台湾駐在員報告
2017年6月 社会・時事
駐在員 ： 宮崎悌三
今年で104回目を迎える世界屈指の自転車ロードレース、ツール・ド・フランス（主催機関は、フランスの大手メディアグループのアモリ・スポル・オルガニザシオン。以下、A.S.O.という。）が、７月１日からドイツのデュッセルドルフで開幕し、同月23日にゴールとなるパリのシャンゼリゼ通りまでの全長3,516kmのコースで競技が展開される。
A.S.O.は、1993年から、ツール・ド・フランスのうちの１区間だけを一般参加者が走ることができる「エタップ・デュ・ツール」を始め、2015年以降は、これを世界各地で開催している。今年は、世界五大陸14か所で開催されるが、台湾では初となる開催地として、台湾中部の台中市が選ばれ、９月17日に開催されることになった。
台中市は、自転車生産最大手のジャイアントも工場を構えており、台北市と同様に自転車シェアリングサービス普及にも取組んでいる、気候穏やかな街として知られる。
この大会では、従来の国際競技大会で通常用いられている「チャイニーズ・タイペイ」の呼称と旗に代えて、それぞれ「台湾」の呼称と中華民国の国旗をイベントのロゴに使用することが決まっているとのことである。
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