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台湾駐在員報告

2015年9月 経済
駐在員 : 内藤晴仁


台湾には、企業の規模や業種・分野等により様々な経済団体等がある。今回は、台湾の大手企業グループを中心とした経済団体である中華民国三三企業交流会(以下「三三会」という。)を紹介する。

三三会は、1999年に成立した民間団体である。会員になるには、台湾の企業ランキング100位以内であることが要件の一つとされており、現在65企業グループと27の賛助会員が在籍している。なお、静岡空港の台湾路線を運航しているチャイナエアラインも、三三会の会員企業である。

三三会の江丙坤会長は、台湾の元経済部長(日本の経済産業大臣に相当)で、現在は中国信託商業銀行最高顧問という台湾経済界の重鎮である。

また、江会長は日本語が堪能で、日本と台湾との経済交流等においても中心的な役割を担っており、近年では東京スター銀行の取締役会長にも就任している。今年の春には日本政府から勲章(旭日重光章)を授与される等、知日派経済人の大物としても知られている。

三三会は、毎月の第3水曜日に定例昼食会を開いているほか、海外訪問団を組織・派遣している。

海外訪問団の訪問先としては、会員企業の進出が多い中国が中心であったが、近年、日本の地方都市を訪問するケースも見受けられるようになった。三三会は、日本の地方の特色ある産業クラスターや高い技術を有する中小企業等に高い関心を示しており、今後、三三会会員企業と日本の地方間との交流が増えていくことと思われる。
このたび、この海外訪問団が静岡県を訪問することが明らかにされた。

一説によれば、三三会会員企業の年間総売上額は、台湾のGDPの6割以上を占める(静岡県の県内総生産の約2.5倍に相当)と言われている。実力のある企業を数多く会員としている経済団体の静岡訪問は、台湾との経済交流を推進する上で、またとない大きなビジネスチャンスである。

静岡県は、官民一体でこの大きなビジネスチャンスを掴み取るとともに、次に繋いでいくために、万全の体制で訪問団受入の準備を進めている。この訪問が静岡県と台湾との新たな経済交流の序幕となるものと信じている。


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