• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 委員会補足文書

ここから本文です。

委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年9月定例会文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 10/06/2015 会派名:


○西田文化・観光部長
 おはようございます。文化・観光部長の西田でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、文化・観光部関係で9月県議会定例会への提出議案及び所管事項につきまして、お手元に配付いたしました文化観光委員会説明資料及び議案、議案説明書より御説明申し上げます。
 初めに、議案についてでございますが、今回お諮りしております案件は、議案1件、報告事項2件であります。
 委員会説明資料の1ページをごらんください。
 第113号議案「平成27年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。議案では5ページ、議案説明書でも5ページをお開きください。
 今回は、地方創生の取り組みを推進するための経費及び当初予算編成後の事情変化により必要となった経費について補正するものであります。
 文化・観光部関係の補正予算は、委員会説明資料の1歳出予算に記載のとおり、第5款文化・観光費2億6120万円及び第11款教育費2億580万7000円の合計4億6700万7000円であり、この結果、予算累計額は447億6750万円となります。
 引き続き、議案説明資料の5ページをごらんください。委員会説明資料では2ページをお開きください。
 議案説明書の款項目の単位で説明いたします。財源及び節の内訳につきましては、それぞれ目の欄に記載のとおりであります。
 まず初めに、第2目世界遺産推進費500万円は韮山反射炉を含む明治日本の産業革命遺産の資産全体としての価値の理解促進などを図るための世界遺産ガイドアプリの開発に要する経費の補正であります。
 第4目地球環境史ミュージアム費840万円は、来年3月に一般公開を予定しているふじのくに地球環境史ミュージアムの駐車場整備に要する経費の補正であります。
 第3項観光交流費第1目観光費7090万円についてでありますが、(1)伊豆半島広域観光推進事業費1190万円は、伊豆半島の広域観光の推進に要する経費の補正であります。
 (2)静岡型外国人向け地域資源活用ツーリズム事業費5900万円は、富士山静岡空港発着の外国人向け旅行商品の造成促進など、増加する外国人旅行者への対応に要する経費の補正であります。
 第2目スポーツ交流費1億700万円についてでありますが、議案説明書6ページの(1)スポーツ交流推進事業費1億円は、ラグビーワールドカップ2019組織委員会への開催都市分担金に要する経費の補正であります。
 (2)サイクルスポーツによる交流促進事業費700万円でありますが、サイクリング資源を生かしたスポーツ交流促進のための経費であります。
 第4項空港振興費6990万円のうち、第1目空港管理費4450万円は、空港ターミナルビルの混雑に対応するための警備体制等の強化など空港基本施設等の管理運営に要する経費の補正であります。
 第2目空港政策費1300万円は、国際線の増便に対応し、空港の手荷物検査など航空保安関係事業を行う航空会社に対して助成する経費の補正であります。
 第3目空港利用促進費1240万円は、中国路線の新規就航等に対応するための空港アクセスバスの増便等の旅客の利用促進に要する経費の補正であります。
 議案では6ページ、議案説明書では17ページをお開きください。
 第11款教育費第11項私学振興費第1目私学振興費2億580万7000円は、私立学校経常的経費助成について生徒等1人当たりの地方交付税単価の確定等に伴う補正であります。
 委員会説明資料の3ページをごらんください。
 3債務負担行為であります。
 議案では12ページ、議案説明書では23ページをお開きください。
 ふじのくに地球環境史ミュージアム駐車場整備工事契約及びラグビーワールドカップ2019開催都市分担金出捐契約の債務負担行為の設定について議決を求めるものであります。
