中国駐在員報告
2012年1月 社会・時事 駐在員 : 野村芳一
中国の旅行サイト「途牛(とぎゅう)旅遊網」が今月22日から始まる春節(旧正月)連休を前に実施したインターネット調査結果では、連休中の旅行予算として回答者の7割が「3,000元前後(約40,000円)」を挙げている。人気の旅行先は、国内では最南端にあり「中国のハワイ」といわれる海南島や雪祭り開催中の黒龍江省ハルビン、海外では香港、マカオ、東南アジア、日本、韓国などで、元旦の休暇に比べ海外への渡航熱が高まっているという。
しかしながら、中国の旅行サイトで訪日旅行を検索してみると、春節の期間を除くと4,000元(約52,000円)台の低価格からツアー料金が設定されており、日本政府観光局の分析では、現在の訪日観光客の回復は、このような低価格商品が下支えをしているとしている。現状は、未だ本格的な回復には至っていない状況にある。
訪日旅行の回復は、春節以降が本番と思われるが、中国の旅行会社の中には、静岡の観光地としての魅力を理解しているものもあることから、静岡便を使ったツアーの造成が少しでも図られるよう効果的なPRに努めていきたい。
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