本会議会議録


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令和4年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:廣田 直美 議員
質疑・質問日:12/14/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○野田委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を再開します。

○廣田委員
 一問一答方式でお願いします。
 議案第174号に関連しまして、総務委員会説明資料13ページ、宝くじの販売についてお伺いしたいと思います。
 令和4年度は発売額が185億円余と記載されており、過去5年間で最高になる見通しとあります。近年は販売店の減少やスポーツくじ購入者の増加などにより宝くじの売上げ減少が続いていると聞いておりましたが、令和3年度から大幅にアップしたことに対して非常に驚いております。
一体どのような売上げ促進策をされたのか教えていただきたいのと、せっかく販売額が向上しているんですから今回の議案の190億円より少し増額設定してもよかったのではないかと思いますが、この点についての見解をお願いいたします。

○山田財政課長
宝くじの販売促進につきましては、全国協議会でCM等を大々的に展開するなどの促進策をやっていただいております。
県のほうはもう少し地道な取組を進めております。従来から行っているホームページあるいはポスターの掲示などに加えまして、13ページ4番に県内金融機関に対する宝くじの景品利用の呼びかけと記載がありますが、スルガ銀行が宝くじ付き定期預金を発売しておりまして、これも宝くじの増加に寄与している一因だと思います。また従来東京で宝くじを購入していたものを県内で御購入していただけることになり、それによっても県内購入額が増えております。
 それから2つ目、宝くじの幸運の女神と連携したPRとして、幸運の女神が県庁に来られるときにマスコミの取材をセッティングして出野副知事のところにへ行っていただき県民に周知を図る取組もしております。
 それから3つ目、関東中部東北自治宝くじにおける本県の証票図柄として、今年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を放映しておりますのでそれに関連し伊豆北条氏のふるさとを使用し静岡県のPRを図ったところでございます。
 それから、宝くじの売上げが増えている中で来年度の発売限度額を議案の190億円以上に増やさなかったのかとの御質問ですが、販売限度額につきましては例年と同様の考え方で設定しております。全国の自治宝くじ協議会が決定しております来年度の全国の発売計画額が1兆187億円となっており、これは前年比で100.9%とほぼ令和4年度と同程度の金額になっております。その販売計画額に直近令和3年度の本県の宝くじの発売実績のシェア1.8%を乗じ算定した結果、おおむね令和4年度と同額となりましたので190億円と設定させていただいたところでございます。

○廣田委員
 販売額の上限にそういった仕組みがあるのを知らなかったですが、よく理解できました。本当に貴重な財源の確保につながると思いますので、ぜひまた取り組んでいただきたいと思います。

 次に、資料にはございませんが地方公務員の兼業許可についてお伺いしたいと思います。
公務員は原則として兼業が禁止されていましたが、平成31年3月に国家公務員について一定の基準を満たす場合兼業が解禁されました。県でも職員が地域社会においてコーディネーター等として活躍することを期待し、令和2年7月に営利企業への従事等許可基準を改正し兼業許可の取扱いを明確にしたと聞いております。
 基準の改正から2年が経過したわけですが、実際にどのくらいの方が兼業しているのか具体的な事情も含めて教えていただきたいのと、職員の兼業についてどのように取り組んでいく方針なのかも併せてお伺いいたします。

○松人事課長
 8番委員御指摘のとおり、地方公務員が公務以外で活躍することを期待されるようになってきていると認識しております。本県においては兼業許可を取得して、例えば地域におけるスポーツ推進員ですとか地域情報化アドバイザー等で既に地域社会で活動している職員もございます。
 実際に活動している職員からは、公務以外の活動で地域を中心とした人脈も広がって公務では得られない知識、経験等も得られるというメリットも大きいと聞いており、私どもとしても職員が公私にわたって活躍できる後押しとなる取組をしていきたいと考えております。

○廣田委員
 今ちょっと聞き逃したかもしれないですが、どれぐらいの方が兼業されているか人数が分かれば教えてください。

○松人事課長
 兼業許可を出している職員は、今84件ございます。

○廣田委員
 意外と多いなと思いました。
 なぜこの質問をしたかといいますと、ある職員の方が所属長に兼業したいと申し入れたとき、それはできないと断られたという話を聞いたのでお伺いしました。やはり職員の方と所属長がこの制度を理解しないとせっかくある制度が無駄になると思いますのでその辺のPR活動と、あとほかの方と交流することはとても資質向上になると思いますので、また取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。以上です。

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