 なお、別冊資料として主要事業参考資料をお配りいたしましたので、あわせてごらんください。
 次に、委員会説明資料の4ページをお開きください。議案では79ページ、議案説明書では57ページになります。
 報告第20号「静岡県公立大学法人の平成26事業年度の業務実績に関する評価結果」及び報告第21号「公立大学法人静岡文化芸術大学の平成26事業年度の業務実績に関する評価結果」についてであります。
 本報告は、静岡県公立大学法人評価委員会が実施した評価の結果につきまして、地方独立行政法人法第28条第5項の規定に基づき行うものであります。
 評価は、中期目標・中期計画の達成に向けた進捗状況を全体評価と項目別評価によって行いますが、具体的な評価の方法は委員会説明資料の2の(2)に記載のとおりであります。
 委員会説明資料5ページをごらんください。
 初めに、静岡県公立大学法人の評価結果の概要につきまして御説明いたします。
 まず、全体評価は中期目標・中期計画の達成に向けて順調に進んでいるとの結果を、また項目別評価につきましては、教育研究、法人経営、自己点検評価、その他業務運営の4項目全てが、順調に進んでいるとの結果をいただいております。
 具体的な内容につきましては、委員会説明資料6ページをごらんください。
 全体評価として2に記載のとおり、就職支援の強化、地(知)の拠点整備事業に採択されたプログラムによる地域課題解決のための教育及び研究の開始などが高く評価された一方、第2期中期計画における新規項目である教養教育の見直しやグローバル化について、取り組みを着実に進めることが求められております。
 項目別評価では、3の(1)大学の教育研究等の質の向上に関する目標で、医療経営研究センター及び地域経営研究センターにおける社会人学習講座の共同開催、計画を上回る件数の受託研究・共同研究の獲得などが高く評価されておりますが、入試ミスの発生などについては課題とされたところであります。
 委員会説明資料7ページをごらんください。
 (2)法人の経営に関する目標では、理事長のリーダーシップのもとに着手した教育研究組織の見直しなどが、(3)自己点検・評価及び情報の提供に関する目標では、大学公式サイトの使いやすさが民間調査会社の調査で国内211大学中第6位を獲得したことなどが、(4)その他業務運営に関する重要目標では、大規模修繕工事計画に基づき中央監視設備の更新等を開始したことが特に評価されております。
 委員会説明資料の8ページをお開きください。議案では89ページ、議案説明書では58ページをお開きください。
 報告第21号「公立大学法人静岡文化芸術大学の平成26事業年度の業務実績に関する評価結果」についてであります。
 まず、全体評価は中期目標・中期計画の達成に向けて順調に進んでいるとの結果を、また項目別評価につきましては、教育研究、法人経営、自己点検評価、その他業務運営の4項目全てが順調に進んでいるとの結果をいただいております。
 具体的な内容については、委員会説明資料9ページをごらんください。
 全体評価として2に記載のとおり、教育課程改正等へ向けた取り組み、障害を持った学生への支援の充実、海外向けの広報の充実などが高く評価された一方、平成28年度から始まる次期中期目標を見据えた法人運営が求められております。
 項目別評価では、3の(1)大学の教育研究等の質の向上に関する目標で、市民や地域のニーズに対応した公開講座の開催などが高く評価されておりますが、入試ミスの発生については課題とされたところです。
 委員会説明資料10ページをお開きください。
 (2)法人の経営に関する目標では、外国人教員の増員や技術専門員の採用による多様な人材確保などが、(3)自己点検・評価及び情報の提供に関する目標では、ホームページの充実や海外向けの広報の充実などが、(4)その他業務運営に関する重要目標では、地震被害想定や浸水想定の分析による防災訓練の見直しなどが特に評価されております。
 以上が評価結果の概要になります。
 県といたしましては、これらの結果を踏まえまして両法人に対し、中期目標・中期計画が確実に達成されるよう引き続き適切な支援、指導を行ってまいります。
 次に、文化・観光部の所管事項について御説明いたします。
 委員会説明資料11ページをごらんください。
 ふじのくに子ども芸術大学の開催についてであります。
