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台湾駐在員報告

2014年11月 経済
駐在員 : 宮崎悌三


台北市内を歩くとコンビニエンスストアの多さに驚く。今年2月には、台湾全体のコンビニエンスストアの店舗数が1万を超えたそうである。なるほど、事務所が入るビルの真横の300メートルほどの短い通りにも3軒の店舗があるお蔭で、買い物に不自由さを感じたことがない訳である。
 最も店舗数が多いのはセブン-イレブンで、全家便利商店(台湾ファミリーマート)がそれに続く。この大手2社だけで、台湾全体のコンビニエンスストアの約8割弱の店舗数を占めている。
 コンビニエンスストアで販売している商品については、日本風おでんは年中あるが、冬になると肉まんなど、からだが温まるものが並ぶあたり、日本と大きな違いはなく、違和感がない。購入した商品を店内でそのまま食べることができる“イートイン”はごく当たり前で、夏の暑い時期などは、買ったものを食べながら、店内で涼んでいる人が多い。
 台湾においても人々の生活には切っても切れないコンビニエンスストアであるが、昨年あたりから、“霜淇淋”(ソフトクリーム)の文字が踊る幟が店の軒先に目立つようになった。発売以降、ライバルとなる大手2社が繰り出したのは、いろいろな味のバリエーションで客の心を掴む方法だった。まずはオーソドックスなミルク味から発売をスタートさせ、いちご味、チョコ味、抹茶味、マンゴー味、ピーチ味、小豆味、夕張メロン味など、考え付くいろいろな味を期間限定と銘打って、次々と発売した。
 先陣を切った台湾ファミリーマートは、日本のソフトクリーム材料の最大手と独占提携し、昨年の3月の発売当初から10月まで売り上げたソフトクリームは、500万本を記録した。ライバルのセブン-イレブンも、発売当初10日間で、10万本を売り上げた。この勢いは、今年も続いており、食の安全・安心が危ぶまれる台湾においても、売上げを伸ばしているという。
 ちなみに、現在発売中の味は、大手2社(台湾ファミリーマート/セブン-イレブン)ともキャラメル味で、1本それぞれ35元と45元(約130円と170円)、熱量は162キロカロリーと143キロカロリーである。食べたい気持ちと格闘しながら、店先の幟を横目に通り過ぎる日が続きそうだ。


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