韓国駐在員報告
2020年1月 行政 駐在員 : 野原 靖
12月11日、県における民間外交支援の一環として、静岡産業大学情報学部デザイン学科(藤枝市)とパジュ・タイポグラフィ学校(京畿道パジュ市)との交流に同行した。パジュ・タイポグラフィ学校(以下、PaTI)は4年生のデザイン専門大学である。元々、静岡産業大学(以下、産業大)では別の大学との交流が計画されていたが、学生にとってさらに有意義な交流を行いたいとの要望をいただき、当事務所と地域外交課でPaTIと産業大との調整を担った。
当日はPaTI在校生や卒業生による作品展示会が開催されており、様々なモニュメントやポスターなどに真剣に見入る産業大の学生の姿が印象的だった。静岡県の紹介を行った後、両校学生によるプレゼンテーションと意見交換が行われた。PaTIが示した問いは「どうしたら自分自身に対して常にクリエイティブでいられるか?」というものだった。「似た者同士ではなく、多様な関係先とのネットワークを広げ、新たな刺激が入ることでクリエイティブな発想やアイデアが浮かび、よい作品に繋がる」とのPaTIの考えに、産業大の学生たちも大いに頷いていた。
今後の交流に話が及ぶと、PaTIの在校生の一人が「今日の交流で良い刺激を受けた。近く静岡県及び静岡産業大学を訪問したい」と話した。PaTIは、もともと日本やアメリカ、中国、欧州など様々な国々の学校や企業と交流を進めており、特に、似た文化を共有する東アジアの大学等とのネットワーク構築や交流を進めている。PaTIの代表者からもぜひ一度静岡県を訪問したいとの話があったため、今後も両校とコンタクトを取りつつ、交流の発展に努めたい。
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