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中国駐在員報告

2014年4月 社会・時事
駐在員 : 井口 真彦


仕事で頻繁に訪問する浙江省杭州市の旅行会社の担当者と話をする中で、日中の民間文化交流を促進し、多くの中国人に日本人と交流する機会を持ってもらい、日本文化を理解してもらうことが交流人口の増大につながるとの認識を共有している。
 このような中、私が上海で日本人混声合唱団に所属して活動していることから、杭州の合唱団との合唱交流演奏会開催の企画が持ち上がった。
 先方の合唱団は、浙江省最大の芸術団体である浙江歌舞劇院傘下の「浙江歌舞劇院合唱団」。全国的なコンクールで賞を取ったこともある名門合唱団。一方、私たちの合唱団は、駐在員とその家族、留学生を中心に活動する愛好者のサークル。バランスは取れていないかもしれないが、中国側が交流演奏会の開催に大変熱心であることもあり、実現の運びとなった。
 3月29日に開催された演奏会には、私たち「上海コールプラタナス」から有志17名、劇院合唱団からは約70名が参加。更に杭州で日本語を学ぶ大学生約20名も応援に駆け付けてくれた。
 私たちは日本の童謡メドレー「ふるさとの四季」、「見上げてごらん夜の星を」、そしてNHKの復興支援ソング「花は咲く」を歌い、劇院合唱団側は5曲を歌った。大学生は、「故郷」を練習して来てくれていたため、全員でこれを歌い、ムードは最高潮に達した。
 合唱の後は、双方が持ち寄ったお菓子を食べながら、雑談したり、ピアノに合せて中国でも有名な「北国の春」を歌ったりして交流を深めた。
 今回のイベントは、仕事がきっかけとなったものではあるが、仕事の合間を縫って企画、実行したプライベートな民間交流活動であった。私たちの合唱団の団員は、上海で仕事、生活をしており、日中間の交流に興味はあるものの、これまでにこのような経験がほとんどなかったため、貴重な機会を心から楽しんでくれただけでなく、このような活動の意義を理解していただいたようだった。
 今後も様々な機会を通じて日中間の交流を深めるため、自ら実行することはもちろん、当地の日本人、中国人にも働きかけたい。
 なお、「花は咲く」については、昨年夏の定期演奏会、12月のクリスマスミニコンサートでも歌い、NHKの「100万人の“花は咲く”」ミュージックビデオ企画にも参加し、その歌声はテレビでも放送され、ホームページでも紹介されている。今後も団として歌い継ぎ、大震災からの復旧、復興にかける日本人の想いを中国人に伝えて行きたいと思っている。


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