東南アジア駐在員報告
2015年6月 社会・時事
駐在員 ： 芦澤裕之
当事務所では、東南アジアからの観光誘客のため、2012年７月から、英語のFacebookページ「Home of Mt. Fuji - Shizuoka」を運営している。
各国で行われる旅行博等で継続的にＰＲした結果、2015年５月末現在、約１万６千人の方から「いいね！」されている。「いいね！」してくれているのは、タイ約８千人、マレーシア約３千人、シンガポール約１千９百人等となっており、男女比は概ね１：１である。
開始から2015年４月までの34か月間で、564の記事を投稿している。主な投稿内容は、県内の観光協会や観光施設からいただいた季節の写真やイベントの情報、一般の方から提供していただいた写真などである。
投稿が気に入った場合、購読者は投稿に対して「いいね！」ボタンを押してくれるが、「いいね！」するだけでなく、投稿を自分の友達に「シェア」してくれることもあり、その場合、爆発的に「いいね！」が増える投稿もある。これまで「いいね！」が多かった投稿は、伊豆地域では雲見海岸の牛着岩と富士山の写真、富士地域では裾野市からの富士山、中部地域では秋の薩埵峠からの富士山、西部地域では浜名湖ぬくもりの森で、多いものは１万件以上の「いいね！」をいただいている。この状況だけみても、いかに富士山のブランド力が高いかが分かる。
また、Facebookでは、購読者からコメントや質問を受けることができるが、ＦＩＴ(個人旅行)化が進展している東南アジアからの訪日旅行の状況を反映して、質問内容は具体的な行程に関するものが多い。例えば、「○月○日に新富士駅に行くが、富士山はどこから見たらいいか」や「投稿された写真の場所に行くにはどうしたらいいか」などである。このため、できるだけ公共交通機関で訪問できる場所やイベントを投稿するようにしている。
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