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東南アジア駐在員報告
1999年10月 行政 駐在員 : 篠原 清志
シンガポール、教科書、ノートは不要
教育省は、学校で教科書やノートに代って、無線方式のコンピューターを利用する研究を進めている。このために開発が進められているコンピューターは、「エデュパッド」(edupad)と名づけられ、教科書の内容は、切手大のチップに組み込まれており、メモも手書き入力ができる。教師への質問や宿題、 回答などは電子メールで行われ、インターネットに接続することも可能である。
現在は研究段階で、処理速度や能力面で物足りなさも目立っているが、開発を手がける企業では、実験を行っている学校内に研究室を設け、教師や生徒の意見を参考に製品の改善を進めている。9月17日には、テオ教育相が参加した公開授業が行われ、生徒たちからは、教科書やノートに代わるコンピューターを使っての授業に肯定的な意見が多く発表された。
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