東南アジア駐在員報告



2010年11月 経済
駐在員 : 長谷川卓


     9月25日〜10月3日、インドネシアの首都ジャカルタ市内各所で、「ジャカルタ日本祭り」が開催され、文化・学術・経済・スポーツなど様々な分野で、日本とインドネシアの交流を深めるイベントが行われた。
     最終日に独立記念塔広場で開催されたファイナルイベントでは、和太鼓、よさこいソーラン演舞、コスプレショーなどのステージパーフォーマンスが披露されたほか、バイク、自動車、電気製品等日系企業の製品宣伝ブース、たこ焼き・お好み焼き・牛丼・焼き鳥・お寿司・おにぎりなどの日本食販売ブース、日本の雑貨・装飾品販売ブースなどが出展し、人気を集めた。本県も神奈川県と共同出展して、観光・物産PRを行った。今年で実質3回目となる同祭りへの日本の地方自治体の参加は初めてとのこと。
     正午に始まったファイナルイベントは、あいにくの大雨によるメインステージ停電のため、午後6時で中止となってしまったが、それでも約2万人が来場し、日本への関心の高さを示した。
    来場者のほとんどが、いわゆるBOP(経済ピラミッドの底辺層)を形成するマレー系インドネシア人だが、2万人が約200円/人の入場料を支払って入場し、500円〜1000円で販売されている日本食が飛ぶように売れていたことは、急速な経済発展に伴い、所得水準が向上していることの証左でもある。人口2億3千万人のインドネシア市場は、中国、インドに次ぐ規模。片言ながら「こんにちは!」、「ありがとう!」と日本語で話しかけてくる親日的な国民性は、大きなアドバンテージかもしれない。

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