中国駐在員報告
2010年9月 社会・時事
駐在員 : 野村芳一
中国国内大手求人サイト「中華英才網」が中国各地の大学およそ700校の学生およそ20万人を対象に、インターネット上で行った最も人気のある企業についての調査報告によると、トップテンは、以下の通りとなった。
1、中国の携帯電話最大手・中国移動通信(チャイナ・モバイル) 2、IT大手の阿里巴巴(アリババ) 3、家電メーカーの海爾(ハイアール) 4、米マイクロソフトの中国法人 5、中国銀行 6、米グーグル 7、中国の大手PCメーカー聯想(レノボ) 8、一般消費財世界最大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 9、中国工商銀行 10、中国電信
外資系企業が金融危機の影響で大幅な人員削減や賃金の引き下げを実施したのに対し、中国企業は安定していることから、中国企業が外資系に対して人気を博したという。
一方、世界ブランド研究所(World Brand Lab)が選んだ2010年「最も価値ある中国ブランド上位500」が発表されたが、こちらも中国移動通信がブランド価値1290億7100万元(約1兆7320億円)で首位になった。ランキングは、財務状況・消費者行動・ブランド力などを分析して決められた。以下、5位までは、国家電網公司、中国工商銀行、中国中央テレビ(CCTV)、中国人寿保険となっている。
かつて、日本でも携帯通信会社の人気が大変に高かった時期があるが、現在の中国の世相を反映する例のひとつだと思われる。
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