 第3期ふじのくに文化振興基本計画における重点施策の1つである、子供が本物の文化に触れる機会を充実させるための取り組みとしてふじのくに子ども芸術大学を県内各地で開催しております。
 2平成27年度実施概要の表に記載のとおり、日本を代表する作曲家三枝成彰氏のネットワークを活用した企画型講座や地域の資源を活用する公募型講座などに合わせて740人の参加が見込まれております。
 ピアニストの仲道郁代氏、建築家の隈研吾氏など、第一線で活躍するアーティストから直接レッスンなどを受ける機会は子供たちにとって大変貴重であり、柔軟で創造的な発想力や自主的な判断、行動力を身につけることが期待されますことから、今後も講座の充実を図っていきたいと考えております。
 次に、委員会説明資料12ページをお開きください。
 オリンピック文化プログラムの推進についてであります。
 東京オリンピック・パラリンピック文化プログラムの県内開催に向け、2推進組織の概要のとおり県と民間団体等との連携による準備組織を今月中を目途に立ち上げ、本県の特性を生かしたプログラムを展開していくための調査検討等を行ってまいります。
 委員会説明資料13ページをごらんください。
 世界遺産富士山の保存管理についてであります。
 2016年2月1日までにユネスコ世界遺産センターに提出する保全状況報告書につきましては、今月1日に第6回富士山世界文化遺産学術委員会を開催し、富士山包括的保存管理計画の改定等について御審議いただきました。
 今後は、今月23日開催予定の富士山世界文化遺産協議会において国や関係自治体、構成資産や地元関係の皆様からさまざまな御意見も踏まえつつ、ユネスコ世界遺産センターへ提出する保全状況報告書を最善のものとしてまいります。
 なお、お手元にヴィジョン・各種戦略案及び包括的保存管理計画案を配付いたしましたので後ほどごらんください。
 委員会説明資料の14ページをお開きください。
 今夏の富士山の状況についてであります。
 今夏の富士山における登山道開通期間における富士山8合目における登山者数の合計は、2に記載のとおり静岡・山梨両県を合わせて23万4217人となっており、前年同時期に比べ約5万1000人減少しております。
 また、本年9月10日現在の本県における富士山保全協力金の速報値につきましては、3に記載のとおり協力者数4万3792人、額は4345万5701円となっており、本年も多くの皆様方に御協力いただきました。前年に比べ協力者数は237人増加、協力率は5.8ポイント上昇し46.7%となりましたが、2の表の中段、静岡県側3登山道計の欄に記載のとおり本県側登山者数が前年同時期に比べ約1万7000人減少し、約9万7000人にとどまったこと等の影響により、金額は昨年に比べ56万5000円余りの減少となっております。当初想定を割り込んだ結果となりましたが、今後も引き続き来夏の運用に向け山梨県と連携を図りながらより多くの皆様に御理解、御協力をいただけるよう改善に取り組んでまいります。
 委員会説明資料15ページをごらんください。
 富士山世界遺産センター(仮称)の整備についてであります。
 富士山の保存管理及び情報提供の拠点施設として整備を進めている富士山世界遺産センター(仮称)の展示物の製作等につきましては、2に記載のとおり展示物の製作を総合的に行う委託契約を締結したところであり、この夏から映像シアターや常設展示室で上映する映像の撮影を進めております。
 また、調査研究や成果の発信につきましては、3に記載のとおり日本史、美術史及び考古学を専門とする研究員3名が中心となり、ユネスコ世界遺産委員会の決議を踏まえた巡礼路の調査、富士山に関する古文書等の文字データ5,000点の電子データ化などを進めるとともに、富士山の絵画や写真を題材としたセミナーの開催や小中高校生等を対象とした出前講座の開催等を進めているところであります。
 なお、4建築工事の再入札への対応につきましては、できる限り再入札を行えるよう議会からいただいた御意見を踏まえ、5整備スケジュール案に記載した平成29年度中の完成を目指し、建築工事費の圧縮を含め、現在検討を進めているところであります。
 次に、委員会説明資料16ページをお開きください。
 総合教育会議の開催結果についてであります。
 本年4月1日の法改正に伴い設置した静岡県総合教育会議及び本県独自の取り組みとして設置した有識者会議地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会につきましては、2に記載のとおりこれまでそれぞれ3回開催いたしました。
