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東南アジア駐在員報告
2013年10月 その他
駐在員 ： 長谷川 卓
９月１日、バンコク都内のコンベンションセンターで開催された独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)主催の「Japan Education Fair 2013(日本留学フェア)」に静岡県(大学課、県立大学、大学ネットワーク静岡)が参加した。ほぼすべての参加団体が大学の中、自治体単独参加は静岡県が唯一、関係団体が参加した北海道と埼玉県を含めても３自治体のみだった。
少子化が進む日本では学生数を確保するために留学生誘致に取り組む大学が増えている。東南アジア諸国から本県への留学生数を見ると、タイの６人は、ベトナム85人、ミャンマー36人、インドネシア38人、マレーシア28人に比較して少ない(2013年５月１日時点)。また、県内企業の現地展開数が東南アジアで最多のタイでは、優秀な現地スタッフの雇用確保が課題となっており、留学生の増加が、将来県内企業での就職の可能性も高まることに繋がることが期待される。こうしたことから今回タイで開催される留学フェアにアセアン地域では初めて県として参加することとなった。
日本留学の際の最大の課題は日本語である。大学は、地域の日本語学校との連携や学内日本語センターの設置など、留学生受入れに向けての優遇制度を設けることも重要となる。
２日、３日にはバンコク都内の大学４校を訪問し、静岡県内大学への留学促進について意見交換を行った。始まったばかりの東南アジアからの留学生誘致だが、今後も支援を継続していきたい。
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