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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2021年12月 社会・時事
駐在員 : 福田 渉


 新型コロナウイルスの感染拡大で各国政府が最も恐れていることのひとつは、医療機関が逼迫して国民が適切な治療を受けられなくなることである。
 シンガポールでも今年5月頃から経路不明の感染者が増加し、インドネシア等の周辺諸国でデルタ株によるものと思われる爆発的な感染拡大が報告されると、医療崩壊を起こさないための医療提供体制(ヘルス・プロトコール)の確立を推進してきた。
 8月末から全世帯を対象に即時抗原検査(ART)キットの郵送を開始した。このキットを使えば、感染者と接触した可能性がある時や体調に異常を感じた時など、自分で鼻の粘膜をぬぐって溶液に浸し、それを検査パレットに流し込むと15分程度で検査をすることができる。陽性でも無症状であれば、そのまま陰性になるまで自宅隔離となり経過観察をする。症状が現れたら指定された病院で診察を受けて医師の指示に従う仕組みだ。
 9月以降、政府はARTによる検査を徹底して進めたため、10月から11月は、1日あたり1,000人から3,500人の新規感染者が確認された。ただ、そのうち約98%は軽症もしくは無症状者で、そうした人々は自宅で療養していたと思われる。
 政府によるヘルス・プロトコールが浸透した結果、現在までのところ医療機関が逼迫してパニックになるような状況は発生していない。


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