韓国駐在員報告
2016年8月 経済 駐在員 : 野原靖
トヨタ自動車のプレミアムブランドであるレクサスは「2016韓国経済新聞輸入車サービス指数(KICSI)評価」で総合2位となった。1位はランドローバー。レクサスは消費者アンケート調査で施行した定性評価の5種類の項目で全て1位になり、アフターサービス(AS)のスタッフの実力で特に高い評価を受けた。
KICSIの定性評価は、▼装備・設備▼ASスタッフの約束履行▼ASの迅速な対応力性▼修理に対する顧客の信頼性▼ASスタッフのユーザー理解度など5部門について、消費者から評価される。レクサスは毎年、韓国全土から270人余りのAS技術者全員が出場する「レクサス顧客サービス技術力大会」を開くなどAS品質向上のために努力をしており、社内では、AS達人=マスターレベルスタッフが141と半分を超える。
韓国トヨタの吉田明久社長は「価格競争で短期販売を増やすよりも、レクサス購買者の満足度を高めることが目標」と話した。レクサスは2005年と2006年に輸入車販売量1位を記録したが、その後、ディーゼル車を前面に出したドイツ車が輸入車市場を主導。昨年の販売量は、7,956台で韓国輸入自動車協会(KAIDA)に登録された25ブランドの中で6位だったが、2016年度上半期(1〜6月)の販売量は、4,489台で昨年同期間よりも23%増加。韓国全体の輸入車販売が2.6%減少した中で、大幅な伸びを示している。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|