 総合教育会議の開催結果につきましては、3(2)に記載のとおり第2回会議において教職員及び高校生の国際化を推進するための県民サポーター制度の導入等を検討すること。また(3)に記載のとおり第3回会議において人材バンクの構築や地域スポーツクラブの設立に向け取り組んでいくことも合意されたところであり、知事と教育委員との率直な意見交換により課題の共有や施策の方向性に係る協議が円滑に行われているものと考えております。
 今後は、4に記載のとおり今年度さらに2回の会議を開催し、新しい実学の奨励や大学、大学院の充実について協議するほか、本県教育の基本的な方針を示す大綱についても協議することとしております。
 委員会説明資料17ページをごらんください。
 本県の観光交流の動向についてであります。
 平成26年度の宿泊者数と観光レクリエーション客数を合計しました観光交流客数は、1県全体の観光交流の動向に記載のとおり、速報値で1億4793万人と前年度に比べ2.0%の297万人増加いたしました。このうち宿泊客数は1881万人で、前年度に比べ59万人、3.2%増加、観光レクリエーション客数は1億2913万人で、前年度に比べ238万人、1.9%の増加となっております。速報値ではありますが、昭和46年の統計開始以来のピークであった昨年度を上回り過去最高を記録しております。中でも東駿河湾環状道路や圏央道の開通などにより、アクセスが改善した伊豆地域や浜名湖花博2014が開催された西北遠地域が好調でありました。
 次に、委員会説明資料18ページをお開きください。
 平成27年度本県の外国人延べ宿泊者数は、2(2)に記載のとおり6月末までの半年間で87万4000人泊となり、昨年の年間宿泊者数で78万6000人を既に上回っております。
 主要なターゲットである中国、タイ、台湾、韓国につきましては、(3)国籍別の外国人延べ宿泊者数のグラフの右へ上向きの破線が示すように、いずれも前年同期に比べ増加しており、中でも中国人観光客は(4)に記載のとおり、本年の外国人延べ宿泊者数の約6割を占めております。
 今後も国内外から観光客が確実に増加するよう、魅力ある観光地づくりや効果的なプロモーション、受け入れ体制の整備を進めてまいります。
 委員会説明資料19ページをごらんください。
 伊豆半島ジオパークの推進についてであります。
 2審査結果に記載のとおり、先日開催されたアジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムにおいて伊豆半島ジオパークの世界ジオパークネットワークへの加盟が審査されましたが、残念ながら保留となり実質的に審査継続の扱いとなりました。世界ジオパークネットワーク事務局からは、11月末までに判断に必要な追加書類の提出が必要な旨の伝達を受けておりますことから、早急に確認し追加資料の作成に全力を尽くしてまいります。
 県は、これまで推進母体である伊豆半島ジオパーク推進協議会への支援を行ってきましたが、4 平成27年度の事業概要に記載のとおり、引き続き世界加盟へ向けトレッキングツアーの開催、映像作成など多彩な事業を実施し、国内外へ情報発信してまいります。
 今後も推進協議会と連携し、伊豆半島ジオパークが速やかに世界ジオパークネットワークに加盟できるよう取り組んでまいります。
 次に、委員会説明資料の20ページをお開きください。
 日本平山頂シンボル施設の整備についてであります。
 2(2)に記載のとおり、本年5月から3回にわたり日本平山頂シンボル施設基本構想策定委員会を開催し、有識者の方々に御検討いただいたシンボル施設の基本構想について8月28日に芳賀委員長から知事に御提言いただいたところであります。
 基本構想につきましては、3に記載のとおりコンセプト、基本方針、施設機能、施設内容、整備方針が盛り込まれており、この中で静岡市が計画する展望回廊等との一体的な整備を提言されましたことから、両施設が一体となったデザインによる設計の実施に向け、現在静岡市等と調整を進めているところであり、早期に着手できるよう努めてまいります。
 なお、基本構想の詳細につきましては、お手元に基本構想を配付いたしましたので、後ほどごらんください。
 次に、委員会説明資料21ページをごらんください。
 スポーツを活用した交流促進についてであります。
