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台湾駐在員報告

2015年4月 社会・時事
駐在員 : 宮崎悌三


3・11東日本大震災で被害を被った日本に台湾から多くの義捐金が寄せられて以降、日台間の蜜月とも言える関係が続いている。台湾は、世界の中で最も親日的な地域の一つであると感じるが、最近、日台間の各方面で多く締結されている友好協定はそれを物語っていると言える。

中でも数が多いのは、鉄道関連の友好協定である。2013年以降、締結されたものを順に並べてみる。黒部峡谷鉄道(富山県)と阿里山森林鉄路、江ノ電(神奈川県)と台湾鉄路局平渓線、由利高原鉄道(秋田県)と台湾鉄路局平渓線、いすみ鉄道(千葉県)と台湾鉄路局集集線、JR北海道と台湾鉄路局(SL同士)、山陽電鉄(兵庫県)と台湾鉄路宜蘭線、JR東京駅と台湾鉄路局新竹駅(駅同士)、京浜急行と台湾鉄路局、西武ホールディングスと台湾鉄路局と続く。

協定のきっかけは、歴史的な結び付き等もあるが、殆どが相互に観光誘客を図りたいという意図が読み取れるものである。その中にあって異色を放っているのが、静岡県の大井川鉄道と阿里山森林鉄路の友好協定であろう。この協定は他の協定よりはるか昔、1986年に締結され、鉄道運行や保線など、実務的な色彩の交流を継続してきた。最近では、観光誘客などの側面も加味され、相互の鉄道利用者への割引キャンペーンも実施しているが、台湾側が大井川鉄道に敬意を持って接している雰囲気が感じられる。

静岡県と台湾の間に結ばれている協定や覚書には、青少年の相互交流推進に関する協定(2009年)、富士山と玉山の友好山提携協定(2014年)、防災に関する相互応援協定(同年)、静岡マラソンと台北マラソンの友好交流に関する覚書の締結(同年)などがある。

2014年6月、台湾北部の苗栗市繁華街にある公園に時計塔が建てられた。静岡県清水町と同市が友好協定を結んで10年を迎えることを記念したものである。式典には、両町市の首長、議長などを始め、関係者が一堂に会し、これまでの交流を振り返り、未来に向かってさらに交流を深めていくことを確かる温かい雰囲気に包まれていた。大切なことは、大井川鉄道や清水町の交流に見られた互いの信頼関係を築くことであると感じた。


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