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台湾駐在員報告

2016年3月 経済
駐在員 : 内藤晴仁


2016年1月、台北市に隣接する新北市に日系のアウトレットパークが開業した。台湾にも高雄市や桃園市等にアウトレットパークはあるが、日系企業によるアウトレットパークの開業は台湾初であり、開業後1か月が経つ今も、多くの来場者でにぎわっている。

このアウトレットパークの特徴は、台北市内からのアクセスが良いこと、既存デパート以上の規模(広さ)であること、台湾初進出を含む200以上のショップがあること等が挙げられる。人口が郊外に移り、今や台北市以上の人口(約400万人)を擁する新北市に開業したこのアウトレットパークは、開業1年目に約600万人の来訪者を受け入れる計画を立てている。

2016年1月、台湾経済部は、2015年の台湾GDP成長率が0.85%であると発表した。6年ぶりに1%を割る低水準となったものの、同時に発表された2015年の総合商品小売業(デパート等を含む)の売上高は前年比4%の増となり、売上額も過去最高額を記録している。これは、輸出の低迷、民間建設投資の不振等によりGDP成長率は下がったものの、デパートやコンビニ等を利用する民間消費の需要が底堅いことを示している。アウトレットパークの開業がこうした民間消費を刺激し、新たな購買ニーズを喚起するものとして期待される。

このアウトレットパークには映画館、レストラン、スーパー等が併設されているほか、日本ブランドのショップも多い。現在は来場者が多いため、人気店へ入場するには行列に並ばなければならないが、その点を除けば訪れた台湾の方の評判は上々である。

一方、このアウトレットパーク開業の約1か月前に、新北市に隣接する桃園市にも新たにアウトレットパークがオープンした。また、今年秋には台中市にもアウトレットパークが開業する計画がある。台湾のアウトレットパークの開業ラッシュが続いているが、これが相互間の競争を刺激し、台湾の消費や内需を刺激することにつながれば、景気浮揚にも一役買うことになるだろう。急増する台湾のアウトレットパークの動きを今後も注視していきたい。


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