 東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致については、2(1)のとおりこれまで焼津市及び伊豆の国市とモンゴル国との間で県内初の事例となる事前キャンプ実施の基本合意書を締結するに至りました。
 また、台湾からは大学生、高校生年代のアーチェリー代表チーム22名のキャンプ受け入れが実現いたしました。
 ナショナルトレーニングセンターである掛川市のつま恋等を会場に全日本代表選手や本県の国体代表選手との交流試合なども行い、チームの代表者からは練習施設を初め非常に高い評価をいただきました。さらなる先行事例の創出に向けた取り組みとして、2(2)のとおり台湾バドミントン代表チームの合宿が11月末から予定されており、現在競技団体、静岡市とともに調整を進めているところであります。
 今後とも、市町等とも連携しながら多くの事前キャンプが実現できるよう取り組んでまいります。
 なお、その他の大規模イベントとして富士山女子駅伝及びアジア自転車競技選手権大会が年末及び年明けに予定されておりますことから、広報を初めとした準備を進め両大会の成功に向け万全を期してまいります。
 次に、委員会説明資料22ページをお開きください。
 ラグビーワールドカップ2019に向けた取り組みについてであります。
 先月18日、ラグビーワールドカップイングランド大会が開幕し、日本が予選で既に2勝したこともあり、大きな盛り上がりを見せております。この機会を捉えてラグビーワールドカップ2019の本県開催に向け県民へのPRと機運醸成を図るとともに開催準備を進めております。
 具体的には、3の今後の取り組みに記載のとおり、ワールドカップの迫力を県民の皆様に感じていただくため19日の日本対南アフリカ戦を皮切りに、県の東部・中部・西部でパブリックビューイングを開催いたしました。また今月下旬には知事が訪英し、大会の視察や関係者とも懇談し開催準備に向けた情報収集を行うとともに、ロンドン中心部に設置されるジャパンパビリオンで本県のPRを行ってまいります。
 イングランド大会が終わりますと、日本大会に向け準備が本格化することから、大会の成功に向け静岡県開催推進委員会(仮称)の設立準備を進めるとともに、11月28日にはエコパスタジアムを舞台にラグビートップリーグの試合が開催されますので、イングランド大会の興奮をそのまま県内のラグビー熱につなげてまいりたいと考えております。
 なお、ラグビーワールドカップについて、県政インターネットモニターへのアンケートを今回実施したところ、4に記載のとおりの結果でありました。こうした結果も参考にしながら、引き続き県民へのPRと機運醸成、開催準備を進めてまいります。
 次に、委員会説明資料23ページをごらんください。
 スポーツを通じたイタリア国フリウリ・ベネチア・ジュリア州との交流についてであります。
 8月下旬、イタリア国フリウリ・ベネチア・ジュリア州を代表するサイクリング大会カルニア・クラシックの開催に合わせ、難波副知事を初め職員が同州を訪問いたしました。
 期間中には2の表の上段、訪問日等に記載のとおりオープニングイベントへの参加、ブース出展による本県のPRなどを実施したほか、今後の交流の進め方について協議してまいりました。
 協議の結果につきましては、成果の欄の交流の考え方に記載のとおり、スポーツを通じて交流を進めることで共通の認識を持つに至りました。
 また、民間交流を後押しするため、イタリアから多くのサイクリストを静岡県に派遣したいとの意向が示されました。
 今後は、具体的な受け入れや交流のあり方について検討を進めつつ、3今後の進め方に記載のとおり、10月下旬に知事がイタリアを訪問し、同州知事と意見交換を行い、スポーツを通じた交流に係る協定書の締結を目指してまいります。
 次に、委員会説明資料24ページをお開きください。
 富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 平成27年8月の搭乗者数につきましては、2の表に記載のとおり国内線が3万2561人、国際線が5万71人、全体では8万2632人、搭乗率は74.7%となり前年同月と比較して人数は47.1%、2万6470人増加し、開港以来単月として最高の搭乗者数となりました。
