韓国駐在員報告



2010年7月 経済
駐在員 : 掛沢孝寿


     1995年から進められていた釜山新港の1期工事が全て完了し、6月22日開港式が行われた。新港の処理能力は年600万TEU(20フィート標準コンテナ換算)で、今後、老朽化の進む釜山北港の代替的役目を果たしていくことになる。
    昨年末までの第1期工事は18バースと142万平方メートルの物流用地に加え、鉄道路線などのインフラを整備した。バースのうち5カ所を政府が、残り13カ所を現代商船などの民間企業が運営することになっている。
    今後、新港の取扱量が釜山港全体に占める割合は順次拡大し、来年は半数を超える見通し。北港は再開発により、一部バースを除いた旅客ターミナルや中央ふ頭、第2〜4ふ頭などを国際旅客便の拠点とする計画である。
    新港は総投資額11兆7,996億ウォン(うち政府負担・5兆2,471億ウォン、民間投資・6兆5,525億ウォン)で、3期に分けて進められている。
    政府がバース5カ所と物流団地670万平方メートルなど、民間企業がコンテナバース25カ所および関連インフラの整備などを予定している。第2期工事は2015年の完成を予定しており、第3期工事は第2期工事完成後に計画を作成することとなっている。

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