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中国駐在員報告2009年6月 社会・時事 南京事件を映画化した「南京!南京!」が上映 この映画は、南京市を首府とする地元の江蘇省出身の陸川氏が監督となって撮影されたもので、この映画の中では、日本兵の役として日本人の俳優達も参加している。 この映画に対して、人民日報は、次のような記事を掲載していた。 「浙江省杭州市で催された試写会では、中泉英雄さんら日本人俳優に対し、「日本帝国主義打倒!」や「バカ!」といった罵り声が客席の一部から飛ばされる場面もあった。しかし、「彼らは尊敬すべき人たちだ!」という声がはるかに多くの観客から上がり、会場は拍手でいっぱいになった。日本人俳優もこれに深い感動を覚えたという。」 中泉英雄さんは、若き日本兵である「角川」役で主演者の一人として熱演した。「角川」は、南京事件に深く関わっていく中で、戦争と人間性に対して深く考究していく。しかし、全ての「角川」の「初めて」の経験は、人生の「最後」の経験となった。この映画の数多くの場面が、この「角川」の視点から描かれている。 現在のところ、日本において、この映画が上映されるという情報は入っていない。 |
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