韓国駐在員報告
2013年1月 経済
駐在員 : 外山 靖
平成24年を振り返ると、日系格安航空会社(LCC)が相次いで韓国路線に就航し、韓国の格安航空会社との競争が激化した一年だった。
先陣を切ったのは、2月に全日本空輸(ANA)と香港の第一東方傘下のファースト・イースタン・アビエーション・ホールディングス、産業革新機構の3社による出資で設立されたピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)で、5月に関西〜仁川路線に就航した。
北九州空港(福岡県北九州市)に本拠を置く航空会社、スターフライヤー(SFJ)は7月に、同社初の国際定期路線となる北九州〜釜山路線を就航し、毎日2往復4便で、所要時間は片道45〜50分のため、日帰りが可能なダイヤである。
全日空とマレーシアの格安航空エアアジアによる合弁会社、エアアジア・ジャパンも、10月と11月に、成田と仁川、成田と釜山(金海空港)をそれぞれ結ぶ便を就航した。
これに対し、イースター航空やエア釜山は各路線の価格を大幅に引き下げることで対抗した。また、3月にイースター航空が関西〜仁川路線を増便したほか、済州航空が仁川〜名古屋路線と仁川〜福岡路線を就航するなど、韓国の格安航空各社も路線拡大戦略を取った。
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