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中国駐在員報告
2010年4月 社会・時事 駐在員 : 野村 芳一
租界時代の近代建築が立ち並び上海市を代表する景観となっている外灘(バンド)の改修工事が終了し、3月28日に遊歩道が一般公開され、多くの市民や観光客が訪れた。
改修工事は、工期約3年をかけ、歴史的建造物33棟の外観や、黄浦江沿いの遊歩道、排水などのインフラを整備したものだ。上海万博の開幕に向け、上海の顔が生まれ変わった。
同日、遊歩道に沿って蘇州河を挟んだ地域を結ぶ合計6車線、全長3.3キロメートルの外灘遂道(トンネル)も開通した。また、これまでの駐車場不足を解消するため、周辺に駐車スペース約500台を持つ地下駐車場が建設される。
さらに、上海万博開催の5月1日からは、全長2.6キロメートルにわたる遊歩道に、飲食店や土産物店などが開店することになる。万博を目的に上海を訪れる観光客で大いに賑わいそうだ。
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