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東南アジア駐在員報告
1999年10月 政治 駐在員 : 篠原 清志
インドネシア、国民協議会開催を前にしての混乱
9月23、24日には、新しい治安関係法に反対する学生の抗議デモから、ジャカルタでまた騒乱が発生、数名の学生が死亡する事態になった。今回の抗議行動については、キリスト教系の学生が中心で、イスラム系の学生の参加が無く大きな騒乱にならなかったとの見方や、ハビビ・ウィラント体制が固まりつつある中で、それに反対する勢力が、大統領の選出を行う国民協議会の開催を潰す目的で、学生やチンピラを買収してことにおよんだとの見方が出されている。
ウィラント国防相は、今回の事態の黒幕について、情報を掴んでいることを明らかにするとともに、政治的な対立は、フェアーに戦われるべきで、騒乱を起こすような行為には断固とした措置を取ると警告した。
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