東南アジア駐在員報告
2003年3月 企業動向
駐在員 ： 岩城 徹雄
シンガポールの経済開発庁もヤマハ発動機の計画に関心
- ヤマハ発動機がシンガポールに部品のアジア統括会社を設立するニュースは、シンガポールの英字紙でも、「シンガポールの世界クラスの港とロジスティックの設備が、日本の巨大メーカー、ヤマハ・モーターの部品コントロールセンター設置の決め手になった」との書き出しで、新会社の概要が紹介された。記事の最後にはシンガポールの経済開発庁幹部のインタビューが掲載され、「（この計画は）シンガポールが地域の自動車産業の成長を支える能力を有する強力な証拠」、「進んだITインフラ、広範囲にわたる技術的能力などが、アジアの自動車産業発展という同社の使命を確実に支えるだろう」と自画自賛している。
シンガポールでは、コスト高などの要因から、地域統括本部の他国への移転検討を行う外国企業も多く、同国の優位性を改めて示したというところか。
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