ここから本文です。
韓国駐在員報告
2010年8月 経済 駐在員 : 掛沢孝寿
大韓航空(KAL)とアシアナ航空の上半期(1〜6月)の業績が過去最高になる見込みとなった。景気回復を反映した両社の業績は韓国経済持ち直しの象徴になりそうだ。
KALは第2四半期(4〜6月)の業績が四半期ベースで過去最高に達するとみられている。同社の月別国際線搭乗者数は、1月から6月まで全ての月で前年を上回り過去最多記録を更新し続けており、アシアナ航空も同様に月別国際線搭乗者数が1月から6月まで全ての月で前年を上回った。
国際線の搭乗者が増えた背景には、昨年に航空需要を圧迫していた新型インフルエンザ(H1N1型)やウォン安への不安がなくなったことのほか、景気回復で企業による出張が増えていることがある。航空業界の関係者は、「7・8月の夏休みシーズンに航空需要は最高潮に達するが、今後、中長期的なウォン高が予想され、旅行客のさらなる増加が見込まれるほか、貨物も第4四半期(10〜12月)に繁忙期を迎えるため、さらに実績が上昇する」とみている。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|