韓国駐在員報告
2023年1月 経済 駐在員 : 高橋 誠
ようやく富士山静岡空港の国際線が再開される。韓国最大手旅行会社のハナツアーは、コロナ前まで富士山静岡空港に就航していたチェジュ航空の機材をチャーターし、2月25日から28日まで3泊4日の旅行商品を、1月5日から販売開始した。
ハナツアーはこれまでも成田空港発着の静岡商品を取り扱っており、三島スカイウォークや静岡の街の散策も含んだツアーなどを販売していたところだが、今回は東京や横浜などをメインにした格安商品もあれば、伊豆の温泉旅館など静岡に2泊しながら河津桜を見る商品もあるなど、旅行者の趣向に併せ選択できる商品を揃えている。執筆時点では4つの商品が上がっているが、富士山周辺のトレッキングやゴルフツアーなど、テーマを絞った商品も予定しているそうだ。
チャーター便というのは、同じ日にすぐ帰国する人はいないので、片道分が空になる。これを業界用語で「フェリー」という。フェリーも満席にしないと勿体ないので、静岡側の旅行会社には、静岡発の韓国旅行商品を作って販売していただく予定だ。同じく2月25日から28日という旅程になる。是非、たくさんの皆さんに休暇を取って韓国を訪れてほしいと願っている。
また、3月26日(日)からチェジュ航空による静岡―仁川の定期便も再開する。当面、水・金・日の週3便で、利用状況次第では増便の可能性もあるという。昨年4月以降、様々な関係者が当所とともに地道に粘り強く航空会社と交渉してきた。コロナの影響や、一時は日韓政府間交渉の進捗の鈍さによって、様々な制約が課されていたため、運航する航空会社側も二の足を踏まざるを得ない状況が続いていただけに、今は心からほっとしている。ただ、就航するだけではいけない。路線バスも一緒だが、利用者が少なければ減便、休便してしまう。県民の皆様には是非この路線を利用し、美味しい本場の韓国料理を食べに来ていただきたい。
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