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中国駐在員報告

2019年2月 政治
駐在員 : 石井 亘


環境保護は中国政府が近年最も重要視している施策の一つである。工業化が進む一方で、深刻な大気汚染、自然環境破壊等に関するニュースが連日のように報道されており、中央と地方が一体になって対策を講じている。
河川・湖沼の環境保全対策は環境保護の成功事例である。河川・湖沼の環境保全に関しては所在都市の人民政府幹部、場合によっては省幹部が責任者として指名され保全施策を実行するという試みが導入されており、保全が成功を収めているのはこの制度によるものだと評価されている。
2016年末で約130万人が責任者として指名されており、うち30万人が都市レベルの政府幹部、93万人が村レベルの幹部である。法律では村レベルで責任者を指名することを規定していないにも関わらず、実際は多くの責任者が指名されていることからも同制度が積極的に施行されていることが分かる。
一例として浙江省は2003年に同制度を最初に導入し、その後、省内河川支流域6,600kmのごみ除去を実施し、5,100kmの水質改善に取り組んだことで省内の河川・湖沼の水質が格段に向上した。
 人民政府幹部が責任者となることで、多岐に渡る所管部局に対し一人で保全のための指示を出すことができることや、河川・湖沼の環境保全成果を責任者である幹部の人事評価に結び付けていることが、同制度の成功に寄与していると所管する中央政府水利部は分析しており、今後も同制度を継続し水源保全などの問題に対応していく方針としている。


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