そういう人でつくっていくみたいな感じなのです。

○四本委員
 何事も人に尽きるのだと思いますけど、その人を探すのが大変なところですね。今の御説明の中で、いろいろなネーミングも、これは若干違うのかもしれないけれど、富士宮やきそば学会のネーミングに通じる部分もあるのかな。やはりこの技術もそうですけど、自分たちは何げなく当たり前でやっているものを、そうではない部分をしっかりと強調してセールスしているというのが、大変すばらしいなと感じる。さっき出た司技研。私もお客さんだったものですから、十数年前は2〜3人でやっていて、私の営業が余りよくなかったから大きくならなかったと思いますけどもすばらしい企業だと思います。それが今、十何人になったということで、私も今聞いてびっくりしましたけども、大変すばらしいなと思っています。とにかく本当に、今のような人材をいかに育成していくか。でも、これは現実的に公の育成というのは、なかなか意識が難しいのではないのかなと思うから、まさに公と民間でうまくできていく仕組みをつくっていくことが必要ではないのかなと思うのですけれど、その辺いかがでございますか。

○小出宗昭氏
 経済産業省の幹部が、本当に少人数の内輪の会議になると、既存の機関の活性化は無理だろうとおっしゃる方、結構いらっしゃるのです。僕自身はそうではないと思っているのです。変革させることはできるというふうに思っているのです。ただし、それは前提条件があって、先ほど申し上げましたとおり、今の状態がよくないと強く危機感を持つことなのです。そういうことであるならば、変革させることは可能だろうと。一方で、よく我々が非常にスペシャリストの集団で、特別な人間たちでやったからこそこうなったのだろうと。よく言われがちなのだけれども、僕は実はそうではないと思っていて、3つの要素を兼ね備えている人間だったらできるし、経験がない人間でもできるなと思っているのです。
 現にやりましたのが、実は東京に巣鴨信用金庫というのがございます。巣鴨地蔵尊の真ん前にあります。そこの経営者から頼まれて、あそこの巣鴨信金というのは、実は中小企業に対するサポートというのはほとんど何もやっていなかった。全くゼロだったのです。僕の豊島区主催の講演で話を聞きまして、ぜひこういうことをやらせたいということで、短期間でそこのところを育成することをお手伝いしたのです。具体的には行員をトータル5人送り込んでいただきました。結構厳しい修行だったのですけども、私どものスタッフとして使いまして、その人間が帰って、すぐに巣鴨事業創造センターというのを立ち上げて、コンサルの部署を立ち上げたのです。その人間が豊島区からの依頼で、新たにできた豊島ビジネスサポートセンターというところに派遣されているのです。実は、今、豊島区のビジネスサポートセンターは、区内の中のこの手の施設の中で一番相談者がいるというふうに言われているところなのです。一番活性しているというようなモデルになった。
つまりは全く経験がないところでも、方向性を明確にして、伝えるべきノウハウをうまく伝授すれば機能するのだろうということのある面、証明だったと思うのです。だから、これは静岡県内においてもそうですし、全国各地においても同じことが起きるだろうと。ただし、前提というのが何回も言っているようにあると、現状がうまくないというような危機感のもと、要するに目指すべき方向性を明確にし、やるべきことを明確にするのです。ただ支援、支援といっても何をやればいいかわからないような状態ではだめなのです。結果を出すということなのです。売り上げを上げるということなのです。そのためにどうするかという、こういうことの流れを明確にすれば、こうなるのではないかなと思っています。

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