韓国駐在員報告
2022年1月 行政
駐在員 ： 高橋 誠
12月19日に友好協定先の忠清南道と静岡県の共催で「ふじのくにK-POPトークカフェ2021」が開催された。静岡側は事前公募で当選した高校生18人６チームが、忠清南道側は、洪城郡廣川邑にある「韓国K-POP高校」の学生が参加し、K-POP等をテーマにオンラインで交流を行った。当日はコロナ禍の中、貴重な日韓交流の機会に喜ぶ声があふれた。
私はこれに先立つ11月末に韓国K-POP高校を訪問し、生徒に対し、本県の概要と日本でのK-POPの人気などを説明した。生徒たちは、静岡の情報もさることながら、やはり日本人の同世代がどんな音楽を聴き、どんなK-POPが人気なのかといった話により関心を示していた。
韓国では普通科以外の専門分野の高校を「特性化」高校と呼ぶ。地方の特性化高校は生き残りをかけ、特殊分野の高校を作るようになった。韓国国内唯一というK-POP高校もその一つ。近隣には「忠南ドローン航空高校」もある。
K-POP高校は、立地場所は田舎だが、同校には韓国全土から入学希望があり、選抜された各地からの学生が集っている。慶尚南道や江原道などの遠方から入学した学生は、寮に入る。作曲やダンス、歌などもプロの講師による指導が受けられ、個人用自習室でキーボードや歌の練習ができる等、設備・機材も揃っている。同校はまだ新しく、現在は２年生までしかいない。公演場やYouTube配信室など新しい施設も建設中で、校長先生からは「静岡県内の高校と是非、姉妹校になりたい」という要望をいただいた。県内高校に関心があれば是非、つなげたい。
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