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中国駐在員報告

2013年12月 その他
駐在員 : 井口 真彦


     日付に数字の「1」が並ぶ11月11日。中国では、この日は「双十一(2つの11)」という言い方の他、近年は「光棍節」とも呼ばれ、全国的な「独身者の祭り」の日とされている。中国語で「光棍」は「樹皮を剥いて作られた棍棒」を意味し、後世に樹木の子孫を残すことはできないことから転じて「独身者」を表すようになった。
     この日が独身者の祭りとして広まったのは1990年代であり、10年ほど前から全国的なものとなった。もともとは、独身者が伴侶や恋人がいない寂しさを晴らす日として、独身者を集めたパーティーを開いたり、各種イベントを開くというような活動が多かった。しかし、ここ数年はそのような活動よりも、全国各地でセールやイベントが開かれる特別な日として注目されている。特にネットによるオンラインショッピングのセールを巡る熱狂ぶりはすさまじい。
     今年11月12日朝のテレビのニュースでは、中国の電子商取引最大手アリババグループ(浙江省)のオンラインショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」(CtoC)、「天猫(Tモール)」(BtoB)の取引の様子を大きく報道していた。リアルタイムで大スクリーンに表示される淘宝と天猫の売上額は、11日午前0時のセール開始からわずか55秒後に1億元(約16.5億円)を突破、6分後には10億元を上回り、最終的には1日で昨年の2倍近い328億元(約5,400億円)に達したのである。
     格安商品が数量限定で出品されるため、午前0時の開始に合わせて一斉に注文手続をする人が多く、ある中国人の友人は、ネットがつながりにくくなるのを見越して、夫婦で2台のパソコンとモバイル端末を駆使してお目当ての商品を手に入れたそうだ。
     光棍節は、今や「ネットショッピングの日」として、クリスマスやバレンタインデーと同様に、中国人消費者の購買熱を高める商戦の一つと化している。


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