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台湾駐在員報告

2016年2月 社会・時事
駐在員 : 内藤晴仁


2015年12月、静岡県商工会連合会(以下「県商工連」という。)による県産品販路開拓事業「静岡美食祭典」が、台北市内にある富裕層向けスーパーの催事スペースで開催された。約1週間の催事期間中、県内から9社13名が出展者として参加し、県商工連のアドバイザーや台湾バイヤー、現地スーパー等の助言や協力を受けながら自慢の商品のPR等を行った。中には最終日を待たずして完売する商品が出る等、出展者も大変良い感触を得られたようで、今後の県産品販路開拓に弾みがつく祭典となった。

また、ほぼ同時期、沖縄県物産公社等が台湾バイヤーに働きかけを行い実現した浜松の特産品「うなぎいも(さつまいも)」の実演販売が、台北市内3か所のスーパーで行われた。黄色くて甘いうなぎいもは台北でも人気で、毎日大量に購入する「うなぎいもファン」の方も出現し、台湾側のバイヤーも継続した販売に前向きの姿勢を示した。

昨年5月、台湾では日本産食品の輸入規制強化等が行われたが、台湾人の日本産食品への関心は相変わらず高く、台湾の富裕層向けスーパーには現在も多くの日本産食品が並んでいる。週末になると日本の都道府県等が主催する実演販売や物産展がほぼ毎週のように開催されており、その様子はさながら台湾を舞台にして、日本各地の「特産品販売競争」が繰り広げられているかのようである。

こうした状況の中で静岡の商品を手にしていただくためには、@良質な商品を提供することA台湾人の商品への反応を観察すること、B台湾人の嗜好に合わせた商品を提供することの3点がポイントになると考えている。

中でも、「A台湾人の商品への反応を観察すること」は、販路開拓を行う際の最重要ポイントである。台湾人の商品への反応を肌感覚で知り、台湾人の商品への評価や批判を次回の商品開発に繋げていくことは、販路開拓の過程で欠くことができないものである。

次のB「台湾人の嗜好に合わせた商品を提供すること」はAにも関連するポイントである。台湾人は台湾風のアレンジ(味付け等)も好むが、割高でも日本の本格的なアレンジ(味付け)を求める方も少なくない。ターゲットとなる層の台湾人を決め、その嗜好を研究し、そのニーズに合わせた商品を提供することが販路開拓への近道である。

2016年も引き続き、市町や経済団体等と連携し、県産品の販路開拓機会を提供、台湾で県産品がより身近なものとなるような事業展開を進めていきたいと思う。


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