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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2016年11月 経済
駐在員 : 芦澤裕之


10月28日から30日の3日間、シンガポールのジャパントラベルフェアに、神奈川県と共同で静岡観光ブースを出展した。今回のトラベルフェアは、シンガポール・日本の外交関係樹立50周年記念イベントとして行われた。同会場で開催された日本文化等を紹介する「SJ50まつり」との相乗効果もあり、3日間、多くの来場者がフェア会場を訪れた。

今回のトラベルフェアでは、三つの側面からシンガポール訪日市場の成熟を改めて感じさせられた。

一つ目はFIT(個人旅行)化の一層の進展である。ブースを訪れる方のほとんどは、航空券、ホテルの手配をインターネットで行い、移動手段として交通パス(JRパスなど)を購入する。旅行会社は、泊まりたいホテルの予約がインターネットでできない場合や、交通パスの手配などの補助的な役割が大きくなっている。グループ旅行を販売する旅行会社にとっては、個人では手配できない特別な体験や、他社にはできない旅行を企画しなければ生き残れない時代が来ている。

二つ目はリピーターの増加である。ブースを訪れる方の多くは、日本には既に旅行したことがあり、前回とは違う場所、違う季節を体験してみたいという要望がある。中には毎年3回日本に観光に行くという「猛者」も。こうした方は、一つの地域に長めに滞在する傾向にあるので、特色ある体験やモデルコースと合わせ、地域交通パスを案内することが有効になる。

三つ目は旅行予約の直前化である。今回相談を受けた方の中には、11月末から12月までの訪日旅行を予定しているが、まだ行き先を決めていないという方が多かった。こうした方には、行く時期や体験したいものを聞き取り、紅葉の見られる場所や温泉、雪遊びなど、要望に合わせた情報を提供することで着実な誘客につながる。この際、行き先へのアクセス方法や宿泊施設の情報も合わせて提供できると、さらに有効である。

国ごとに市場状況が異なる東南アジアでは、求められる情報もそれぞれ異なるので、こうしたことを理解した上でPRを行うことが重要である。


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