東南アジア駐在員報告
2013年11月 経済 駐在員 : 長谷川 卓
9月15日〜19日、静岡県経済産業部主催「静岡県ビジネスミッション(ベトナム)」の17名が、ハノイ及びホーチミンを訪問して、現地の投資環境の調査を行った。
ベトナムへの訪問団派遣は平成22年度以来3年ぶり2回目。ハノイ近郊の工業団地が完売しつつあるため、ハノイ周辺に位置する工業団地も注目されてきており、今回はハノイの北東に位置するビンフック省政府の協力を得て、現在造成工事中のバーティンU工業団地を視察した。ビンフック省政府は海外企業の投資誘致に積極的であり、今回も同省人民委員会委員長が自ら静岡ミッションの訪問に対応して、参加した静岡県企業の団員に対して同省への投資を呼びかけた。道路、水、電気、通信など基本インフラの整備がハノイ周辺地域にも進められており、ビンフック省も投資対象地域になりつつある。前日に視察したハノイ近郊の住友商事が出資して開発したタンロン工業団地に比べると、まだインフラの整備が進んでいない感はあるが、分譲価格、労働力を勘案すると、今後新たに進出を検討する日系中小企業にとっては、現実的な選択肢になりつつあるようだ。
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