韓国駐在員報告
2010年7月 経済
駐在員 : 掛沢孝寿
韓国海軍の哨戒艦沈没事故後、日本人の間で韓国旅行をキャンセルするケースが出ていることから、韓国観光公社は、社長自らが韓国旅行の安全性を日本に出向いてPR活動をしている。
李社長が自らアピールに乗り出した背景には、事故の原因が北朝鮮の攻撃によるものとの発表がされた5月20日以降、韓国旅行をキャンセルした1,021人のうち、日本人の割合が87.0%(880人)を占めたため。キャンセル件数で見ると、全41件中、日本人からのキャンセルは31件に上った。
同公社の李参社長は6月14日、栃木テレビを訪問し、2010〜12年の「韓国訪問の年」に際し制作されたテレビ番組に出演し、韓国の安全性を強調した。同番組は、関東および関西地域の放送局7局で放送される予定。
李社長は、このほか、観光庁の溝畑宏長官と会談し、今年10月に三重県鈴鹿と全羅南道・霊岩で続けて開催される自動車のF1のグランプリ(GP)大会で相互協力をすることも約束したほか、6月15日には、熊本で開かれた「忠清文化観光の夜」に参加し、忠清道をPRしている。
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