 国内線は、運用時間の延長に伴う増便によりFDA福岡線が過去最高の搭乗者数となるなど、前年同月比でも5.3%、1,634人増加し、顕著に推移しております。
 また、国際線は旺盛な訪日需要により中国路線や台北線が好調な利用状況となり、前年同月比で98.4%、2万4836人と大幅に増加しております。
 次に、委員会説明資料25ページをごらんください。
 富士山静岡空港における平成27年冬ダイヤ期間の運航計画についてであります。
 10月25日からの冬ダイヤでは、平成26年冬ダイヤ5社7路線、週55往復に比べて、3社16路線、週36往復ふえ、8社により17路線、週91往復の運航が計画されています。
 国内線は、7月23日の運用時間延長を契機に福岡線が1往復増便し1日4往復となりました。
 また、国際線は中国からの訪日需要を背景に10月1日現在で6社16路線、週53往復まで拡大いたしましたが、今期の冬ダイヤでは北京首都航空の杭州線が週2往復から週4往復に増便された一方で、中国南方航空の長沙線等の運休により6社13路線、週42往復の運航となります。
 引き続き、航空会社と連携し、路線の特徴に応じた利用促進に努め、閑散期における需要の底上げを図るなど利用者数を着実に上げ、年間目標者数70万人の達成を確かなものにしてまいります。
 次に、委員会説明資料26ページをお開きください。
 富士山静岡空港の二次交通の改善についてであります。
 空港と鉄道駅等を結ぶ二次交通につきましては、昨年11月の検討会議報告書で示された改善の方向性を踏まえ、利用者目線に立った改善に取り組んでいるところであります。
 二次交通の利用状況につきましては、2(1)空港アクセスバスのイ利用実績及び2(2)西部地域乗り合いタクシー利用状況に記載のとおり、新規就航や増便と相まって利用者数は着実に増加してきており、一定の成果が上がってきているものと考えております。
 引き続き、訪日需要の高まり等に伴う新規就航や増便に対応したアクセスバスの充実、西部地域乗り合いタクシー運行を維持することで利便性の高い二次交通になるよう努めてまいります。
 次に、委員会説明資料の27ページをごらんください。
 富士山静岡空港旅客ターミナルビルの混雑対応についてであります。
 旅客ターミナルビルにおいては、この春以降の中国便の急増による混雑が2混雑状況のとおり日常的に発生しておりますことから、空港を安全に安心して利用していただくため、3に記載のとおり対応を図っているところであります。警備員や国際線案内誘導員の増員及び荷物仮置き場を確保するためのセンタードームへの風よけのフェンスの設置につきましては、必要となる経費を補正予算案に盛り込み、今議会にお諮りするところであります。
 委員会説明資料の28ページをお開きください。
 富士山静岡空港の新たな環境監視体制についてであります。
 県では、富士山静岡空港の整備に伴う周辺環境への影響を軽減するため、平成9年度に専門家や地元住民代表等で組織する静岡空港環境監視機構を設置して、空港周辺地域の環境監視及び環境保全対策を実施してまいりました。
 これまでの取り組み成果により開港後5年目の環境保全目標がおおむね達成されたため、本年度に組織を改編し、2(1)のとおり新たに学識経験者のみで構成する静岡空港環境監視会議を立ち上げ、9月に第1回会議を開催したところであります。
 次に、人口減少を克服する地域創生の取り組みについてでございます。
 さきの6月県議会定例会におきまして、総合戦略等の素案につきまして御審議いただき、7月13日には県議会各会派の皆様から115項目に及ぶ大変貴重な御提言をいただきました。
 また、8月3日に開催した、美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議や5つの圏域ごとの地域会議、パブリックコメントを通じて幅広い県民の皆様から御意見をいただいたところであります。皆さんの御意見をしっかりと反映し、熟度を高めた原案につきまして、お手元の資料のとおり取りまとめましたので、改めて本議会の常任委員会で御審議いただき、実効性を一層高め、10月中に成案を得てまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生長期人口ビジョン案及び総合戦略案について御説明いたします。
 初めに、長期ビジョン案についてでございます。
 お手元の黄色のファイルをお開きいただきまして、A3版の長期ビジョン(案)概要をごらんください。
