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台湾駐在員報告

2014年4月 社会・時事
駐在員 : 宮崎 悌三


 台湾で使われる紙幣のうち最高額紙幣の千元札には、今年2月、富士山と友好山協定を締結した台湾最高峰玉山(標高は富士山より高い3,952メートル)の冬の姿がデザインされている。紙幣は、千元のほか、茶色基調の5百元や赤基調の百元がある。百元札には、国父とされている孫文がデザインされており、最も愛着のある紙幣である。
 一方、あまり印象に残らない5百元紙幣には、何がデザインされているのであろうか。取り出して見ると、歓喜の野球チームがデザインされている。この野球チームは、台湾の野球史上に残る少年野球団「紅葉少棒隊」といって、台湾東部の台東県の少年野球団で、かつて世界大会で優勝した日本チームを大差で破り、台湾に一大野球ブームを巻き起こしたという伝説のチームとのことであった。
今、台湾で話題となっている映画「KANO」(かのう)は、2月下旬に公開されたが、公開から5日間の興行収入は約2.5億円に達した。映画は、日本統治時代の1931年(昭和6年)、台湾に実在した「嘉義農林学校(嘉農(かのう))」が台湾代表として、夏の甲子園大会に出場し、準優勝を飾るまでの過程を描いた実話に基づいた作品である(日本での公開は、2015年予定)。
 日台間において、かつてから盛んであったスポーツを通じた交流をなぞり、更新していく取組みが、静岡県と台湾との間で行われている。静岡県は、2009年(平成21年)、台湾の6つの市や県と『青少年の相互交流推進に関する協定』を締結し、青少年交流の促進に取組んでいる。昨年度は、小学生から高校生までが、静岡県や台湾で、野球、バスケットボール、サッカーなど様々なスポーツで交流を行った。
 先日、台湾で行われたサッカーの交流試合に出かけ声援を送った。子どもたちは、お互いのプレーに刺激を受け、意義のある交流になったようだ。さらに、夏には静岡県で開催される大会に台湾チームも参加することが予定されているとのことで、台湾から親御さんも応援に駆けつけると気合が入っていた。
 今年は、静岡県選抜高校野球チームが、映画の舞台となった嘉義市内の学校などと交流試合を行う予定である。日台のスポーツでの交流はますます進みそうである。


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