台湾駐在員報告
2023年9月 行政 駐在員 : 市川 美奈子
8月23日〜25日、県内の3校(県立駿河総合高校・県立島田商業高校・県立浜松江之島高校)の高校生6名と教員など、計15名が台湾を訪問し、台湾の「防災青年大使※」と共に台湾の防災教育プログラムに参加した。日本の高校生が現地を訪問し、防災青年大使と対面交流を行うのは、初の試みとなった。
同プログラムでは、台北市防災科学教育館を訪れ、火事・大雨・地震の状況を再現した装置を体験したほか、苗栗県・西湖国小瑞湖分校が開発した台湾の防災教育プログラムを体験した。また、3日目には国家災害防救科技センターにおいて台湾の防災行政の説明を受けるという貴重な経験をすることができた。(※台湾教育部所管事業。学生が防災知識の普及活動を行う)
生徒からは、「火事では煙により想像以上に何も見えないことに驚いた」「小学校に防災教育プログラムがあることに驚いた。台湾の防災意識の高さを感じた」などの発言があり、今回のプログラムへの参加は、生徒たちの防災意識をより一層強化する契機となった。
海外において同世代の学生とプログラムを共にし、多くの言葉を交わしたことは、コロナ禍で学生生活を過ごしてきた生徒たちにとって、大変貴重な経験となったはずだ。
今後も、次世代の交流を担う学生たちに、多くの対面交流の機会を提供していくとともに、本県と台湾との防災分野における連携強化を図っていきたい。
【台湾の防災青年大使との記念撮影】
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