東南アジア駐在員報告
2010年3月 社会・時事 駐在員 : 長谷川 卓
シンガポール・・・チンゲイパレード2010
2月19日、20日、シンガポールの春節(旧正月)を祝う「チンゲイパレード2010」が、マリナベイ地区にあるF1ピット会場にて開催された。
参加者総数7,000人/日。観客者総数2日間合計で36,000人。筆者もチケットを購入できたので、19日のパレードを見物したが、開会直後の爆竹の凄まじさに度肝を抜かれた。同国では過去に春節の爆竹で死傷事故が頻発したため、現在は一般の使用が禁止されているが、そのうっぷんを晴らすかのように、大量の爆竹が使われ、場内は爆音が響き渡り、煙に包まれた。
同パレードは春節期間中の最大の観光イベントでもあり、観客席には欧米や中国本土からの見物客が多かった。
肝心のパレードは、華やかな電飾フロートを中心に国内外のダンスチームが趣向を凝らした衣装、小道具で踊りを披露。地元シンガポールからはコミュニティ、大学、企業単位のチームの参加もあり、各チームが伝統的な中国舞踏やサンバをアレンジしたダンスを楽しむ姿も見られた。市民参加型の祭りが、地域づくりや経済に寄与する模範例と言えるだろう。
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