中国駐在員報告
2016年6月 社会・時事
駐在員 : 土屋岳久
6月16日に開業した「上海ディズニーランド」に関するニュースは、現在上海において最も関心の高い事項といえる。
上海市消費者権益保護委員会の市民1,880人を対象とした調査によると、上海ディズニーランドに最も期待しているのは年収5万元(約85万円)〜7万(約120万円)の層(86.3%)であり、年収が上がるにつれ期待値が下がる傾向にあるという。
また、上海市統計局が16歳以上の上海市民1,800人を対象に実施した調査では、33.1%が「今年中に同園を訪れる」と回答しており、上海市統計年鑑のデータを元に単純計算すると、常住人口のうち16歳以上の市民は約2,150万人と推計(※1)されるため、約712万人もの市民が年内に上海ディズニーランドに足を運ぶ計算となる。
上海ディズニーランドに関しては日本でも大きく取り上げられ、いろいろな意見が飛び交ってはいるが、日本からのアウトバウンドにも影響を与える施設であると思われるので、引き続き情報を収集し発信していく。
※1:2014年の上海市常住人口約2,415万人に、上海市戸籍人口の16歳
以上年齢構成比率89%を乗じて算出
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