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台湾駐在員報告

2015年8月 経済
駐在員 : 内藤晴仁


台湾観光局が発表した統計によると、2014年の台湾人の訪日旅客数は約297万人(参考:日本から台湾への旅客数は約163万人)であり、東日本大震災前の2010年と比較すると約2倍の伸び率を記録した。2015年上半期の訪日旅客数も前年比で3割近い伸び率を記録しており、円安傾向が続く中で、2015年の訪日外客数が大幅に増えることはほぼ確実視されている。

これに伴い日台間の航空路線の便数も年々増加している。日台オープンスカイ成立時の2011年は271便/週であった日台間の便数が、2014年には459便/週となり、3年間で約1.7倍にまで増加した。また、台湾交通部民航局が発表した最新の統計によれば、2015年上半期の台湾と日本を結ぶ各航空路線の搭乗率は8割前後と高い数値を維持している。

こうした中、注目を集めている都市が台湾南部に位置する高雄市である。

高雄市は、人口約270万人を有する台湾第二の都市である。人々の多くが親日的で、静岡空港との間にも連続チャーター便を運航したこともある等、潜在的な訪日旅客ニーズが高い土地柄でもある。

かつて、高雄から日本への航空路線は、成田と関西(チャーター便)のみであったが、訪日旅行需要の高まりに伴い、高雄‐日本路線への新規就航・増便が急増している。特に、2015年はタイガーエアやピーチエア等いわゆる格安航空会社も参戦する等、高雄便は活性化を呈している。

本県も台湾のこうした機運を捉え、昨年に引き続き今年5月には高雄国際旅行博覧会に出展、団体旅行客の確保に向け旅行会社との商談会に参加したほか、7月には主に個人旅行客を対象としたセミナーを、台湾人気ブロガーを講師に招聘して開催し、高雄からの訪日旅客の確保に努めてきた。

特に、県内市町と連携したブース出展は、連日多くの高雄市民等で賑わった。中には静岡県のパンフレットに熱心に目を通しながら質問を行う方もおり、日本と静岡への関心の強さが伺えた。また、7月のセミナーにも多くの方が参加され、セミナー終了後も講師からの補足説明を真剣に聞く参加者の姿が強く印象に残った。

高雄からは成田や関西、中部空港等への直航便が運航しているほか、静岡便の台北乗り継ぎを利用すれば、直接静岡空港へ降り立つこともできる。

台湾は人口約2,300万人を数える一大マーケットである。事務所のある台北市及びその周辺地域はもとより、台湾全土に目を配らせ、現地の旅行ニーズを的確に把握しながら、今後も静岡県と台湾との人的往来を増やしていきたいと考えている。


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