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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月富士山静岡空港活性化特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:12/19/2011
会派名:自民改革会議


○多家委員
 貨物についてちょっと質問したいんですが、貨物の利用促進協議会をつくって、貨物の分野をやっていると、それはそれでいいんですね。結果、貨物にどういうシフトを引くのか、経済界、商工会議所を中心に利用促進協議会ができて、それでいいんですが、その皆さん方、会員の皆さん方が果たしてどの程度の貨物をどこへ運んでいくか、物量を把握して、それを静岡空港で利用できるかどうか、そうすると逆に今、就航先を考えたときに、その物量があっても利用できないから、絵にかいたもちになっていないかとか、そういうことをしっかりと精査するなり、なんなりして課題として上げていらっしゃるかどうか、そのことをまず聞きます。

○橋本空港企画室長
 平成20年にですね、先ほど冒頭申し上げましたけども、周辺の県を含めまして、2,200社ほどの企業を静岡空港の利用についての調査をしておりまして、その中から400数社のですね、回答を得ているんですけども、基本的に静岡空港を使いたいよというのが輸出と輸入とも6割あります。ただ、この時点で就航表明のあった機材はいずれも小型機ということで、企業の最大の課題はやはりコンテナを積める中型機ということが非常に課題ですよという話があります。
 それから、デメリットとしてばら積みになるもんですから、ばら積みで出せる荷がありますかというような非常に疑問の声もあります。そういう非常にどちらかというと難しい状況ではありますけども、やっぱりエアラインにとりましてもベリー部をそのままあけとくというのは非常にはやりコスト的に不利なもんですから、旅客優先なんですけども、貨物、旅客のベリー部も使って貨物をやりたいよということで、全日空さんの札幌便であるとか、沖縄便をはじめまして、これはベリー部をほぼ有効に使っているという状況がございます。
 それから、輸出もですね、東方航空の輸入が非常に今、好調ですけども輸入だけはいってますので、輸出の部分を使う企業がありませんかということでですね、フォワーダーさんと一緒に個別企業当たっています。ソウル便についても輸出入がないものですから、ボジョレー・ヌーヴォーでありますとか、来週は西部の企業に行きまして、ベトナムに進出している企業ですけども、小型のコンテナを4つぐらい使えますけどどうですかというようなことでやっていくというのが、これはあくまでも静岡県は6万トンから10万トンという年間航空貨物事業がありますので、その数%ぐらいはですね、このベリー部でも扱いたいなということで実績を積み上げていると、ことし企画広報部でふじのくに物流戦略ビジョンというのを計画しておりまして、その中の航空貨物についても一緒に戦略を立てておりますので、来年度につきましては貨物専用便のですね、まずはチャーター便の誘致について着手したいというふうに思っておりますし、将来的に現在貨物エリアがですね、手狭になるということで候補地としてどういったところがあるかというようなことも含めて全戦略を立てていると、そういう状況でございます。

○多家委員
 お話はわかりました。結局、最後の言葉とですとね、コンテナや仕分けする貨物庫そういうものをしっかりとつくらないかんのに、どんなに貨物の利用促進協議会をつくっても、現実でチャーター便をしようが何しようが、客先と荷物がなければどうにもならないんだけど、それが何もできてないうちにね、そこにとっかかってこういう場でね、議論するという甚だ飛躍をしちゃっているような気がするんですよね。だから、やるんだったら本当にそういう準備をしてかかるときだと思うし、こういう準備をしたいということをはっきりね、こういうときに言ったほうがよいのではないのかなと、まずそう思います。
 それから、もう1つ教育旅行、教育旅行もね、よっぽど教育旅行の中身、質、それから体制、全部整えないと静岡空港から発着、離発着する飛行機のキャパシティーというのは必然的に決まってますよ。利用する学校のキャパシティーというのも決まってますよ。それから、行き先もね、非常に多様ですね。それらを含めて教育旅行年間3,300人ありました。ことしもできます。来年は8,000人にします。そういう目標を持っても現実そういう話が可能かどうかということをしっかりと見きわめないと僕はいけないのではないのかなと、そんな感じがします。それについて考えがあれば聞きます。