 6月県議会定例会で御審議いただいた素案からの修正事項といたしましては、左側の中段に記載しております人口減少対策の基本的視点の1つ目に、人口減少社会に対応した新たな社会システムを創造する発想と実践を掲げておりますが、素案でお示ししたものは、「人口減少社会を切り開く静岡を創造する発想と実践」との表記では意味がわかりにくいとの御指摘を踏まえまして記載のとおり修正いたしました。
 そのほか、統計数値を最新データに置きかえたことなどが主な修正であり、基本的には素案からの大きな変更はございません。
 では、次にお手元に配付してございますこの緑のファイルにより、文化・観光部が取り組みます総合戦略案について御説明いたします。
 なお、総合戦略案の所管部局につきましては、冒頭につづっております所管委員会一覧のとおりでございます。御参照願います。A3版の資料の6枚の後に本冊がございます。では本冊の9ページをお開きください。
 戦略体系のうち、文化・観光部の主要な戦略である3ふじのくにならではの魅力ある暮らしを提供し、新しい人の流れをつくるについてであります。
 人々の憧れを呼ぶ地域をつくるため、富士山を初めとする世界水準の魅力に一層磨きをかけ、国内外との交流を促進し、多くの人々に静岡の魅力を知ってもらうことや、県内大学を初めとする高等教育機能などの充実を図ることとし、生活指標に静岡県が住みよいところと思っている人の割合80%や、文武芸のいずれかの分野において自己を磨く努力をしている人の割合80%を目標に掲げ、移住・定住につなげる取り組みを展開してまいります。
 次に、当部の主要な取り組みについて御説明いたします。
 素案からの主な修正事項としては、今後5年間の具体的施策を御意見を踏まえ追加いたしました。
 恐縮ですが、62、63ページをお開きください。
 このページは、主な重要業績評価指標であるKPIと主な施策との関連性等の見える化を図るため、今回新たに加えたものです。
 重点取り組みの3ふじのくにならではの魅力ある暮らしを提供し、新しい人の流れをつくるのうち、文化・観光部では3−2交流の拡大と3−3魅力ある教育環境の整備を担っております。
 次に、76ページをお開きください。
 (1)交流の拡大についてであります。
ア静岡へ訪れる契機となる魅力の磨き上げと情報発信の強化に向け、まず世界水準の魅力を核とした観光地づくりを進めるため、目標に観光交流客数1億7000万人等を掲げ、世界遺産富士山や韮山反射炉の後世への継承、伊豆地域が一体となった観光地づくり等により、国内外からの交流の拡大を図ってまいります。
 続いて、81ページをお開きください。
 にぎわいを創出するイベントの展開を図るため、目標に観光レクリエーション客数1億5000万人等を掲げ、文化プログラムの推進体制の構築と展開や魅力ある文化イベントの展開を図ってまいります。
 次に、83ページをごらんください。
 イ交流の推進の核となる人材の育成に向け、目標に静岡県の旅行に満足した旅行者の割合100%等を掲げ、おもてなしを支える観光人材の育成などを行ってまいります。
 次に、85ページをごらんください。
 (2)外国人観光客や留学生の呼び込みについてであります。
 ア東京オリンピック・パラリンピックを契機とした誘客強化を図るため、外国人延べ宿泊者数120万人等を掲げ、知名度の向上と来訪促進を図り、次の86ページにございますように大規模スポーツイベントの展開により諸外国からの誘客に取り組んでまいります。
 次に、88ページをお開きください。
 海外との交流基盤等の充実についてであります。
 目標に富士山静岡空港の利用者数100万人等を掲げ、空港の新たな運営体制の構築、路線の充実、利用拡大、空港の二次交通の改善、旅客ターミナルビルの機能向上により、本県の交流の玄関口として、富士山静岡空港の機能を強化してまいります。
 次に、90ページをお開きください。
 イ、アジアからの留学生の受け入れ促進を図るため、目標を外国人留学生数3,500人とし、外国人留学生の受け入れや海外の大学との交流を促進してまいります。
 次に、98ページをお開きください。
 (2)高等教育機能の充実についてであります。
