中国駐在員報告
2015年11月 行政
駐在員 : 井口真彦
10月12日から14日にかけて、浙江省義烏市(金華市下の県級市)において、中国人民対外友好協会主催の「第17回日中韓3か国地方政府交流会議」が開催され、本県からは大須賀淑郎副知事が参加した。
この会議は、日本、中国、韓国の3か国の地方政府間の国際交流・協力を一層促進することなどを目的に、3か国が持ち回りで毎年開催している。今回は、「持続可能な都市間交流及び都市の国際化による発展」をメインテーマに、3か国の地方政府関係者約380名が一堂に会し、基調講演や事例発表などを行った。
本県へは、早い段階で、日本側の取りまとめを行っている共催団体である自治体国際化協会から、幹部職員の参加について打診があった。
開催地の義烏市がある浙江省と34年近くにわたり友好交流関係にあり、2010年には今回の主催者である中国人民対外友好協会から、地方間交流のモデルと認められ、「対中友好都市交流提携賞」を受賞していることなどから、大須賀副知事が、中国、韓国からの代表者と並んで、日本側の代表として大会のメインである主旨講演を行った。
副知事からは、本県と浙江省との友好交流の経緯や現状、今後の取り組みなどについて紹介し、その後、義烏市長、韓国釜山広域市副市長との3名によるパネルディスカッションにも参加した。
会議には、上海にある各自治体の駐在員事務所からも多くの駐在員が参加していたが、会議後、複数の懇意の駐在員仲間から、本県の浙江省との友好交流が広範囲にわたり積極的に展開されていることに驚いたという感想の声をいただいた。
また、会議には、浙江省外事弁公室から金永輝主任のほか、北京から宋敬武・中国人民対外友好協会副会長、私も旧知である王秀雲・中日友好協会副会長も参加し、大須賀副知事とも意見交換の機会があり、今後本県が北京地区においての活動展開を検討する上でも大変有意義であった。
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