○安本浩之氏
 教育旅行につきましては、確かにおっしゃるとおりでございます。機材の問題、時間帯の問題、それから学校の関係ですとやはり教育旅行を行かれる時期が同じ時期が集中している。こういったいろんな問題がございます。そのために先ほど来、御説明いたしました学校側に今、どういったところを予定されているか、教育旅行の場合は2年先が予定されておりますので、今、調査させてもらっているのはもう先の予定の話のところをお伺いしているような状況です。
 その中で何とか日にちをずらしてもらえないかとか、あと機材の問題については過去にあったのはANAさんに機材をそのために大きくしてもらったケースもございます。ただ、その反動というのも逆にございますので、その辺のいろんな課題がございますが、何とか少しずつ学校側に富士山静岡空港を使った場合こういったこともできますよというものを少しずつでもアピールしながらふやしていきたいと考えてます。
 特に、修学旅行の中で全国で海外旅行に行っている学校というのが比率でいきますと、静岡県というのはトップのほうの比率になってます。そういったとこもありますので、ソウル便などは2便飛んでいますので、それを使った、また利用促進、こういったものも利用促進こういったものも提案して今、ございます。何とかそういったところへ結びつけていきたいと考えております。
 以上です。

○石川空港利用政策課長
 修学旅行につきまして、若干補足をさせていただければと思います。
 県の立場から申しましてもですね、空港の利用者の安定性、あるいは一人当たり使われる単価ということを考えますとやはり教育旅行、ビジネスと同様に底がたい需要の創出と非常に重要だと思ってございます。今、お話もありました、御指摘もいただきましたとおり、やはり静岡空港を使っての利用と、さまざまな障害があると思ってございます。そこを分析しながら、かつ先ほどありました行政からのバックアップというのも含めまして、県利用促進協議会あるいは航空会社、旅行会社等々含めましてさらに各学校に個別に訪問して働きかけることとか、いろいろ御意見、要望等を聞きながら、一体どうしたらもっと使っていただけるのか、あるいは各学校、高校だけではございませんので、各種学校、さまざまな学校がございます。そういう学校の集まりのときに我々から足を向けて、出向いていろいろな現状、あるいは利用いただきたいという旨を説明いたしまして、先ほど来、問題になっている日程調整の問題等含めてですね、より積極的な対策をとっていきたいというふうに思って、もうその取り組みを始めているところでございます。
 以上です。

○多家委員
 いいんですよ。もうからないとね、旅行者も飛行機会社もやっても意味ないので、そうするともし教育旅行に限っていうならば、非常に密度の高い旅行を次から次へと1カ月間、いろんな学校に頼んで、繰り返し繰り返しやらないとね、単発として例えばやったところで帰りの便がなかったり、中途半端な人間しか乗らなかったり、そういうことですよね。ただ、それが可能かどうかということを全体で積み上げてみないと、教育旅行というのはなかなか難しい課題だなと、そんなふうに感じてますよ。
 それともう1つ、前から言っているんだけど、子供はね、中国、韓国、いいですよ、海外旅行、どこ行きたいかといったときに、もし静岡県で進めている浙江省、果たして子供たちや学校はそこを選ぶかと。北京に行きたい、万里の長城に行きたい、兵馬俑に行きたい、故宮に行きたい、それが修学旅行の3点セットです。我々がヨーロッパ行った、花の都パリ行ったと、何回行ってもね、団体で行ったら、行かない人がいたら、みんなパリ行ってエッフェル塔登って3度目だというんだね、それ以外どこへ行ったか、行かないんですよセーヌ川下り。そういう話をね、よく煮詰めてみると、教育旅行の一番コアな部分はそれを上手に繰り返す団体を集約する、そのことができないとやっぱり相手は商売なので、静岡空港だけ使っているわけじゃないから、そんなふうに思います。

○伊藤委員長
 よろしいですか、意見として。
 そのほか、安本さんは午前中だけですので、もし質問ございましたら、今のうちに。

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