 ア静岡県や日本の発展を担うグローバル人材の育成として、次の99ページにございますとおり日本人学生に対する留学支援環境の整備のため、目標に県内高等教育機関から海外への留学生数767人を掲げ、海外留学応援フェアやふじのくに地域・大学コンソーシアムへの支援を通じた海外留学の奨励、100ページにございますとおり友好提携都市等との交流促進に取り組んでまいります。
 次に、100ページの下段にございますイ魅力ある教育の充実として、大学間等との連携による高等教育機能の充実や、次の101ページの下段にございますウ地域と連携した取り組みの推進により、静岡県立大学、静岡文化芸術大学を初めとする県内高等教育機関等の教育研究機能の充実を図るとともに、地域との連携体制の充実を促進してまいります。
 次に、103ページをごらんください。
 また、エ高等教育機関における県内進学・就職の促進として、目標に県内大学卒業就職者の県内企業等就職割合61.2%を掲げ、他部局と連携し県内企業への就職促進と高校と大学の交流の促進に努めてまいります。
 次に、162ページをお開きください。
 5の圏域ごとの目指す姿と実現に向けた取り組みのうち、当部の主要な取り組みについて御説明いたします。
 初めに、伊豆半島地域でございます。
 164ページをごらんください。
 世界レベルの魅力あふれる自然を生かした観光交流圏を目指すことから、(3)ア誰もが活躍できる安定した雇用を創出するため、地域資源を生かした観光産業の振興に向け、目標に伊豆半島地域の観光交流客数4700万人を掲げ、官民を挙げた観光産業の再興を図ってまいります。
 次に、東部地域でございます。
 173ページをお開きください。
 中段にございますように、富士登山者の安全・安心の確保と周辺の観光情報や安全情報の提供、ふじのくに千本松フォーラム「プラサ ヴェルデ」を拠点としたコンベンション誘致を促進してまいります。
 次に、中部地域でございます。
 179ページをお開きください。
 交流の拡大に向け、名勝日本平山頂にシンボル施設を整備するほか、グランシップなど拠点施設へのコンベンション等の誘致を促進してまいります。
 次に、志太榛原・中東遠地域についてであります。
 184ページをお開きください。
 富士山静岡空港を活用した交流人口の拡大に向け、目標に志太榛原・中東遠地域の観光交流客数3100万人を掲げ、外国人個人観光客の誘客、大井川源流や空港周辺の観光資源を生かした旅行商品の造成促進、ラグビーワールドカップ2019の開催に向けたスポーツ交流の拡大に取り組んでまいります。
 次に、西部地域についてであります。
 190ページをお開きください。
 遠江八景に代表される浜名湖の景観等を生かした旅行商品の造成への働きかけや、静岡国際オペラコンクールを通じた世界レベルの音楽文化の形成と情報発信を行ってまいります。
 それでは、最後に富士山静岡空港停留料の徴収誤りについて御報告申し上げます。
 本日、机の上に――お手元にお配りいたしましたペーパーが1枚ございますけれども、これをごらんいただきたいと思います。
 ダイヤ等の変更によりまして、平成27年3月から新たに2便目の夜間停留を開始した株式会社フジドリームエアラインズの福岡便に係る停留料につきまして、静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例の附則の停留料の特例により増便による停留料を1年間はゼロとすべきところを本年3月分から4月分までの合計額34万6250円を誤って徴収しておりました。事実を把握した後、9月24日に株式会社フジドリームエアラインズを訪問し、事情を説明し謝罪を行うとともに誤って徴収した停留料につきましては10月2日に全額返戻いたしました。
 この場をおかりいたしまして、委員及び県民の皆様に深くおわびいたします。どうも申しわけありませんでした。
 今後、二度とこのようなことがないよう、収納事務について減免対象が明確にわかる一覧表を作成して情報共有を図り、あわせて複数によるチェック体制をより徹底するなど適切な事務の執行の徹底に努めてまいります。
 以上で私からの説明は終わります。
 御審査のほどよろしくお願いいたします。

○鳥澤委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより、質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言を願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp